マニュフェスト
マニュフェスト |
〜美しい魚を美しい場所で美しく釣る〜 |
2008年06月01日 |
By JFS関西支部・四国支部 |
■総論 我々、JFS関西支部四国支部は発足以来フライフィッシングの魅力を追求すべく、活動をしてきました。 ここで今一度フライフィッシングの魅力について再認識し、さらなる魅力を享受すべく、ひとつのトリガーとして 「マニフェスト」を制定した次第です。 さて、フライフィッシングの魅力について、この総論の場を借りて我々の思いを述べさせていただきます。 結論から申し上げますと「プロセス」にその全てが凝縮していると考えられます。 すなわち「魚」という結果ではなく、そこに至るプロセスを楽しむ、これこそがフライの目的と言えます。 具体的には、まず第一にフライを作る過程、魚のエサとなる昆虫を想定し想像力を総動員して作り出す楽しみ。 次にこの非常に軽いフライを錘もつけずに、正確に魚の居るポイントへ投げ込む技術、キャスティングの技術を 向上させる楽しみ。 そして最後に実際の釣り場で、川の状態、魚の状況、気温、水温などあらゆる情報から採るべき戦術を考察する楽しみ。 これら多くの楽しみが魚を得るまでに体験できる釣りはほかに無いと確信します。 このことからさらに考えを進めると、魚そのものを目的とない、でも一方で魚の居ない川ではフライそのものが 成立しない、そんな一件矛盾する正確を併せ持ったものであると言えます。 その矛盾が矛盾でなくなるキーワードは「魚との共存」であり「自然との共生」です。 我々はフライを通じてそのことを体得できると確信し、自然の中においては敬意と畏れを持って接し 自らの研鑽に努めていきます。 |
■各論 01.挨拶励行 フィールドにて釣りを始めるときと終えるとき自然に対して畏怖と感謝をこめて挨拶を実行。 また渓流で出会った釣り人に対しても挨拶を励行し、同趣味の仲間として敬意を持ちます。 02.安全第一 安全を無視した釣行計画や危険な行動は絶対にしません。 03.C & R その場で食料として調達する以外の目的での魚のキープはいたしません。 04.バーブレスフック 全てのドライのフックはバーブレスフックを継続して使用します。 05.釣り場 支部エリア内のフィールドに精通し、その保全に努めます。 06.釣り場の環境維持 釣行終了時は自身のゴミは100%回収します。また、シーズンオフには釣り場清掃を兼ねた下見を実行します。 07.釣法 ドライフライ、ウェットフライの釣りを推進し、その釣りでの技術向上を目指します。 08.キャスティング 月に1度は定例練習会を実施します。また、JCA主催のトーナメント、アングラーズクラスの大会にも積極的に参加し、 高度な技術取得に努めます。 09.支部コラボレーション 年に1度は他支部との合同釣行を実施します。 10.情報保護 フィールド情報は具体的な表現を避けた上での一般開示とします。 また釣行参加者の個人情報は本人の同意の範囲内での開示に限定します。 11.二酸化炭素排出削減 シーズンに一度は釣行時に自家用車を使わないこととし、二酸化炭素排出削減に協力します。 12.マニフェスト改廃 改廃の提案は支部員の提案により検討します。改廃の決定は関西、四国の支部長、副支部長の合議により行います。 |