インターネットで始まる身近なGIS

 GISとは、空間データ基盤の情報を、数値化させた各種情報と共に解析し、ある結論や分析結果を導き出すシステムです。何のことはありません、デジタル地図データを利用した情報システムのことです。極端な話、デジタル化した地図データが入った情報は、すべてGISと呼んでいいわけです。カーナビなどは立派なGISですし、Excelは地図データを扱えますから、GISソフトなのです。
 我々の身近にあり、最も利用価値があるGISといえば、左に掲げたようなインターネットでの検索をメインとしたサービスでしょう。上ふたつ、Yahoo!とLycosはまさに地図情報そのもののデータ提供です。その下のどこなびは、公共交通機関に特化した位置情報サービスといっていいでしょう。e生活は女性に人気が高いと聞きますが、各種の位置検索サービスを内部に盛り込んでいます。
 この4サイトが私のお薦めというわけではありません。これらはあくまでも一例です。身近なGISをインターネットで提供していく試みは、さらに広がりを見せるでしょう

 すべてはデジタル地図の誕生が始まりでした。世界基準での情報整備、規格統一も進んでいます。「どこ?」という情報を扱う地図の世界は、これからも一段と便利に、そして身近になっていくはずです。
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