日記


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2005.12


12月19日(月)

 月曜日は、いつもだるだる。 さらに今日は、今日提出予定の書類が明日までで良いという事になって、気が抜けた。 …どうせなら来年までで良いとかにしてくれないかね、この時期。
 今日買った本↓
単行本;「ゲームシナリオのドラマ作法」;川辺 一外;新紀元社;(2005/12);ISBN:4775304348;\2,625

 特にRPGやアドベンチャーゲームなどに代表される、コンピュータゲームのシナリオがどうあるべきか、どう書くべきか、という「作法」に関して、映画やドキュメンタリーのシナリオを長く手がけてきた著者が、そのノウハウをゲームシナリオに関して論じた書。
 映画のシナリオや小説の書き方に関して書いた本は多いが、このようなゲームに特化した本は、(著者の前著を含めても)極めて数が少ないので貴重である。 簡単に書けるためのパターンが示されており、それも役に立つが、それだけでは良いシナリオは書けないわけで、より突っ込んだ研究として、実際の有名ゲームのシナリオが細かく解説されているのが特徴。
 個人的には、有名ゲームのシナリオに対する意見には結構異論がある。 まあ、僕の感想というのは、かなりゲームをやりこんだ人間の感想だから、「分かりやすい」ゲームが良しとするシナリオライターとは違うのかもしれないが、ゲームをやるというのは映画を見るのと違って能動的だから、もう少し「やりがいがあって難しい(ある意味分かりにくい)」ものをユーザーは求めているのではないかという気がする。
 そういう意味では、こちら↓は文句なし。
単行本;「「おもしろい」のゲームデザイン―楽しいゲームを作る理論」;Raph Koster 他;オライリー・ジャパン;(2005/12);ISBN:4873112559;\2,520


 ゲームはおもしろければ良い。いや、おもしろくなくてはゲームじゃない。では、「おもしろい」ゲームとは?何がゲームをおもしろくするのか?いや、そもそもゲームとは何か?何であるべきか?
 というような難しい問題に正面から取り組み、しかもそれを難しくなく「おもしろく」解き明かしてくれるゲームの「理論」書。
 科学・心理学・文芸など、さまざまな面から「楽しいゲームを作る理論」が語られる。 読みやすく、それこそゲームを楽しむように読める本。 どうしてこういう本は、みんな外国産なんだろうか。

12月16日(金)

 週末は脳と心をハッキングしてゆっくりと休もう
 この間の飲みすぎ事件から続いているわけじゃないと思うけど、どうも軽い風邪状態が続いているらしい。 そんなわけか、ろくに仕事が進まないまま1週間が過ぎていく。 年末なのに困ったものだ。 部屋の掃除も出来そうにないし。
 まあ、この前から色々買っている美少女なゲームは一応やったし、DVDも見たし、今週末はそうやることもない(来週は色々入荷するのだけど(^_^;))。 ちょっと本でも読みながらゆっくりと休むとしますか。
 ちなみに今日買ったのは、↓
単行本;「Mind Hacks―実験で知る脳と心のシステム」;Tom Stafford 他;オライリージャパン;(2005/12/16);ISBN:4873112710;\2,940

 こういう本をゆっくりと読むのも良いよね。 たまにはコンピュータだけでなく、自分自身もハッキングしなきゃ。

12月15日(木)

 萌えで英語勉強2
 今日も昼休みに、これとかこれとかいろいろ買ったのだけど、一番のメインはこれ↓。
単行本;「もえたん サブリーダー ~文法・表現編~」;;三才ブックス;(2005/12/15);ISBN:4861990246;\1,500

 まじめに英語の勉強に使えるのに、ネタとしてしか評価されなかった「もえたん」。 ネットで反論しようにも、英語力のない僕には無理な話だった(ネタは全部分かりすぎるくらい分かるのに(^_^;))。 そこに、「もえたん/Moetan2」から例文を選び、解説したこの本が出たわけだ。 ちなみにネタ解説も充実。
 これで、来年のTOEIC試験もばっちりに違いない…うん、そうだそうだ、そうに違いない、そうに決まった。 あとは音声CDさえ出てくれれば完璧だと思う。 マジで。

12月13日(火)

 年だねえ
 土日はゲームとかやってて、月曜の深夜は某アニメなんか見てて、火曜日は睡眠不足でふらふら。 そんなわけで、風邪を引いてしまったのに、月曜日には会社の部の忘年会があった。 かなり抑えて飲んでいたつもりだったのだけど…結果はへろへろ。 何年かぶりに思いっきり寄った挙句、思いっきり吐いて、今日は会社を休んでいます(顰蹙!)。 まあ、みんなの前では我慢して、吐いたりしなかったので良かった(寮に帰って、四階の自分の部屋に行く前に、一階のトイレで吐きまくった)。
 自分の状態と酒の量を読めないなんて、20年前ならともかく(^_^;)。年なのかなあ(笑)。
 やだやだ。

12月6日(火)

 ムーンホークス説
単行本;「人類の月面着陸はあったんだ論―と学会レポート」;山本 弘 他;楽工社;(2005/11);ISBN:4903063011;\1,680

 土日はゲームとかやってて、月曜の深夜は某アニメなんか見てて、火曜日は睡眠不足でふらふら。 でも、昼休みには本屋へ行く(^_^;)。  ちょっと前に流行り、未だにくすぶっている「ムーンホークス説(人類が月に行ったのはでっちあげだったという説)」のトンデモさを科学的に検証するとともに、自分で調べ、自分で考えることの大切さを説いた、「と学会」のレポート。ムーンホークス説のトンデモさを分かりやすく解説するだけでなく、まともな宇宙開発史や基礎知識もまとめられており、大変ためになる。
 1章を「人類の月面着陸は無かったろう論(副島隆彦 著)」の検証に当てている。この「たろ論」はいわゆる一般的に愛嬌のある愛すべきトンデモと違って、ただの誹謗中傷のたぐいであり、「トンデモ大賞」を与えるのは良いが、本来「と学会」がそれほど熱心に取り上げる価値のある本ではない。いわば「悪いトンデモ」と言って良いだろう。「と学会」が取り上げてこのように本にしたのは、「と学会」が副島氏に名指しで中傷(挑戦?)されたことと、ムーンホークス説がマスコミなどで肯定的に取り上げられ、あまりにもたくさんの人が信じてしまったことによるのだろう。もちろん、「たろ論」のみならず、ムーンホークス説のトンデモさが徹底的に示されている。
 「まえがき」や「あとがき」にも書かれているが、いつもの「と学会」の本よりも、自分で調べること、考えることの大切さを読者に訴えるものになっている。トンデモを簡単に信じる人が増えてしまっていることに対する、「と学会」からの警鐘であろう。
 自分のやりたいことや夢(たとえばロケットを月に送りたいとか!)をかなえたいのなら、正しい知識と考えが必要であり、それを努力して手に入れれば夢をかなえることが出来る。それが出来ない人間は悪いトンデモになって他人の夢を否定することしか出来ない。それを教えてくれる本。

12月3日(土)

 萌えで英語勉強
Windows用ソフト;「萌える学習キット~もえがく~強化版」;アスク;(2005/11/25);\9,240

 昨夜は数学の勉強でがんばったけど(12/2日記参照)、今日は英語の勉強。萌えで勉強するというと、「もえたん」が有名で、その後いろいろ似たものが発売されているわけだが、結構使えそうなゲームも出た(公式ページ)。
 …絵は結構微妙…(笑)
 だけど、声優は結構良かった(米国在住経験があって「Z会」のCD吹き込みやってる人とか、元通訳とからしい)。「強化版」は、英文の朗読CD(OP/ED曲つき)やカードが入っていて、まあ勉強しようというなら強化版じゃなければ駄目でしょう。絵馬も入っていてオススメ。
 ネタとしてははずせないか。

12月2日(金)

 オイラーを読め、オイラーを読め、オイラーは我々すべての師だ!
単行本;「オイラーの解析幾何」;レオンハルト・オイラー 他;海鳴社;(2005/11);ISBN:4875252277;\10,500

 「無限解析序説」全2巻の2巻に当たる。第1巻は同出版社から「オイラーの無限解析」という題名で2001年に出版されている。4年待たされたわけであるが、待たされただけの甲斐はあった。原著はラテン語であり、ろくな英訳本がなく、フランス語訳版が良いと言われても、浅学の身にはとても手が届かない(実は、昔の数学の本とかを読みたくてラテン語をかじったこともあるのだ)。原典から訳されたこの書は、まさに快挙(^_^)。
 実は昼休みに買ったら、午後はもう早く読みたくて、気になって仕事にならなかった(^_^;)。
 途中までだけど読んでみての感想は、当たり前なのだがオイラーが目指した無限解析は、関数の研究のためにあったのだな〜、ということ。現代は厳密性重視するあまり(大変重要なことだが)、オイラーが後に問題となるあいまいな部分に気づかずに、いわば「天才の勘」で議論を進めたかのように言われることが多いけど、それが間違っていることが良くわかる。
 1万円という値段は結構高かったけど、満足。土日はこれでばっちり。もちろん溜まっている美少女ゲームとDVDも片付けるけど。ああ、やっぱり僕は本と2次元の女の子さえあれば何にもいらないや。うるうる。


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