人は、忘れる動物である

 

忘れ物の経験がない人はいらっしゃらないのではないでしょうか。

そういう私も、これまでにどれだけの忘れ物をしたか、思い出すだけでもはずかしくなります。

「人は、忘れる動物である」

と開き直って、忘れ物対策をするようにしています。海外旅行での私の忘れ物対策を、ご紹介しましょう。

●荷物はひとつに、一カ所に

原則として、手荷物はひとつにします。何か買った場合、カバンに入るものであればカバンに入れて、ひとつにします。

もし、大きな品やカサなどのようにカバンに入らないものは、一カ所にまとめて置くようにします。買い物袋がいくつもある場合は、大きな袋をもらったり用意して、ひとつにします。数が多くなると、自分でもいくつあったのか管理ができなくなってしまうからです。

とくに夜行の飛行機で移動する場合、目が覚めて、ヒコーキを降りてから忘れ物に気づくことがあります。できるだけ一つにまとめ、一カ所においておくことが忘れ物防止の鉄則です。

ひとつにまとめる、といえば、レストランに入った時など、帽子、サングラス、カメラなどは、カバンに入れると忘れないですみます。テーブルの上や、いすの背にかけると、ついつい忘れてしまいます。

どういうわけか、レストランで時計をはずし、テーブルの上にお忘れになった方がありました。小さなものは、食事のあとで見回してもナプキンの陰になったりして見逃すことがあります。小さなもの、大切なものほど、ポケットに入れたり、バッグに入れておきましょう。

●見えるように置いておく

ホテルのバスルームやクローゼット、机の引き出し、冷蔵庫の中に入れたものを忘れることがよくあります。チェックアウトのときに、ひととおり見回すことはもちろんですが、私は、見えるように置くことにしています。引き出しは、半分開けておく、冷蔵庫に物を入れた場合は、紙に「冷蔵庫にジュースあり」などと書いて、目立つようにカバンと一緒に机の上においておきます。

海外で忘れ物をすると、出てこないことがほとんどです。たとえ見つかっても、問い合わせの国際電話代や送料でおもわぬ出費になることがあります。

 それを防ぐためにも、忘れ物のチェックを習慣づけましょう。

「飛ぶ旅人、あとを逃さず」です。
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