第11話「ラッシュバレーの奇跡」 粗筋:(アニメ公式サイトより) ウィンリィたっての希望で、ともに機械鎧技師たちの聖地「ラッシュバレー」を訪れたエドとアルだったが、到着早々国家錬金術師の証である銀時計をパニーニャという少女に盗まれてしまう。だがそれがきっかけとなり、エドたちはパニーニャや、パニーニャの両足につけられた機械鎧の作成者ドミニク、そしてドミニクの家族らと思わぬ触れ合いを持つことに。 ドミニクの機械鎧技師としての腕を見たウィンリィはなんと彼に弟子入りを申し込む。そんな中、身重だったドミニクの息子の嫁・サテラが急に産気づいた。 ここひと月くらい、思い出したように積みゲーとなっていた『Fate/stay night』をプレイしていました。 思えばアーチャーのイベント画に一目惚れして、発売後まもなく買ったこのゲーム。なのに一周目の半分程で、諸事情により中断したまま月日は流れに流れてほぼ5年ぶりに再開。攻略と首っ引きで、これじゃゲームぢゃなくてただの絵付き小説ではーと遠い目をしつつもコンプリート。まさか今更プレイする羽目になるとは思っていなかったよ。 これで同人誌もサイト回りもほぼ解禁で嬉しい限りです。再開する気なかったのに、ネタバレ避けて今まで色々と見ない振りしてきたしねえ。 これから今更にファンディスクの『Fate/hollow ataraxia』やってー。今更にPS2版やってー。格ゲー版のアンリミテットコードの封印を解いてー。DVDも見てー…ってコトで、夏コミ落ちて時間出来ました。てへ☆ orz と、とにかく夏コミ用に空けていた時間で、Fateの派生作品やったりサイトに手を入れたりしていく予定です。珍しく友人のジャンルと日にちが重なったのに残念無念。 それにしてもアーチャーカッコいいよアーチャー。荒みきったように見えて、結局一直線バカな部分は変わっていないとか可愛すぎるよ。ランサーも同じくらいカッコいいよ。むしろカッコ良さではランサーに分があるよ。 一応エロゲなのに、死ぬほどやおい萌えさせて貰える作品も珍しいですな。とりあえず基本アーチャー総受けで。エロゲ原作らしく調教とかもありで。 で、なんでこんな余所の萌えが前振りかというと、アーチャーの配色ってエドだよなーと常々思っていたから。かたや身長180越え、かたや幼馴染みの女の子より低いけどね。ま、童顔とか思い込んだら一直線バカとか総受け属性ってトコロは一緒。 配色だけで言えば、青基調のランサーは大佐ってコトになるのだろうか。容姿も中身もまーるで似ていないようですが、自分勝手な性格しているように見えて、実は規律を守る義理堅いヤツというトコロは、ランサーも大佐も似たりよったりだとも思う。攻でありながら受け属性も持つトコロとか特に。 前回の鬱憤を晴らすべく明るい回。そして女の子大活躍の回。今アニメは女の子が素直に可愛いと思えて嬉しいです。 惜しむらくは、コミックス5巻の半分強を30分に収めるために小さなエピソードが大分削られてしまったコト。パンツ一丁とフンドシ一丁は残しておいて欲しかったよ、パンツー! 前回なくなったアバンタイトルの復活。その分をパンツに当ててくれれば……。 前回のおさらい。その分をパンツに……。 それはサテオキ、ヒューズの死を子供達が知らないってコトをきちんと言及していましたな。そこは私的には重大ポイントなのでGJと思いました。 ラッシュバレー。 どうでもいいが、タイプの男が多すぎるよラッシュバレー! 頭にタオル巻いてる咥え煙草で上半身裸のにーちゃんとか、頬にキズのある笑顔の爽やかなにーちゃんとか、目が機械鎧化しているのにやっぱり笑顔が爽やかすぎる髭のおっさんとか、逞しく焼けた肌を惜しげもなく晒す髭のにーちゃんとか! ある意味ひとつのパラダイス。ウィンリィでなくても鼻息が荒くなるってなモンです。筋肉万歳!……なワケではないのだけれど、職人が好きなんですよ。 怒りマーク出しまくりのエドとハートマーク出しまくりのウィンリィが可愛かったですな。錬金術関係の場所だと立場は逆となるとみた。 エド、ナンパされるの図。 職人さんにモテモテで羨ましいねえ。随分ともみくちゃにされていたけれど、どっかヘンなトコ触られてないか? パンツも出てきましたが、弟と兄貴の『パンツ一丁』『フンドし一丁』の掛け合いはなし。機械鎧の腕相撲を削ってもここだけは入れて欲しかった…っ! 兄貴だけかと思いきや、弟とウィンリィもモテモテでしたな。 パンツ漫才はなかったけれど、エドの上半身裸が見られたのは嬉しかった。ほどよく引き締まった腹筋といい、見栄え追求とは違う、実用的な無駄なく付いた筋肉といい、でも幼さが残った体躯といい……マジ最高でないか? 右腕の機械鎧と生身の部分の配分も絶妙で色っぽいよなあ。色々と辛抱たまりませんでした! 銀時計がなくてパニックのエドと残り二人。 3人揃って同じポーズで固まっているのが可愛らしいっつーか可愛いつーか。特にアルはデカい成りしてなんであんなに可愛いのさ。 そしてエドは沸点低すぎです。 原作と違い、古物商を経由せずにドミニクさん家へ直行。 銀時計売って現金にした方が現実的だと思いますが、そこは大人の事情ですかねえ。主に時間が足りないっていう事情。 まあそのお陰で、エドが町中を器物損壊して回らなくて済んでよかったやもしれません。修復するにしても、ほら…エドのセンスって独特だから…。 うだるような山道でパニーニャ発見。 アルも大概だが、エドも目がよすぎるだろう。あんなに離れていて掌に収まるような銀時計までよくぞ見えた。クラス名アーチャーか?(ちょっとFateが抜けきれていないっす) パニーニャから足を止めて振り向いていましたが、エドとウィンリィのケンカはそんなに大声だったのだろうか。キャンキャンうるせーとか思ったに違いない。 パニーニャとの追いかけっこ。 町中でない分、気を使うコトがないからかエドは大技連発していましたな。パニーニャを閉じ込める籠に、紐吊り用のリングをつけちゃうアルの律儀さもステキです。 巨大な手をすり抜けるパニーニャの浮遊感が、見ていて気持ちよかったです。アクション的に満足でした。 しかしこーいう時のエドの練成は、何故『手』なのだろうか。実は大きな手に支えられたいって無意識の表れだったりするかも等と考えると、ちょっと興味深いです。 足にカルバリン砲まではやりすぎだろう。思わず首が吹っ飛んじゃうアルが、アシュラ男爵よろしく片手で抱えて走るアルが、ずっこけて頭転がしちゃうアルが大好きです。 ウィンリィの機械鎧バカっぷりも素晴らしいね。エドはウィンリィの姿を見て我が身を振り返るよろし。錬金術バカっぷりを発揮している時は、きっとエドも、機械鎧を前にしたウィンリィと変わらないだろうて ドミニクさんの息子さんは、密かにいいメガネだと思っています。そんなメガネっこに恋するオトメな瞳で詰め寄るウィンリィは可愛いねえ。ホント、機械鎧が好きなんだねえ。でもエドが焼きもちやくぞーw ってトコロでドミニクさん登場。原作の3割り増しでカッコよく見えます。今回、筋肉の描き方がモロ好みでハァハァします。声も渋いしねえ。オヤジ万歳! パンツ一丁のエド。背中のラインがたまらん…っ! 大きくなった兄貴は足だけ伸びてるって…。妄想するにも慎ましさが必要だと思うんだ。ま、私の脳内でのエドには、色々な意味で慎ましさなんかないけどね…。 弟子入りを間髪要れずに断るドミニクさんにちょっと萌えました。そしてデカい兄さんよりミジンコ兄さんのが可愛いと思います。 弟に引きずられるエドが可愛すぎる。落ち込む兄貴を気にせず持ち帰るアルはカッコいいなあ。点目がプリティだよ。 赤ちゃんが入っている大きなお腹におそるおそる触る兄弟は可愛かった。何とも不思議そうな表情とか、お腹が痛むのを見て『大丈夫?』と、小さな子供の口調で言っちゃうトコとか。普段は大人顔負けにしっかりしている分、年相応な子供の顔を覗かせるとホッとします。 ま、アルが触って分かるのかなーなんて、意地悪なコトをふと思ったりもしたけれど。でも何も感じないとコップひとつ持てない気がするしなあ。熱いとか痛いとか感じないだけで、物に触れる感覚はあると考えないと日常生活が送れないキガス。 パニーニャの昔話。 ほぼ原作通りなのだけれど、『この世の終わりって感じ』で明るい笑顔だったり、『死人の目』の台詞がドミニクさんに拾われた日の回想後だったりと細かい所が違っていたワケですが。 私的には原作よりすっきりした良い構成だと思いました。パニーニャの言い方も抑揚も良かった。 でもウィンリィの説教は、原作版の方がさっぱりしていて好みだなあ。BGMともども、ちとお涙頂戴色が強くないか? とはいえ、両足踏ん張ったウィンリィが可愛かったので、そしてこの方がTV的に分かりやすいとも思うので、これはこれでいいかもしらん。 銀時計の中にはエドの秘密が隠されてーは、ここも原作のパニーニャがウィンリィにのっかる方が好きかな。つーかメガネっこの出番が削られて悲しいよ。貴重なメガネ成分なのにー。 ウィンリィの表情の移り変わりが細やかでいい感じでした。 ウマー!言うエドの埴輪みたいな目がたまらなく可愛かったねえ。自分たち以外のコトで慌てるエドって貴重だわw エドが橋を作る、本人は一生懸命だけど結局何の役にも立たない(ひでえ)エピソードはなし。これはあった方が良かったんじゃないかなあ。その方がエドの無力さを表現出来たろうに。 まあ、生まれる言われてオロオロするしかない、いざという時役に立たない男共の姿があったからいいかー。オロオロするエド可愛いしのう。 サテラさんの出産。 原作でもアニメでも、ウィンリィに『がんばれ』言うシーンは可愛すぎて困る。特にアルの握り拳がキュートすぎる。 いくら両親が医者でも知識はあっても、実際に自分の手で取り上げるのは恐ろしいよねえ。母体と子供の両方の命がかかってるんだもの。それをするしかないとはいえ、自ら請け負うウィンリィは尊敬します。猫の子なら取り上げたコトあるけれど、人間は怖くて出来ないわ。 でも髪はきちんとまとめておいた方がいいと思うの。 原作とシチュエーションが違うので、『オレは無力だ』が、悔しそうというよりも怖くてドキドキってな感じだったのが微笑ましかったです。扉の中から痛い聞こえて、すみっこで兄弟抱き合ってビクビクしてるのも可愛いったらないよ。神頼みする兄貴とか貴重だわー。 原作の『心底怖いと思ってる』は欲しかった。きっと師匠に会うより、ホムンクルスと闘うより怖かったに違いない。 縮こまって耳塞ぐエドがホンットーに!可愛かったです。 無事の出産。パニーニャが倒れこんじゃうの分かる。生々しすぎるよなー。 すげえ連発して喜ぶエドが、子供っぽいというか男の子っぽいというかでこれまた貴重。現在の原作エドを見ると、何だかんだいって成長してるんだなーて思いますな。 赤ちゃんに産湯を使わせてる後ろの、ハート飛ばした背後霊と化しているアルが、これまたキュートでした。 銀時計開けちゃった告白。ショックだったんだろうけど、頑張った女の子落とす事ないと思うんだよ、うん。 アニメ鋼の背景には概ね満足どころか素晴らしいと思うのだけれど、二人の全身が映るカットではイマイチだった気がー。動きもイマイチだった気がー。 でもウィンリィの手を引いて椅子に座らせるエドの図にはぐっときた。 アルにも見せたコトがないって、銀時計の中身は二人だけの秘密じゃん、そう言えば。これにもぐっとくる。……パニーニャも見ていたね。二人きりの秘密にはまだ早いか? 家を燃やした時の回想シーンで親子3人の写真が燃えていたってコトは、あの家にあった物は本当に一切合財、燃やしちゃったのだろうか。 それだけ決意が固いのだろうと思うけれど、自分の犯した罪を消え去りたいって想いもあったんじゃないか等と、ちょっと意地悪な事も想像します。前を向いて歩く強さより、逃げ道を無くさなければ進めない弱さを感じる。そんな想いを含めての、戒めの銀時計ってコトかなーとか。 この辺の話のエドって強い子だなーと思って読んでいた覚えがあるけれど、改めて見てみると結構脆さも表に出ていたんだと思いました。この頃は、自分の弱さに気が付いてなかったんだねえ。 こーんなお子様で朴念仁な自分のために泣いてくれるウィンリィには、エドは心の底から感謝するべき。 しっかしエドは小さいのにオトコ前だねえ。それに負けないくらいウィンリィもオトコ前。いいコンビだと思います。 いいカップルになるかは今後の努力次第。主にエドの努力が必要だとオモ。 孫を前にしたドミニクさんのデレっぷりときたら…っ! ええ見覚えがありますとも。堅物だった叔父が、偏屈だったあの人が、孫の前だと顔も態度も声色すら変わったモノよ。 ウィンリィに頭を下げるドニミクさんに、腕のいい技師を紹介してやると頬を染めて目線を合わせないドミニクさんに萌えました。扇子持ってのエドのせこさにも萌え…たか? リゼンブールの女豹の出番がなしなのは、ちょっと残念。いーつか何処かでお姿をー。 駅での別れ。 ヨキ様出番ないのに手配書で登場。鉱山話やらないとパンダ娘出られないしどうするんだろう? 手配書仲間にスカーがいるのはいいとして、真ん中は何気に強欲さんだよね? スカー共々もう少しハンサムに描いてあげればいいのにー。 出発中の汽車逃すと3日後って、そんなに交通の便が悪いのか、ダブリスが田舎だというコトか。 アルに引っ張られて汽車に乗るエドは、なんというか小動物を見ているようでした。性格だけだとシマリスくんというより、ショーねえちゃんて感じだけどなー。 去っていく汽車で、右腕見せながら段々小さくなっていくエドが印象的でした。さり気ないけどキレイに動いてるなーって思った。 残ったウィンリィの決意を秘めた笑顔に和みつつ幕です。 逝く者あれば誕生する者あり。原作読んでいた時はあんまり気にしなかったけれど、ヒューズの死と対比した、生の物語だったんですね。死に臨むのは大人で、生に臨むのが子供ってのも面白い。 今回は、とにかく女の子陣が元気で明るくて可愛くてたまりませんでした。ウィンリィもよかったけれど、パニーニャは輪をかけてよかった。声もぴったり。 女の子を素直に応援出来るって気持ちがいいです。 パニーニャとの追いかけっことかラストの汽車のエドとか、随所で浮遊感があるというかスムーズというかな、きれいな動きがあったのが印象的でした。派手ではないのだけれど、滑らかに動くなーと記憶に残る感じ。 きれいといえば、今回妙に筋肉が上手かったようなー。エドの裸体なんて原作よりそそられたし、ラッシュバレーの職人さんたちのガチムチなカッコよさは異常。裸率高かったからそう感じたのかなあ? 削られちゃったエピソードが結構あったのは残念だったけれど、上手くまとめたなーとも思います。2回に分けるような話でもないし。パニーニャの回想とか、原作よりすっきりしてるなーと思う部分もあったのも嬉しい。でもパンツ惜しいよパンツ…。前のアニメでも削られちゃってたしねえ。 気になったのはギャグの演出かなー。書き文字とかあまり入れない方がいいと思う。ちょっと滑ってる感じがしました。初回ほど違和感はなかったけどね。 気になった点もありましたが、総じて明るく面白い回でした。 さて来週は1クール目の最終話。鋼の錬金術師の重要ファクター『一は全、全は一』のお披露目&とうとう師匠と御対面。 小さい兄弟を堪能出来そうだけれど(あの木の葉のマントは笑っても許されるだろうか)、師匠が川の氾濫を堰き止めるシーンがある所を見ると、30分でぎゅうぎゅうに詰め込む予感。 上手くまとまっているコトに期待。そして小さい兄弟の比率を多めにお願い! (2009.6.16初出)
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第12話「一は全、全は一」 粗筋:(アニメ公式サイトより) ダブリスに到着したエドとアルは師匠・イズミとの久方ぶりの再会を果たす。邂逅の余韻覚めやらぬ中、エドはイズミより父・ホーエンハイムの消息を伝え聞くことに。 その晩、イズミと初めて出会った時の事を思い出すエド。母の死からまもなく、錬金術の腕を磨くためイズミに無理やり弟子入り志願したエドとアルだったが、2人を待っていたのはなんと無人島での一ヶ月サバイバル生活だった。 イズミは言う「“一は全、全は一”、その答えを見つけなさい」。果たして2人の修行の行く末は? 7/9からアニマックスで鋼第二期が放映開始だそうで、最近頻繁にCMを見ます。それが疾走感があって結構カッコいい。 TVスポットは悲劇性を前面に押している感じですが、アニマックスの番宣は、最初にお母さん練成で持ってかれた所を映した後は、OPに合わせてアクションシーン中心でがっつり盛り上げてあって気持ちがいい。お気に入りです。 人類の原罪ーみたいなシリアスもいいけれど、B級冒険活劇な鋼もやっぱり好きですな。エドが元気いいと見ていて楽しいし。 6月に劇場版鋼も放映するのでこちらもCMを観ますが、まあ劇場版だからってのもあるけれど、キャラの美しさでは前アニメに一日の長があるかと思いました。 でも同時に、今のアニメの少年ぽいエドもかーなり好きだなーとも思うのです。やはり前期と今期じゃ別アニメだと再認識しますな。みんなちがってみんないい。 それはサテオキ、DVD特典の『盲目の錬金術師』のCMは、ネタバレしすぎだと思うのですがー。 1クール最終回に相応しく、『一は全、全は一』の回。原作がラスト間近いせいか、錬金術に関して原作6巻当時より突っ込んでいましたな。 そのせいってワケでもないのでしょうが、お面被ったメイスンさんの活躍が削られちゃったのが残念。子兎のやうに怯えて涙目のエドが見たかったのにー。 やはり少々詰め込みすぎかと思いましたが、ちゃんとまとめてくる辺りが今アニメはホントに上手い。 そして『可愛いは正義』だと思った30分でした。 今回はアバンも先週のおさらいもなし。しょっぱなからパパンのしけた面。はっきり言って普通に怖い。 恐らく胸に秘めた決意のせいで厳しい表情になったのでしょうが、あの見下した目を最後に、母親が死んでも家に帰って来ない父親に愛情を持てって方が無理な気がー。ホーパパは不器用にもほどがあるよ。 夢から覚めたエドがしけた顔するのも仕方なし。 ダブリス到着。シグさんはイケメン。これは譲れない! 兄弟の頭をワシワシ撫でる仕草は萌えと言うしかなし。ワシワシされて縮んじゃうなエドも可愛いけれど、頭撫でられて頬を染めるアルは可愛いですねえ。初めて子供扱いされたも何処かでやって欲しいよ、ホント。 目が赤く光っていて怖いです師匠。今にも放射能吐きそうです。 原作では 師匠とシグさんのラブラブ新婚さんっぷりはお熱い限り。ハートに文字通り当てられているエドがなんともv 賢者の石からホーパパの話へ 賢者の石に詳しい錬金術師の話題に目を輝かせていたエドが、ホーパパの名前が出た途端に様変わりしましたがー。 冒頭のあの目と回想を見れば、それも仕方がないコトよ。ホーパパも色々と余裕がなかったのだろうし、愛しい我が子を見て決意を新たにしたんだろうとは思いますがー。 いかんせん顔が怖い目つきが怖い。 原作のホーパパを見ていると、不器用にもほどがあるよなーと思います。長生きしているくせに、自分の子供にどう接していいか分からないのだろうねえ。 エドも十分顔が怖いので、要らぬ誤解を受けないように今から笑顔の練習しておくといいと思うよ。キミの笑顔は100万ボルトだしね(古すぎて自分でも恥ずかしい喩え) 原作で、寡黙で何考えてるかわっかんねって感じだけれど、家にいる時はきちんとエドに接していたのだから、きっかけがあれば父子で分かり合えるとは思うのですがー。何分にも頑固父子だからなあ。 パパの死に面してやっと和解なーんてコトになったら絶対後悔するだろうから、ここはエドが大人になって歩み寄ってだね。……無理かなあ。それもこれも、ホーパパが最初にボタンの掛け違えをしちゃったからであって、自業自得とも言えるワケで。ぶつぶつぶつ。 それはサテオキ、小さい兄弟の可愛さは異常でした。エドのあくびと笑顔で攻撃力MAX、我撃沈です。うとうとしながら兄貴のパジャマをしっかり握るアルも可愛いなあ。 せっかくお母さんだけじゃなくてホーパパにも天使の笑顔を向けたのに。ホントにホーパパは不器用すぎる。 2話でお母さんとの描写がやけにあっさりしていたなーと思いましたが、ここに持ってくるのかそうなのか。なるほどねえ。 ある意味原作通りなのだけれど、先に概要を見せておいて各論は後からーってのは好きです。上手い事2つのエピソードに分けたものよ。 アルをくすぐりながら、パパはすぐに帰ってくると言うお母さんの目に涙が滲んでるのを、お兄さんであるエドは気づくとか、ベタだけどいいシーンでした。 牛乳と格闘しているエドを尻目に、アルはごっくん飲み干してるとか。おねしょアルがなかったのは残念でしたがw それにしてもトリシャさん美人だねえ。アニメ設定では確か亡くなったのが25歳だったから、ホーパパと一緒になったのってギリギリ上見て18歳くらい? パパってばロリコン? でもそうすると、ウィンリィが後2-3年したら人妻でもおかしくないワケでー。……エド頑張れー。甲斐性なしはモテないぞー。 ホーパパの長年の望みは一応原作に出ていたけれど、もうすぐ叶うの意味やいかに。ガンガン来月号で明らかになるか? ご飯時 見ていると腹が減ります。真ん中の箱に入ったヤツはなんだろー。 ラッシュバレーの出産騒動について、何も知らずに興奮して話す子供たちに対して、気遣わしげな顔のシグさんとは裏腹の師匠。 まあつらい事はつらいと察するけれども、誕生の話を師匠は嬉しく聞いたと思うよ。 リゼンブールの師匠。 氾濫する河を見守る人たちの中にウィンリィはいない模様。真っ先に飛び出していくタイプかと思っていたけれど(大変失礼な発言) 襲いかかる水に向かっていく師匠はカッコよかった。そりゃ弟子入りしたくもなるわ。 原作通りなのだけれど、堤防練成した代わりに手前の土が抉れて水たまりが出来ている光景がいい。デタラメながらもちゃんと理にかなっているように見えるよ。 師匠の左腕に捕まっての大車輪が可愛いったらない! 原作では覚悟した精一杯の懸命な瞳に心打たれたものだけれど、師匠の腕に必死にぶら下がってる光景もたまりませんなー。 瞳輝かせて『おねえさん』に訂正する姑息さも好きだ。 あっという間に湖の離れ小島。尺がないとはいえスピーディ。観光気分で船に乗ってる甘い考えの兄弟はちょっと欲しかったかも。 まあ、ベッドで寝たいに、どこが錬金術の修行だー!な、甘ちゃん兄弟が見られたのでよし。 海岸線から足跡が伸びていった先に寝てるってコトは、探検せずにあんまり動かなかったのかな。結構お坊ちゃん気質? 既にアルの背が高いのはともかく、服装からしてエドの方が弟に見えるのがなんとも…。エドには本当に頑張って欲しいです。ほろり。 アイキャッチのご夫婦が楽しい。カッコいい方より血吐いてる方が。 子供達を置き去りにした後のご夫婦。お仕事している姿が仲睦まじいのう。 師匠の包丁捌きの下には『絶対真似をしないでください』とテロップ流さなくていいのだろうかと思うくらい、真似したくなるカッコよさでした。 包丁受け止めたシグさんの下にも以下略。 師匠を一般人と一緒にするなとは、やはりシグさんも師匠を万国ビックリ人間と認めていたのかそうなのか。 狩った兎にうるうるした目で見つめられたら、そりゃ殺せないー。無理! 絶対無理!! 確か前のアニメの感想の時にも書いたのだけれど、生きている肉は殺して食えなくても、死んでパックになっているものなら抵抗なく食べられるって、ある意味自然の摂理に反しているなーと思うです。兎殺して喰えない今の自分のが歪んでる。 漁夫の利のキツネの子供が兎食べてるシーンで、思わず耳を塞いじゃうアルに共感しました。視覚もそうだけど音が嫌だよねえ。 豆だらけのエドの手がちょっと良かった。原作にはなかったっぽいですね。アルの愚痴をたしなめた後に、目をうるうるさせてるのは可愛かった。 エド錯乱中 アルが肉に見えるだけでなく襲いかかって噛み付いちゃうとか、人間切羽詰ると何するかわからんな。 蟻がチョコレートに見えて食べちゃうとか、ギャグタッチではあるけれど鬼気迫った不気味なシーンでもありました。幻のご馳走を前にしたエドの輝く笑顔が怖いというか。 蟻喰って生きてるって分かった時のエドの涙にはちょいとほろり。食物連鎖の頂点のエドが、たどたどしい手つきでスプーン持ってるのは可愛いとしかいいようがー。 その後の逞しい兄弟は良かったですねえ。火を作る所を挟みながら兎獲って捌いて、魚獲って起こした火で食べて。 火を起こすために、一生懸命糸引いてる兄貴は可愛かった。兄貴が兎を捌いて、弟が手を合わせて謝意と感謝を示すのは原作でも好きなシーン。 キツネに肉を分けてあげる場面は、生物と人間の差を表しているみたいで、これまた好きです。 一は全、全は一 原作では『目に見えない大きな流れ』として幾分抽象化した説明でしたが、アニメでは食物連鎖に喩えてより分かりやすく説明しています。 蟻喰っちゃうエドから上手いコト繋いでるなー、分かりやすいなーと思ったよ。アルの『なんとなく』にエドの『確信はねーけど』な前置きが良かったなー。骨身に染みてはいるけど、言葉として上手く説明出来ない感が子供らしいっつーか人間らしい。 なんで途中でフェードアウトするんだろう、邪魔な演出だなーとかこの時は思っていました。読みが浅かったです。はい。 迎えに来たシグさんは、なんで水の中にいるのだろうか。そして我が家の猫はなんで膝の上に乗っているのだろうか。もうメロメローv←バカ 正座ひとつ取っても、兄弟の性格が出ていますな。 先生との組み手は見ていて気持ちがいい動きでした。兄弟可愛すぎるしねえ。エドに来い来いいう手とか好きだなー。 それにしてもエド飛ばされすぎ。 両手パンは真理見ると出来るらしい…ってコトで、回想終わり。可愛い兄弟もしばらくお預け。 夜中に黙々と腕鍛えているシグさんが好きです。鋼の筋肉キャラはどれもカッコよくてステキだ。 アニメの師匠は、エドの両手パン見なくても分かるよ!ってコトで色々とバレちゃった。 槍師匠vsエドがカッコよかった。アニメの練成した時のキンって音がいいね。今回アクションシーンは多くないけどよく動きますな。 師匠の前だとエドがちゃんと子供に見えて、何となく嬉しかったり。 師匠の人体練成。練成陣に現れる巨大な目はお約束なのか。 まだドレッドヘアでない師匠が初々しいよ。自分の子供の成れの果てを見た時の取り乱しぶりが哀しい。 真理の扉の前の白坊主が、エドと違って大人のシルエットでしたね。扉に来た人の姿を写し取るのか、白坊主自身が心理の扉に来た者と同じモノなのか。 兄弟に子供の練成の話をする前に、シグさんに目をやる師匠が愛しすぎる。頷くシグさんも男前すぎますな。 師匠につらいだろう言われて笑うエドとか、身体が元に戻るのが却って楽しみとか言っちゃうエドも愛しいなあ。二人揃って抱きしめられた後の、すみませんにごめんなさいが切なかったです。 実は、原作みたいに自分でつらいって気が付いていないエドの描写の方が好きなのですが、それだとちょっと分かりづらいもんなー。無理して明るく振舞う方が自然っちゃ自然。 でも自分がつらいとか苦しいとか、そーんな基本的な所が今ひとつ分かっていないエドの図って好きなんですよねえ。バカなだけに愛しくなるというか。 フェードアウトした『全は一、一は全』 最後に持ってくるとは思いませんでした。ワケわからん演出とか思っていてすみません。 太陽の下の逞しい兄弟と、島での月日を刻んだ物言わぬ木を見ながら次回へ続くです。 『この世は大きな法則に従って流れている』『その流れを知り、分解して再構築する』 のが錬金術までは原作まま。アニメはそれを踏まえて 『錬金術は食物連鎖にそっくり』『兎を食べたら分解して、自分の身体に再構築する』『錬金術とは命そのもの』 まで行きましたな。錬金術=命なら、賢者の石の材料が生きた人間というのも納得です。 するってーと賢者の石を使うというコトは、人間を分解して(賢者の石は分解済みって気もするが)他の何かに再構築するって話になるのだろうか。共食いっすか? 原作でも少しづつ錬金術の裏が出てきていますが、今回のアニメも荒川センセイの意向に外れていないなら大きなヒントになりそうですな。 しっかし錬金術の真実は、エドたちにはつらい事実になりそうで心配だなあ。 今回は小さい兄弟いっぱいで目の保養でした。声も可愛くてすっごく良かった。アルもだけれど、エドのすれていない子供らしい声は、前アニメよりも素晴らしいと思った。朴さんすごい。 今回も色々なエピソードを削っているのですが(ああメイスンさん!)、きっちりまとまっていましたな。色々30分で詰め込んで、それほど急ぎ足に感じないってすごいよなー。 ま、メイスンさんや死んじゃった子猫の話とか棺オケ作ってこいとか、あったらもっと嬉しいけれど。やはり今からでも第二期用意して2年くらいかけてやらないかねえ。 さて来週は、待望の強欲さん。初代強欲さんは強欲ゆえに(結果的に)優しくなるとか好きだわー。 予告見た限りではアクションも期待出来そうで楽しみ。 エドの悪党とは等価交換の必要なし!!はぜひやって下さい。 (2009.6.21初出)
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第13話「ダブリスの獣たち」 粗筋:(アニメ公式サイトより) ついにセントラルへ異動となったロイ。 一方、ホムンクルスたちに重傷を負わされたスカーも、セントラルへ向かうべく行動を再開する。その頃、真理の扉の記憶を取り戻すためイズミの元に滞留するアルのもとに、「おまえの秘密を知ってる」という怪しげな一派が接触を図ってきた。彼らはなんと全員キメラだというのだが・・・。 アニメ感想文をオミットした甲斐がありまして、今更ながら Fate/hollow ataraxia をクリアしました。ファンディスクと銘打ってあるけれど、内容もファンディスクに相応しくFate/stay night をプレイしていない人はお断りだったけれどー。 長い。前作ほどじゃないけどとにかく長い。18禁ゲームとしての部分をやらない内に既に満腹。 でもひぐらしをプレイした時も痛感したけれど、だらだらと退屈な日常を描かないとラストの盛り上がりに行き着けないよなーとも思う。飽きるほどの日常があってこそのエンディングだったと感じました。stay nightよりhollowのラストの方が泣けたしねえ。 しかしぶっちゃけそんなコトはどうでもよく。 もうこのキャラでBLゲー出したら買うねと本気で思う、男性陣のキャラの立ちっぷりだけで満足でした。ともすると女性キャラが霞むカッコ良さって、ギャルゲーとして失格ではなかろうか。 兄貴あり一直線バカありツンデレあり慢心ありヘタレあり筋肉ありショタありって、どんだけ私に優しいゲームなんだと思わずにはいられません。 ブルーレイでアニメ版も鑑賞しました。PS3が手元に来る前に、赤い人と青い人のためにBOX買ってありました。もちろんヒロインの方ぢゃありません>赤青 ……やっぱエロゲーとしては失敗だよなあ。 てトコロで本題は、未だにアニメ鋼をDVDとブルーレイどちらで買おうか迷っていますってコト。 DVDのつもりでいたのだけれど、ブルーレイはさすがの美しさだったしなー。でもなー。私のTVじゃ画質的にDVDもブルーレイもあまり変わらない気もするんだよなー。 アニメ鋼のDVDが今から楽しみで楽しみで! 盲目の錬金術師も好きな話なので楽しみすぎる。ラストのエドの台詞がぞくぞくするほど好きした。 色々と一段落着いたので、これからアニメ感想三本と参ります。 グリードさん登場回。色々とはしょりながら単行本1巻分を30分に凝縮。いつもまとめ方に感心していましたが、今回はちょびっと甘いか。エドの南方司令部行きがなくなっちゃって、どうやって大総統とアームストロング少佐を出すのだろうかと心配になりました。 アルの鬼ごっこがなかったのは残念すぎる。エドが死んだコトになってるエピソードがないのも残念すぎだー! ビドーさんの活躍や強欲さんの女はべらすの図がなくなったのも残念だけど、エドの啖呵がはしょられなくて良かったです。 今回タイトルが出ませんでしたな。見逃したかなーと思って、早送りで全篇見たら、皆早口になっていたせいで、まるでイタリア語とかロシア語とか中国語しゃべっているようでした。海外のビデオを観ている気になりましたよ。 しょっぱなから破門 弟を押し留めてお世話になりましたなエドはしっかりしていたけれど、破門言われた直後の非常に子供っぽい表情が印象的でした。無理して背伸びしている感じがいじらしいっつーか。 エドは可愛くてカッコよくて強くて、いい年している自分から見ても大人だなーと思うのだけれど、同時に背伸びしてるなー、苦しそうだなー、この努力が報われて欲しいなーと、いじらしくも思います。この絶妙なアンバランス感がエドの一番の魅力だと主張します。無論、異論は認めるw シグお父さんとイズミお母さん 弟子ではなく、子供としてだけでなく、一人の人間として兄弟を見てくれる貴重な存在ですな。いいお父さんぷりに惚れます。 ホーパパしっかりしないと、シグさんに父親の威厳を取られちゃうぞー。 先生言うなってコトは、エドやらアルが『イズミさん』とか呼ぶってコトか? 想像すると笑えるんですけど。師匠もそう呼ばれたら気持ち悪いと思うなー。 それはサテオキ、師匠といる時は兄弟がふつーに子供に見えるので嬉しいです。大佐といる時のエドなんて、このクソガキ!としか思わないもんなー。 で、大佐には、このクソオヤジ!って言いたくなるんだよ。 真理さん。……くねくね?(怖いのが苦手な人はリンク先を見ない方が吉) 師匠もエドも、扉から出てきたうじゃうじゃーな黒い手の話ばっかりで、スルーされた白いのっぺらぼうの人が涙目だったりしたら笑える。白い人は嫌味で精神攻撃担当っぽいけど、インパクトでは黒い方には完璧に負けてるもんなー。 これから原作の方で活躍してくれるコトを期待します。いやホントに。 東方司令部 大佐を久しぶりに見た気がするよ。グラマン将軍の初出演でもありました。 孫娘を嫁にーな、パーフェクトガイドブック2を読んだ後だと衝撃な台詞はなし。原作でも孫娘を嫁に貰えないっちゅー伏線だろうか。 大佐負けすぎな気がしますけど、それだけ戦略に長けた人なのかもしれません>グラマン将軍 対するマスタング大佐は、戦略よりも戦術に長けてるのだろうか。案外、上官ゆえにわざと負けるとか、いやらしーいコトしてたのかもしれない。ヤツならやりかねないね! ところでチェス盤を貰うトコロがなかったですな。まあ原作も、大佐がどさくさ紛れにちゃっかり貰っていったって感じだった気も。 ブレダさん以下、何故マスタング大佐が引き抜いたかが分かるシーンが消えたのはちょっと残念。私情ではなく、役に立つから連れて行くって事が見えた方が良かったと思うです。 傷が浅くてすんだぞはっはっはw なマスタング大佐がなかったのも残念だのう。この台詞は、ヤツのいけ好かない面を存分に表現していたのに。いやホントに残念だ。 イシュバールの方々とスカー……とヨキ様 師父の髭が白くなっていましたな。苦労したのだろうか……って、イシュバールの人ってデフォルト銀髪でしたね。髭が黒い師父が規格外だったのか。 アニメはイシュヴァール人の特徴のデフォルトに合わせたんでしょうな。 ヨキ様の小物っぷりが何だか好きです。思わず『様』を付けちゃうくらいに好きです。こすっからしくて嫌なヤツだけど、自分の欲望に忠実で、意外と正直者で付き合いがいい所が嫌いになれないです。 のし上がってやるーってのも、命ばかりはお助けをー!も、本心から出てきているって分かるしねえ。だからスカーも連れ歩いているのかも。 ヨキ様の回想に出てくるエルリック兄弟の怪物っぷりがたまりませんな。アルなんて目からビームだよ。東映怪獣映画路線。 スカーにやられる賞金稼ぎの図は、上手い事グロ部分を隠していましたね。分解される描写が一瞬だったり、傷口見えなかったり(原作だと同じ構図でも血有り)、血しぶきだけで表現したり。 色々大変なんだろうなーと思って見ていました。これからも苦労するのかなーとも思ったり。焼死体とか。 キメラさんたち登場 大きな身体で小さな箒で掃除しているアルが、でら可愛いったらもう! エドは南方司令部に査定に行っていないのに、弟に掃除を任せて一体何処をほっつき歩いているのやら。いかんのう。 ワンコの人が鼻でアルの来訪に気づきましたが、魂だけの鎧に匂いとかあるんかな。鉄の匂いを嗅ぎつけたんかね? 鬼ごっこがないのは本当に残念。あのシーンのアルは悪戯坊主って感じで可愛かったからねえ。 でも初対面のお兄さんたちを『おじさん』呼ばわりするのは許せんぞ。痛い目にあって当然だからね! ……おばさんと言われると納得しつつも傷つくお年頃なんですorz アルを諭している時のワンコの人の、指クルクルが妙に可愛かったです。 てなトコロでグリード@強欲さんの登場。丸メガネ似合いすぎだろうこの人。 悪魔の巣 ワンコの人たちは『おじさん』だったのに、強欲さんが来たら『お兄さん』になっていましたね。アルってばちゃっかり者と言うか、いい性格していると言おうか。 蛇に牛に蜥蜴にワニに犬って、軍の方々も色々な動物で試してみたようですな。同種の生物とのキメラだけが残っているワケではないというコトは、どの生物と合成するかよりも、個人の体質によって成功率が変わるのかもしれません。 足を上げておしっこするワンコの図が可愛かったですv 言葉を話すキメラなんていないと言うアルの脳裏に、ニーナとアレキサンダーだった物がいるのはちと切なかった。ワンコの人を見ていると、もしかしたらキメラになってもニーナのままでいられたかもしれないんだねえ。 軍で人間と生物の完全なキメラの成功例が既に複数あるのに、国家錬金術師でいるために、自分の娘を不完全なキメラにしてしまったタッカーさんが惨めすぎる気がします。痛いハナシよ。 スカー対賞金稼ぎで表現控えめだった反動か、強欲さんの死んでも生き返る図はなかなかグロかったですね。筋肉が戻っていくトコロとかうようよして気色悪かったです。ワンコの人が嫌そうな顔しているのも分かるよ。 しっかし痛みは相応にあるだろうに、頭ふっ飛ばしちゃう強欲さんも酔狂だよなー。強欲なだけに、楽しみもオレの物なら痛みもオレの物なのかもしれません。 原作では第五研究所の騒ぎを強欲さんが聞きつけた事になっていましたが、アニメでは細かい説明はなし。アルがウロボロスの入れ墨を知っている事を前提で話す強欲さんでその辺の事情を察する事は出来ますが、ちょっと唐突すぎる気もする。視聴者が混乱しそう。 兄貴が死んだコトにされて大人たちが気まずくなるシーンがなくなったのは返す返すも残念。普通の人間より、よほど人間らしいホムンクルスとキメラの図が好きだったのですが。あんまりはしょると、キメラの方々に感情移入しにくくなりそうです。 強欲さんが約200歳ってコトで、お父様がホムンクルスを作ったのって意外に最近の話なのかな? それとも代替わりを繰り返しているのだろうか。 原作でも気になったのだけれど、鎧に魂を定着された本人にその方法を訊くって、死の直前で助かった人にどういう治療をしたのかと尋ねるようなモノではなかろうか。死に掛けている最中に何されたかなんて、本人は覚えていないと思うけどなー。 やっぱりエドじゃ小さすぎて、魂の定着をした人物に見えなかったのかなー。……頑張れ?(誰とはなく) 兄貴再び アルが持っていた小さな箒が、エドが持つとあら不思議大きな箒に早変わりー♪ まあそのなんだ? 将来があるから悲観するなよ色々とと、そっと肩を叩いてあげたくなる光景でした。 南方司令部行きがなくなったおかげで順番が変わって兄貴が最初に強襲。そしてアルがさっさとグリードさんの正体をバラす展開に。うーん、スピーディ。 ちょいと残念な気もしますが(アームストロング少佐殿とシグさんの筋肉合戦もカットになったしねえ)、枝葉末節を省いて核心を描くには仕方ないかなーと思う。 でも残念だよ色々と。牛の人を床に組み伏す師匠も見たかったよ。 それはサテオキ、トカゲのひと(´・ω・)カワイソス 『いくない!!』なアルがめっちゃ可愛かったよ。ブチ切れ兄貴も見られてよかった。でも瞳孔縮んだエドはヒーローの顔じゃなかったなー。ぶっちゃけ悪党の面だったよなー。 『悪党とは等価交換の必要なし!!』は、正しくは『(悪党と)悪党とは等価交換の必要なし!!』で、悪党同士では等価交換は成り立たないと理解しておけ? 唾飛んでそうなエドの口上を聞いているキメラの皆様が可愛かったです。強欲さんの糸目には不覚にもときめいたぜv アニメのワンコの人を見ているとムーミンのミイを思い出します。スナフキンというよりミイ。弟に殴られ兄貴に殴られで、ワンコの人可哀想すぎる。いい人なのに。 対する牛の人は寡黙にいい仕事していますな。この差は一体…。 強欲さんvsエド 前アニメと同じく、対強欲さん戦の殺陣は見応えがありますな。動かしやすいのかな。アクションとして非常に楽しめました。エドの身体の小ささ故の体捌きとかいい感じ。 最強の盾モードになった強欲さんに、タンクトップの模様っぽい線が残っているってコトは、やっぱ上の服含めて身体ってコトか? 裸になれないとは慎み深いモノですな。 『自分が傷だらけになるのは平気だが 身内がちょっとでも傷付くのには耐えられなくて冷静さを失う』との、強欲さんのエド評は当たっていると思いますがー。何処かの大佐にもそのまんま当てはまるように思えるのは気のせいだろうか(反語表現) 『激情に任せて ─ 』のくだりとか、ついこの間、原作でそのまんまの姿を見た気がしますよ。復讐心に駆られて、危うく部下の信頼も自分に課した仕事も忘れるトコロだった大人の姿があったようなー。 やっぱりエドとマスタング大佐は似た者同士なんだなーと、改めて分かりました。馬が合わないハズだよ。自分と同じモン見たらイライラするに決まってるわ。 師匠とシグさん。シグさんが持つとやっぱり小さな箒。 兄弟の修行話で出番を削られたメイスンさんがやっと出てきましたな。何気に好きキャラなのでまた出てきて欲しいなー。……ムリかなあ。 エキサイト師匠の後ろで箒持ってるシグさんが、怒っているというより、何だか困ったような顔をしているように見えました。 強欲さんvsエド パート2 飛んだり跳ねたりエドはホントによく動く。リーチの差を頑張って埋めるその姿に、カエルのようだなどとは間違っても言えません。ま、飛ばされたり吊るされたりもよくするけれど。 どんな動きをしているかをきちんと描いてくれるのが好印象。マンガのコマの隙間を上手いコト補っているってな感じがします。 指チョイチョイなエドは、ムカつく位カッコよかったです。でも自分に向かってされたらその場で蹴り入れたくなると思う。 師匠の登場順が逆になったお陰で、アルの代わりにマッチョをぶつけられたエド哀れ。そして師匠、あんまり足上げるとスカートの中見えちゃいます。 主婦の強さをまざまざと見せ付けつつ、以下次回です。 前アニメの強欲さんvsエドは素晴らしいアクションを見せてくれましたが、今回もいい感じに動いていて楽しかったです。強欲さんはスタッフに愛される人なのだろうか。 気持ちいいアクションシーンが観られていい気分です。 本筋をまとめるために色々と省かれて、構成が変わってしまったのはちょっと残念。全体の話上仕方がなかったコトとは思いつつ、私のアームストロング少佐殿の出番も削られて寂しいったら! シグさんと友情を深めて貰いたかったよ。 枝葉末節の部分が省かれるのはしょうがないと分かっていても、少々急ぎすぎでまとめが甘い気はしました。今までが上手すぎる位だったからねえ。 強欲さんは好きなので、展開を急がれると寂しいです。好きな人とはなるべく長くお付き合いしたいじゃないですか。 前アニメでは展開上消えてしまったエドの啖呵が聞けたのは嬉しかったです。あのオレ様で唯我独尊な生意気なガキっぷりを愛しています。 さて次回は強欲さん編(後) 黒丸メガネの似合う、胡散臭さ大爆発の強欲さんが見納めなんて寂しい限り。キメラの皆様も、2週で消えてしまうには惜しいキャラだっただけに残念。 せめて最後まで活躍を見守ります。しくしくしく。 (2009.7.19初出)
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第14話「地下にひそむ者たち」 粗筋:(アニメ公式サイトより) イズミの乱入によりグリードとの戦いは転機を迎える。だがそこへ、キング・ブラッドレイ率いる国軍が突入し、グリード一派らの殲滅を開始する。 アルを抱え逃げようとするグリードだったが、その前にブラッドレイ自らが立ち塞がり、ホムンクルスであるグリードを圧倒的な猛攻で攻め立てる。そして戦いの最中、グリードはブラッドレイの眼に信じられないものを見つけた。 続けての感想文なので前置きはなし。さくさく行きましょう。 強欲さん編のラスト、及び第一部最終回。 改めて原作を読んでみると、強欲さん編は思ったより短かったのですね。でも、強烈な印象の気のいいキャラクターたちに、大総統の正体などのインパクトが強くて印象に残っています。 ワンコの人とか牛の人とか、前半で消えるには本当に惜しいキャラでした。前アニメでは蛇の人は随分長く活躍していたので、すぐに退場は寂しかったよ。 話の構成が変わった部分で、大総統の南部来訪とか唐突な気は否めませんが、強欲さんがお父様の元に還るまでよく30分にまとめたと思いました。 あーでも、もっと話数を取ってもよかったよ。消えるの早くて寂しいっす。 初っ端はセントラルのマスタング大佐 悪意の中を平然と歩いている姿は、何だかんだ言ってカッコいいと思ったよ。ニヤリと笑った表情には不覚にもドキリとしたよ。チッ! こーんないけ好かないオヤジなのに、『自分が傷だらけになるのは平気だが 身内がちょっとでも傷付くのには耐えられなくて冷静さを失う』部分を切り捨てられないんだからなー。思春期の少年みたいっすよ。おっさんのくせに。 陰口叩いている影絵な皆さんが何だか笑えました。 大佐の表敬訪問の相手は視察中ってコトで南部 ワンコのひとの嫌な匂い、牛のひとの懐かしい匂いってーのは火薬のコトとして。犬は分かるが牛も嗅覚が優れているんかね。 大総統の『なぎはらえ』がないのは、好きな台詞だっただけに寂しい。 原作と展開が変わったので、アルが攫われたのを大総統が知ってデビルズネストを軍が強襲……ってな背後はなし。軍の中枢に害なす奴らと前からマークされて、偶然見つかったって話になっていましたな。ヨキ様やスカーと並んでお尋ね者ポスターも貼られていたし。 地位も名誉も欲しいそうだから、軍の転覆でも狙って動いていた……のかなあ。 兄弟が関わっている正にその時、南部に偶然査察があって、偶然強欲さんを見つけたとは考えにくい。元から強欲さんの居場所は分かっていて、エドたちに目を付けたから、初めてラース@大総統が動いたってコトなのだろうか。 なーんてコトを、急な襲撃シーンを見つつ考えていました。強欲さんの居場所を知った要因が分からないので、もやもやが残りますな。 強欲さんvs師匠&不肖の弟子 原作でもお目にかかっていない共闘のようなー。構える型がまるっきり同じな辺りが師匠と弟子っぽい。そしてエドがミニチュア師匠のようで笑えますv 正々堂々と逃げる強欲さんが大好きです。この切り替えの早さは貴重。でも勝利には強欲にならないのかね。 いきなり銃を向けられたエドも驚いただろうけれど、軍に仇なす悪党の住処で、子供と主婦見つけた軍人さんもビックリしたでしょうな。 地下水道にて しゃくとり虫アルは可愛すぎるだろう。こんなオモチャがあったら買うのにー。マーテルさんに持ち上げられてるアルの顔も可愛すぎる。こんなオモチャが以下略。 そして始まる強欲さんvs大総統 強欲さんは本当にアクションシーンに恵まれていると思う。早い動きの前に一瞬溜めを作る事で、マッチョな身体に似合わず俊敏な大総統の剣技の早さが良く出ていて、思わず見惚れました。大男二人なのに、不思議と軽やかな動きでしたな。 対するはアームストロング少佐vsロア こちらはまごうことなき重量級戦。ぶつかり合う拳と拳は、正に血湧き肉踊る迫力でした。 でもせっかくのアームストロング少佐ハンマーを投げ捨てるのはいただけない。いらないなら私に譲ってくださいお願いします。 角生えても『面妖』のひと言で済ませる度量の大きさが大好きです! 惨殺されるキメラの皆様。 止む事のない銃声に、行き止まりの通路で撃たれる人々はまるでバイオハザードのゾンビのよう。 考えてみれば、生きた軍事秘密であるキメラの方々を野に放っておくワケがない。全部処分するのは当たり前なのでしょう。 にしてもなー。軍のためにキメラになった人々を化け物と呼ぶ人間と、恩義のために人間ですらないホムンクルスのために命を賭けるキメラとで、どちらが本来の意味での『人』なのか、考えてしまいます。 アームストロング少佐と、キメラとしての姿になったロアさんとの一騎打ちは、骨が軋む音が聞こえてきそうでした。動きがちゃんと重いんですよね。 ワンコの人なドルチェットさんも、やられ役から一矢報いてくれました。 蒸気の中で影になったキメラのお二人の姿が印象的でした。 大総統の正体 気のいいおっさんだと結構信じていたのに、原作で眼帯の外れた目を見た時の衝撃と来たら…っ! その後の立ち回りといい、大総統にはいつも驚かされてばかりです。 首を貫かれた強欲さんの頭がガクガク不規則に揺れているのが、非常にリアルで気味悪かったです。半笑いとか怖すぎる。 赤い目だけが輝いている大総統も不気味でした。夕方放映でグロ表現は控えていると思っていたのですが。強欲さんが絡むシーンは意外とどぎついですね。人間外だからグロ表現も許される? 暗くてよく見えないアルですが。 魂だけなのに視力とかあるのかな。見ようと思えば何処までも見えそうな気もする。鎧に定着されているから制約があるのかな。 肉体を持っていた頃の記憶というか先入観で、暗闇では狭い範囲しか見えないという既成概念があるのかもしれないとか、ちょっと思ったです。 ボロボロの強欲さん。ロアさんに頭ふっ飛ばさせたりしなきゃ1回多く余裕があったのに。ご利用は計画的に。 なーんてふざけなけりゃやってられない鬱展開。ドルチェットさんなんて真っ二つで、上半身と下半身が時間差で別々に落ちるとか、もう泣くしかありません。二人とも本当にいいキャラだったのに。 開けろと怒鳴るマーテルさんと、必死で押し留めるアルの声がずっと響いているのも痛い。頭が取れないように押さえる鎧姿のアルは、小さな子供が泣きながらうずくまっているようでした。 強欲ゆえに部下という所有物を見捨てないってーのは、名台詞中の名台詞だと思うです。情なんかではなく、欲が深いゆえに一度手に入れた物は何が何でも手放さない、他の何かに壊されるのを許さないって、利己主義も極めると、まるで正義の味方のようではないですか。 強欲さんが世界を手に入れたら、強欲だからこそ結果的に世界を守ってしまいそうです。 ゆらりとアルに歩み寄る大総統は、声が穏やかな分、本当に不気味です。逃げなきゃって腰が引けるアルの気持ちがよく分かる。 でも、強欲さんが手も足も出ずにやれられているのが分かっているのに、仲間を見捨てて自分だけ助かるなんて考えないマーテルさん。一瞬後に死が待っていると気づいていても抗わずにはいられない。 でもなー。14歳の子供の身体の中に入っているんだからなー。自重して欲しかったと思わずにはいられませんがな。 刀を突き刺した一瞬後に溢れんばかりの血って、原作より凄い描写なのですが。子供向けな時間帯に放映して大丈夫か? でも前アニメも色々と凄かったし、意外に平気なのかしらん。 アルの真理の記憶は、原作の後の分が補完されていましたね。お母さんのなりそこないからエドを見ている構図とか。アルが分解されて、別のアルが出来るみたいな図は興味深いです。 腹の中血まみれのアルに帰ろうと笑いかける、エドの眉をしかめた笑顔はつらかった。強くて逞しいけど、その反面こーいう表情をしちゃう子なんだよな。 アルもショックだったろうに。無理矢理拘束されたとはいえ、意志の疎通をしていた相手が目の前で次々を殺されて、自分のお腹の中にいる女の人を助ける事が出来ないとかトラウマになってもおかしくない。その上真理の記憶まで思い出すとかきっついわ。 包帯で片目になったアームストロング少佐がとってもカッコ良かったです。 大総統の真意はともかく、アルの中身が何もないコトを制圧に入った他の軍人さんに知られてもいいのだろうか。南部視察で強欲さんを見つけたそうだから、軍人さんも南方司令部所属だと思っていたけれど、もしかして大総統子飼いの部下たちなのかのう。 アルの正体を目撃した人たちが、直後に軍属を退いて、後に行方不明になってたりしたら怖い。 大総統に正直者と言われたエドですが。 いくら主人公補正がかかっているとはいえ、超越者相手に腹芸を披露出来るスキルはなし。そちらは師匠にお任せってコトで、師匠vs大総統の腹芸大会。 人の良さそうな笑顔でさり気なく勧誘する大総統に、病弱な主婦とか臆面もなく言ってのける師匠もさすがでしたが、最後にチクリと脅しをかけていく大総統もなかなかです。 すっげー優しい右眼を見せておいてから眼帯をドアップとか、視聴者に脅しかけているのかと思いました。 アルを洗ってあげるエド 原作と違ってアームストロング少佐が立ち会っていて、さり気なくヒューズの名前を出す辺り憎い演出です。ヒューズの死を告げられない少佐殿の、精一杯の気遣いが泣けますな。 真理の記憶が戻ったアルも、くねくねでうじゃうじゃな方だけで、白坊主の方はスルー。嫌味ったらしいから嫌われているのだろうか白い人は。 三つ編みじゃないエドは凛々しさ三割増だけれど、大人びて見えて寂しいやら心配になるやらで複雑です。しばらく軍にくっついてみるかの時のエドは、カッコよくてクラクラしましたが、やっぱり不安定で心配じゃよ。 しっかしこの時のエドの服装はよく似合ってるなあ。いつもの赤コートと上下黒づくめより大人びて見えますな。背もいくらか高く見える……といいね。 セントラルの地下。人間外の者たちの饗宴 エドに弟を大切にと言ったのは、『(人柱候補の)弟を大切にしたまえよ』の略だったと分かるのですがー。本当にそうなのかは結構微妙だとも思うですよ。 原作と同じく強欲さんの事を『思わぬ収穫』と言っているってコトは、本当に偶然に南部視察に行って、偶然に強欲さんを見つけたのだろうか。これも言葉通りに取るべきか悩むトコロです。 磔にされながらも、他のホムンクルスの皆さんを紹介してくれる気遣いをみせる強欲さんは視聴者に優しいなあ。そしてお父様の声が家弓家正さんとか予想外だったよ。確かに大物声優をナレーションだけにしておくのは勿体無いわな。 抑揚のない芝居がかった声は、お父様にぴったりって気がします。 強欲さんは散り際までカッコよかった。今回の話の予告で、『魂は負けない。そこに矜持がある限り』てな一文がありましたが、溶かされながら笑っている強欲さんに、誇りと矜持を感じましたよ。人として尊敬出来ます。漢の生き様を見せてもらいました。 それにしても、お父様口でかすぎです。 ホムンクルスの表情から、妻と子のよき父親に戻って以下次回。どうでもいいけどセリム可愛すぎる! 声可愛すぎる! これから先の展開を考えると、wktkが止まりません…っ! 大総統が強欲さんを襲ったきっかけがはっきりしないのは今ひとつでしたが、それを除けばかーなりキレイにまとまっていると思います。強欲さんの仲間のキメラの方々の出番が終わってしまったのは寂しいけれど、きちんと描いていたのでよし。 強欲さん退場まで入ったのに、あまり駆け足な印象がなかったのも上手いなーと思いました。その分、前回に詰め込んだせいかねえ。 アクションシーンは前回に増して満足。強欲さんvs大総統の緩急ある戦いもよかったけれど、アームストロング少佐vsロアさんの重量感溢れるバトルにワクワクしました。 演出のタイミングって大事ですね。 第一部最終回に相応しい出来だったと思います。 さて次回は。いよいよ第二部開始。前アニメでスルーされた東方から来たりし者共の登場。 前アニメと全く違うストーリーの始まりが楽しみです。 (2009.7.19初出)
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第15話「東方の使者」 粗筋:(アニメ公式サイトより) ストリスへやって来たと話す。 一方、機械鎧の修理のためラッシュバレーを訪れたエドとアルは、そこで行き倒れていた少年、リンと知り合う。彼もまたシン国の人間であり、その目的は賢者の石を手に入れることだった。 石について聞くリンに対し、「何も知らない」と嘘をつくエド。だがその直後、背後より2人の忍びが彼らに刃を突きつけた。 結局、この感想文は16話放映の直前に書いています。5時まで書き終えるか時間との勝負ですよ。書き終わるといいねえ(書き終わりました…っ!) 梅雨時は寒いのが定番の地域在住なのですが、今年は雨が少なくおまけに暑くて早くもバテ気味です。本の中でもTVの中でも頑張っているエドやら、いい年なのに頑張っている大佐を見ていると偉いなーと思うです。 でもラッシュバレーは暑そうだね。機械鎧が熱持ってエド大変そうだよ。 新章の始まり。後から出てきた設定を取り入れて上手い所まとめてきたなと思ったです。 前アニメではオミットされた中華組も参戦して、鋼の錬金術師第二期が本当に始まったって感じでした。これから先は、第一期と比べられるコトもなくて、スタッフさんもやりやすいんじゃないかね。 リンがきちんとしゃべっていたのが意外。もっとエセ中国語っぽいかと思っていました。 初っ端からいきなり初登場キャラの、銀の錬金術師なコマンチさん。 エドや大佐も大概だけど、クルクル回って飛ぶコマンチさんは既に人間の概念から外れているようなー。目が回らないのか心配です。そりゃ目測も謝ってかするだけになると思うよ。 ギミックてんこ盛りで面白いじーさんでしたが、物語の都合上あっさり退場。イシュヴァール戦でのちらっと顔見せに期待。 河に落ちるコマンチさんを見るスカーの、左足をちょっと前にした立ち方が何だか愛らしかったです。 新章突入でOPも様変わり。 何か色々と今後の展開を示唆していましたね。大佐vsラスト戦が楽しみすぎる! リンたちvs大総統も原作通りだけれど、OPではフーじいさんも参戦してるっぽいですな。前回のOPに引き続き、エドがエンヴィーとグラトニーとやり合うのはお約束だろうか。 初回は見慣れなかったけれど、何度か見ている内によいと思うようになってきました。全般的に鬱っぽいのが気になるが。まあ物語が動き出すから仕方ないか。 パンダ娘登場。声も姿も愛らしい。和むなあ。 炭鉱話をすっ飛ばして、ヨキ様に直接拾われたようですね。炭鉱の逞しいお兄さん達さようなら……。 スカーを自分の家来だと言ってのけるヨキ様は、意外に大物やもしれません。スカーもよくヨキを手下に使っていると思います。こすくて小心者な部分が意外と気に入っているのかもしれませんな。 シャオメイに気が付いて衝撃を受けるスカーや、思わず手を出しちゃうスカーや(頭を撫でようと思ったのか?)、パンダ娘に気が付かれて手を伸ばしたまま固まってしまうスカーは楽しい。今の所、アニメのスカーは寡黙で物騒な男としての地位を維持しているから尚更。 ヨキ様と旅をしたり、結局パンダ娘を連れ歩いたりと、スカーも孤独は耐えがたいのだろうか。 パンダ娘の錬丹術の陣て、発動効果が違っても五亡星で統一されているみたいですね。錬金術が構築式を練成陣として描くのとは違うっぽい。錬丹術の陣ってーのは、龍脈とやらにアクセスする仲立ちのためのってコトかなあ。錬金術もデタラメだが、錬丹術も輪をかけてデタラメな気がしなくもなくー。ま、面白ければそれでよし。 夢見るパンダ娘の想像のエドは、背も高くてカッコいいよね。どこかの豆とは大違いw セントラル。No.66再登場。相変わらずいいキャラしてます。 逞しく育ったブラックハヤテ号って、そういえばこれが初登場か? 軍の犬のエピソードは、またDVD特典で映像化するんですかね。 惚れっぽいNo.66よりも、ホークアイさんのスカートのスリットの深さに釘付けでした。眼福…っ! No.66への本人確認の質問シーンがなかったお陰で、ファルマン准尉の記憶力を示す事は出来ず。大佐が呼ばれるのはいいとして、部下達の中からどうして准尉が立ち会ったか分からなくなっているのはちょっとなあ。短くていいからファルマン准尉の能力を入れておくべきだったと思います。 ヒューズの事を尋ねるマスタング大佐の荒みっぷりはいい感じでした。声も余裕がなくてよかった。平気そうな顔をして思いっきりテンパってるんだよねえ。 それはサテオキ、箱に座っている大佐の足は長すぎだと思う。ヤツはもっと短足っしょ(ひでえ物言い) ラッシュバレー 笑顔のまま顔に影がかかるウィンリィが、後ろに仁王像をひかえさせるウィンリィが可愛かったです。ホントデスヨ? TV用にエドのやられっぷりはグロ控えめ。よかったね。 暇つぶし中に、アルが全身機械鎧と思われて楽〜♪ と、エドの機械鎧職人に狙われてイヤンな会話がないのは残念だった。嬉しそうなアルが可愛かったからねえ。でも人を拾うのは、トラブルの元だからあまりしない方がいいよ。 エドの『元の所に捨ててこい!』の外道なセリフは欲しかった! リン御一行様登場 どう見てもリンの方がエドより年上に見える。でもパンダのワンポイントが入ったハンカチは子供っぽいかも。王子様らしいから、実は絹のハンカチだったりするのだろうか。生意気な。 態度はともかく、リンの口調がそれほど胡散臭くないのにはちょっと驚きました。 そういや砂漠はどの国の物なのだろう。リンたちの背後に出てきた地図では、アメストリスでもシンでも、その他の隣接しているどの国の物でもなさそうだけれど。もしかして、今なら砂漠部分は国作り放題? 砂漠の女王とか狙えるだろうか。 町中で大乱闘 自分の所に被害が及んでいないからか、それとも慣れているのか、注文を伝票にすかさず書き付けるおじさんに萌え。 ランファンに蹴り飛ばされた後のエドの尻にも密かに萌えたのはナイショ。同じく顔面殴られたり蹴られたりした後の、真っ赤になった顔もめっさ萌えました。可愛いじゃないか! バトルシーンは、強欲さん編がよかったせいか、もう少しスピード感が欲しかったかも。人間欲張りになるものよ。 アルの隣をヒョイヒョイ走っているパニーニャが見ていて面白かったです。 お面が壊された時のランファンが可愛かったなあ。リン様に叱られるーで涙ぐむ姿も、ワナにかかってビックリした時の表情もばっちりです! 正直リンには勿体無いと思うんだよ、うん。 フーじいさんを捕まえた後で、大きな身体で高い所から兄貴を探すアルが印象的でした。エドって小さいなーと実感してw 町を直すのには、エドよりアルの方が合ってると思う。エドのセンスは常人には理解しがたいしー。 ワタシコノ国ノ言葉ワカラナーイヨーなリンの口調が、普段の口調だと信じていました。でもこれからずっとこんな喋りだとうっとうしいから、ふつーでよかった。 それにしても兄の威厳が軽すぎるだろう。来週から鎧の錬金術師をお楽しみに? ガーフィールさんの店 言葉の前にとりあえず殴るエド兄男前すぎ。でも出来れば先に言葉を使おうね。猿じゃないんだから、 王子様ネタを早々に披露。アメストリスでも王子はカボチャパンツと決まっているのか。リン様いじめたーな、ジト目のランファンが可愛かったです。 目付きが悪い合戦は欲しかった。リンもエドも目元極悪だもんねえ。 子供43人て、さすが権力者は貪欲。リンもパンダ娘も後継者争いに勝利するために不老不死の法を手に入れたがっていますが、そんなモン献上したら皇帝に支配されっぱなしになるじゃん。 パンダ娘はともかく、リンあたりは不老不死で釣って時期皇帝の座辺りの確約を貰って、それから何食わぬ顔で殺して自分が玉座に就く位は企んでいそうです。その上に不老不死の法を自分に使えば、己も一族も安泰だしね。 エドにべたべた抱きつくリンも、もげた右腕でリンの頬をはるエドもいい感じだったけれど、足にすがりついているリンより何より、取れた右腕に目が行くウィンリィがいいですな。一瞬後の惨状を性格に把握して固まるエドもねv 自分の頭ひとつで済むなら安いモンと言いきるリンはいい男だと思うです。仮にも王子が下々の者に頭を下げるって、例えば私がカエルにペコペコするようなモンかね。 目的のためなら手段を選ばない、その目的は自分のためというより一族郎党のためって、帝王学を身に着けているとはいえすごい自己献身。鋼って、利他主義ゆえに利己的になる人がよく出てくると思います。 スカーも、自分の身より兄の、一族の復讐のために、自分の欲丸出しで国家錬金術師を殺して回ってるし。 子供たちの間でヒューズの名前が出てきて切なくなりつつ、主要人物がセントラルに終結するところで以下次回です。 新EDはいかにもエンディングという感じ。空がきれい。 小さな兄弟がお使いの後に戻る家は燃やしてしまった我が家ですが、最後に出てくるのはばっちゃんとウィンリィの家ですね。兄弟の故郷はその家だとの暗示か。 夕焼けの中、小さな兄弟が家に戻るとお母さんが倒れているのだろうかと想像すると、お使いの図が可愛すぎるだけに切なさ倍増です。 しっかし前OPといい、ホーパパが主役だよなあ。まだ回想でしか出て来ないのにねえ。 アニメで初お目見えのキャラクターが出てきたせいか、物語の進みがちょっと遅くなった気がします。 第一期アニメで既にやった部分は必要最小限にまとめて、新たなストーリーに尺を取るようにしているのかなーと、新章を見ていて思いました。ここから本当の第二期アニメが始まるって感じです。 新キャラはどれもいい感じ。特にパンダ娘が可愛い。声はちょっとのぺっとしているけれど、その拙さがいい方向に行っていると思います。これからも可愛く行って欲しい。 ランファンは、後からありえない位カッコよくなるので、その辺にも期待です。リンも楽しみだなあ。 ますます期待が膨らみます。 (2009.7.19初出)
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