dtabなど安価なタブレットは通信用SIMカードを使えないので、出先でインターネットを使うには別にルータが必要です。しかし、現在のほとんどのスマホは、スマホをルータとして活用する「Wi-Fiテザリング」機能を持っています。キャリア各社とも最初の2年間は定額通信料内なら追加料金なしで使えます。利用しない手はありません。
●各社テザリング比較
Docomo | au | SoftBank | |
---|---|---|---|
テザリング料金 | 0円 | 0円 ※2年目以降500円(税別) | |
パケット料金 (制限) |
Xiパケ・ホーダイ フラット 5,985円 (7GB/月) |
LTEフラット 5,985円 (7GB/月) |
iPhone 5,460円 (7GB/月) |
Xiパケ・ホーダイ ライト 4,935円 (3GB/月) |
Android 5,985円 (7GB/月) |
2011年以降に発売された各社のスマホは、iPhoneも含めほとんどがテザリング機能を備えています。一部例外がありますが、ドコモのテザリング可能機種はこちらで確認できます。ただし、通信料は激増するのでXiなど定額契約は必須です。
ドコモの場合、動画を頻繁に見るのでなければ、3GB/月のXiパケホーダイ・ライト (月4,935円)がお買い得です。
●スマホ側のテザリング設定
テザリングは、まずスマホ側で設定を行います。メーカーによって多少の違いはありますが、ほぼ同様の手順です。
まず設定の画面を開き、
@ 「その他」を選びます。
A 「テザリング」を選択します。
B Wi-FiテザリングをONにします。
C Wi-Fiテザリング設定を開きます。
D ネットワークSSIDとパスワードを決め、入力します。
・SSIDはデフォルトで電話番号の末尾4桁になっているので変更すべき。
・セキュリティはWPA2 PSKにしておく。
・パスワードは毎回入力するわけではないので、長めに設定しておく。
●タブレット側の設定(Wi-Fiルータの切り替え)
クライアント(タブレット)側は特にテザリングを意識する必要はなく、普通のWi-Fiのルータとして接続するだけです。
スマホ側でテザリングをオンにしていれば、タブレット側のWi-Fi設定にSSIDが表示されます。それをクリックして、一回だけパスワードを入力し、設定を保存します。それ以降は、接続のたびにパスワードを入力する必要はありません。
●Wi-Fiテザリング時の注意事項
テザリング中には使えない機能があるので、注意しましょう。