日記


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2007.3


3月16日(金)

 3月15日へのレス
 覚書代わりの自己レス。

 ちなみにこの事件で幇助「された」とされる事件の判決文は、裁判所のwebページからダウンロードできる(平成15(わ)2018)。

 その判決文を読むと、弁護人の主張が、
・こちらが幇助で、正犯はwinny作者だ(をい)
・映画のDVDは著作権で言う「映画」ではない(じゃあ何だ)
・被告は光ファイバーを使っていて、電気を使っているのではないから、「電気」通信でないから罪にならない(をいをい)

 …などと、言いたい放題で、これに対する裁判官の判決文の文章が、かなりイラついていて笑える(笑える判決文は珍しい)。

 この事件の判決もみんなにもっと知られて良いと思う。


3月15日(木)

 判例タイムズ1229(2007.3/15号)
 Winny事件の判決文が掲載されるという情報があったので、買ってみた。この件は、技術と法律のどちらか一方にしか詳しくない人がネット上でたくさん言いたいことを言っているので、個人的にちゃんとまとめてみたいと思っている(僕はどちらも中途半端かもしれないけど)。それはそのうち、会社での勉強会も兼ねての話。ここにはたいそうな感想を書く気はないので、軽く。

 そもそも、この件については、「Winnyでただで違法ソフトを手に入れよう!」等という本を出版しているようなマスゴミの目茶目茶な煽りである、「ナイフで人を刺したら、そのナイフを作った人間も罪になるのか?」というような、「幇助」の意味をわかっていないような話ばかり出回ってしまい、有罪判決が出たときも、「これで技術者は安心して研究できない。日本は駄目だ」みたいな間違った話が飛び回っていた(今も飛び回っている)。

 しかし、今回判決文を見た限りでは、至極まっとうな内容と感じた。幇助というのは、ある程度罪を犯すことが予想出来ている他人に対して手助けをしなければ、成り立たない。要するに、ナイフに犯罪以外の使用目的があるのなら、ただナイフを作ったり売ったりしても、そのナイフを使って他人が人を刺しても幇助にはならない。幇助になるのは、例えば目の前で喧嘩をしていて、明らかに今ナイフを渡したら喧嘩相手を刺す可能性が高いと予想出来るような場合に売る行為だ。

 問題は、どれくらいの可能性の予想で幇助になるか、だ。ナイフによる刺殺事件は時々起っているわけだから、ナイフを作っている人は、もしかしたらこのナイフで殺人が起るかもしれない、という予想は出来るはずだ。ただ、その可能性は低く、よりによってこのナイフでそんなことが起こることは殆どないだろう、と思う。どのくらいの可能性を予想したら幇助なのか。
 僕は、所謂47氏(2ちゃんねるでの匿名:47番目の発言者)の発言が、被告本人のものと認められるか、というところで判決が分かれると予想していた。47氏は、「現行制度を変えるには、著作権侵害を蔓延させるしかない」等と述べており、これが被告の発言なら、幇助が認められる(有罪)。しかし、被告側は、このような書き込みは本人でない成りすまし(2ちゃんねるは匿名で発言するため、成りすましが容易である)のものであると主張していた。本人の発言という証拠がなければ(あるいは本人の発言でないという証拠があれば)、幇助は認められない(無罪)だろうと。

 判決結果(有罪)を聞いて、それなら検察側は47氏の発言が被告本人の物だという何らかの証拠をつかんでいるのかなと思ったので、だとしたら罰金刑は軽いな、と。そこが疑問だった。今回判決文を読んでみると、検察側はその証拠をつかんでおらず、類似の発言をしている身内へのメール内容が幇助を認めた理由になっている。その内容は、はっきりと著作権侵害を蔓延させようとまでは書かれておらず、結果としてそれほど著作権侵害の意図はなかったと判断され、罰金刑になったようだ。

 大事なのは、技術者が安心して研究できないなどという判決ではないということ。むしろ、判決文では必要以上に「技術に問題はない」と強調している。弁護側はマスゴミ向けに「技術者が安心できない」などということを強調するより、幇助が成り立たないという論理を詰めた方が良いような気がする。

 微妙な判決なので、控訴審でどうなるかわからない。また、被告側だけでなく、検察側も控訴していることも(刑が軽いことを不満として)もっと知られるべきであると思う。

3月14日(水)

 Newsweek 3/21号
 Newsweekともあろうモノが…(T_T)
 Newsweekは、各地域ごとにその地域に合わせた内容の地方版を出していて、日本版は日本特有の記事が多い。とはいえ、外国人記者による他の日本の雑誌や週刊誌にない視点の記事が多いため、コストパフォーマンスが悪いにもかかわらずマメに買っている。
 通勤途中に読むのにちょうど良い厚みなので、地下鉄の中で普段は読んでいるのだが…

 地下鉄内で読むのが気が引けたのは初めてだ(^_^;)。

 残念ながら、「萌え」の記事は多数の国の話を集めてあるものの、特別な内容はなかった。よくある「萌え=ロリコンアニメファン=オタク」という偏った見方だ。
 まあ、今や日本でも、ただのロリコンアニメファンや、「自分が好きだからではなく、世間で流行っているからアキバにやってきた」という連中がオタクを標榜し、「萌え〜」とかほざいているのだからしょうがないが。
 僕のような古参のヲタクは、すでにアキバが居心地悪く感じるのもしょうがないのだろう。

 *ちなみに、従軍慰安婦の記事は読む価値があった。

3月10日(土)

 DVD買っちゃった…(2)
DVD;「魔法陣グルグル グルグルBOX(1)」

DVD;「魔法陣グルグル グルグルBOX(2)」

DVD;「ドキドキ伝説 魔法陣グルグル DVD-BOX(ククリぬいぐるみ付き)」

・ドキドキ伝説 魔法陣グルグル DVD-BOX(ククリぬいぐるみ付き)
 寮を追い出される予定なので、本やパソコンのゲーム、DVDなどをすべて電子化で圧縮している毎日だが、逆に、せっかくだから今のうちに買いたい物はみんな買ってしまおう、と前に迷ったけど買わなかったものを購入(をい)。
 ギャグもいいが、アニメは音楽(BGM)が出来が良いんだよね…ってまた無駄使いを…(約10万円)。

 ま、いいか。

3月7日(水)

 DVD買っちゃった…
 迷ったんだけど買っちゃいました。最近無駄使いが多い。
DVD;「きまぐれオレンジ☆ロード The Series テレビシリーズ DVD-BOX」

 雑誌連載が主人公達と同年齢で、TVアニメ時も大学生だったからねぇ。TVシリーズの完結編である劇場版「あの日にかえりたい」(注)は、自分の青春の終わりと重なりましたよ…(遠い目)。LDも初回版を持っていて、いつかDVDにコピーしようしようと思いながら、そのままに。もうLDは捨ててしまおう。
 初回特典のフィギュア(鮎川まどか)は、はっきり言ってあまり良い出来ではない。まあ、今の僕はパッケージも何も全て廃棄して、DVD本体だけ残すけど。
 (注)「あの日にかえりたい」は、今月末発売予定の「The O.V.A. オリジナル・ビデオ・アニメーション DVD-BOX」には収録されない予定。…まあ、批判も多かったからねぇ(^_^;)。
DVD;「Funny Pets ファニーペッツ Vol.1 ディレクターズカット版」;

 井川遥が下着姿でうろうろ…じゃなくって。このシュールさが何ともいえない。いま、深夜アニメで見てるのこれだけだよ(^_^;;)。最近の深夜アニメはどうしたんだ…。
 どうしようか迷ったんだけど、なんとなく勢いで購入。

 あとはウゴウゴルーガか?


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