デジタル地図の利点

通行料計算  デジタル地図は、地図情報とそれを表示させるビューワから構成されます。ビューワには地図をディスプレイするだけでなく、様々な機能が盛り込まれています。
 基本となる地図部分は、ベクターデータを利用するものが増えてます。ベクターデータなら表示の拡大縮小をしても鮮明な解像度を維持できるという利点があるからです。一方でラスタデータも土地利用や標高分布などの色づけで、併用されてます。PC用地図ソフトで尺寸を変えると色が変わるものは、基本となる線をベクターデータで作り、尺寸によりラスターデータを切り替える作業が行われているのです。
 さて、デジタル地図の利点です。まず紙地図にあるページをめくる作業や一枚一枚地図を探す手間がないことでしょう。PC上でスクロールすればいいだけですから。紙地図にある地図の切れ目もデジタル地図には存在しません。自分の必要な部分をプリントアウトして持ち歩くことも可能です。北海道に旅行に行く時、沖縄まで載っている全国地図を持っていく必要はありません。
 そして、各種の計算や検索機能でしょう。左の画面は、上から高速道路料金計算、距離測定、地点検索です。これらは、紙地図でもやろうと思えばできますが、デジタルでの便利さにかかないません。また、地図画面を自由にカスタマイズできるのもメリットでしょう。お気に入りの場所を登録したり、デジカメの画像を貼り付けたりです。また、待ち合わせの場所や自宅部分を切り抜いてメールに添付すれば、間違いなく伝えたい場所を相手に伝えることができます。
 デジタル地図をこれから購入しようという人は、まず地図画面の見やすさを第一に考えてください。次に基本機能を確認しましょう。複雑な操作を必要とせず、すぐに使いこなせるようになること。地図なんですから、誰でもすぐに使えて当たり前です。その意味では、「なんじゃこりゃ」と言いたくなる地図もいくつかあります。
 ちなみに、ここにあげた地図画面はいずれも私が愛用しているものです。上ふたつが、アトラス社のプロアトラス2002。下がゼンリン社のZ5です。共に直感的な操作でマニュアルを熟読しなくても使える点が特に気に入ってます。最下部の画面は、別に実用性はないのですが、こんな機能に注目するのもいいでしょう。
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