コンピュータアルゴリズムのバイブルである、「The Art of Computer Programming」の改訂版。全改訂本ではなくて、正確には「差し替え」本といったものなので、これだけではなくて元本が必要であることに注意。
第一弾である本書は、このシリーズで使われているコンピュータMIXが進化したMMIXとその機械語に関する部分である。全巻にわたって基本となる部分であるので、元の本とともに揃えておかなければならない本である。また、この部分を読み返すだけでも、コンピュータアーキテクチャの勉強になる。
残念なのは、これが最後ではなくて、おそらくどこまでも改訂をし続けなくてはいけないということだろうか。もちろん、それはすばらしいことでもあるが。MMIXに関しては、しばらくは大丈夫なはずである。