入院日記 『手術後編』 

2003年6月20日〜7月4日まで
6/20(金) 術後1日目
 術後初めての朝。ほとんど寝れなかった・・。体を動かさなければ、痛みはほとんど感じません。でもまだ汗は流れてきます。これは麻酔の副作用なのかな?髪の毛も汗で濡れてぐちゃぐちゃ。汗くさい〜。(x_x)昨日から絶食だし、これは絶対に痩せているはず。(・-・)(。_。)ウンウン(笑)
6時になったと同時に、昨日一緒に手術した方の親戚の方が病室へ。こんなに朝早く?と思っているところへ、看護婦さんがきて検温。7度6分でした。看護婦さんが顔を拭くタオルを持ってきてくれ、ベットを起こしてもらい歯磨き。(洗面器が必要)歯磨きは終わりましたが、 まだ母は来ていないので、洗面器をどうしようかと思っていたら、さきほど同室の方に付き添いにきた方が私の分まで捨てて来て下さいました。感謝。≦(._.)≧手術前夜から何も食べていないので、お腹が空く〜。八時に待ちに待った朝食。術後初めての食事で〜す。
【症状(腸の癒着がひどかった場合など?)によっては術後5日間くらい絶食の場合も有り】
こんなに早く食べれるなんて嬉しい。腸癒着していなくて良かったとまた感謝。メニューは三分粥に、牛乳・オレンジジュース・みそ汁・玉子みそ。もちろん完食。今日からは水分も取れるし、生き返った気分です。まだ動けないし食器はどうしようかと思っていたら、また先ほどの方が下げてくれました。こういう時の優しさは本当に嬉しい、感激です。後で聞いたのですが、この方は数年前まで婦人科の看護婦されていて、術後1日目の朝の大変さを知っていたので、起床時間に駆けつけてくれたようです。さすが〜。それにしても母は遅いぞ!と、昨日は゛ゆっくり来ていい゛と言っておきながら、現金な私です。八時半頃母到着。一人ではまだ何も出来ないので、母の顔を見るとホッとします。背中からの痛み止めが効いていて、痛みはありません。痛み止め用の硬膜外チューブの他に座薬や筋肉注射を打つ人も多いようなので、痛いのを覚悟していたのに・・。もうそろそろ痛くなるのだろうかと少々不安。痛みはありませんが、足のもも辺りが痒くなってきました。母が熱いタオルで身体を拭いてくれましたが、すぐ痒くなる。身体を自由に動かせないので、自分でかく事ができないのがもどかしい〜。この痒みは昨日からの多量の汗が原因かと思っていたら、背中からの痛み止めの副作用のようです。との事。私は足のもも辺りだけでしたが、全身痒くなり、背中の針を抜いてもらう人もいるそうです。痒さも我慢できない程ではないし、痛み止めが効いているから私はこのままがいい!痛みより、痒み取ります!(でもこの痒みというのもなかなか辛いものです(O.;))
熱は37度5分から7分。汗は相変わらずひどいですが、そんなに苦しくはないので水枕はせずに、様子を見ることにしました。でも汗くさい〜。手術着も汗でびっしょりなどで、途中で取り替えてくれました。
癒着しないように、頻繁に寝返りうつよう言われていますが、なるべく寝返り打つよう努力していますが、これがなかなか難しい。痛いのはもちろんですが、自分ではものすごく動いたつもりでも、母に聞くと相変わらず位置がほとんど変わっていないと・・。( ^.^)( -.-)( _ _)
 今日は点滴は午前・午後に4本ずつ。午後の点滴が終わり調子が良ければ、尿管をはずし、自分でお手洗いへとの事。話には聞いていたけど、こんな状態で本当に歩かされるんだ〜。まだ昨日手術したばかり!動くと傷が痛むんだよ!と、心の中で叫んでみたけど、歩くしかないんですよね〜。(×_×;)癒着しちゃうし・・。15時過ぎに看護婦さんがやってきて、゛歩けそう?゛と聞かれ、心の中ではまだ微熱があるし、調子は悪い〜とぐずっていましたが、もうやるしかない!「大丈夫」と立ち上がろうとしたものの、どうやって起きあがっていいのかわからず、愕然としてしまいました。傷は痛いし、お腹に力が入らない。ベットの端や台につかまりながら、やっとやっと何とか立ち上がりました。一日半ぶりに起きあがったので少しクラクラしましたが、すぐ治まりました。傷はさすがに痛いけど、耐えられないほどでもなく、何とか歩けそう〜。でもまだ怖いので、点滴台に掴まりながらゆっくりと行くことにしました。歩行は思ったほど痛まず、割と普通に歩ける。(でもやっぱり痛い・・)人生、一つの試練を乗り越えるとまた別の試練が待っています。お手洗い・・。手すりに掴まりながら何とか。洋式トイレだからいいけど、和式だったら絶対に無理ですよ〜。お腹に力が入らないので、恐る恐る・・。違和感感じながら、何とか無事終了?腹部が空洞になっていからか、力が入らないし、今までどうしていたのかわからなくなるくらい、以前と全く違う感覚に戸惑いも覚え、自分の体ではないみたい。手術したのだと痛感しました。
その後も寒気がしてくるので大人しく寝ていましたが、お手洗いには二回ほど行きました。やはり立ち上がるまでは一苦労です。歩行は歩くたびに慣れてきましたし、痛みもそんなに感じなくなりましたが、ベットから起きあがったり、降りたりするのは、一苦労で、痛くて、辛い・・。特にベットから起きあがるのは本当に大変で、痛いし、腹筋使えないので、起き上がるまでに、かなりの時間費やします。汗だくです。痛いのは苦手なので、少しでも緩和できるよう、短時間で起きあがれるよういろいろと試しているうちに、少しずつコツがつかめて、短時間で起きあがれるようになりました。足取りもしっかりしてきました。
手術の次の日に歩いてお手洗いまで行けるなんて、すごーい!と自画自賛。\(^O^)/なーんて、出来て当たり前なのでしょうけど、感動しました。 でも本音はもう少し寝ていたかった!本当に痛いんだもの。最初は死ぬかと思った。(×_×)だから喜びも一入。(#^.^#)
夕食はまだ座れないので、ベットを上げてもらいました。あまり無理せず、休むときは休み、動くときは動くようにしようと・・。
汗はまだ治まらず、痒みもひどくて、母に何度も身体拭いてもらいました。感謝、感謝。熱はなかなか下がらず、夜には38度になったので水枕をもらいました。気持ちいい〜。
ガスはまだ出ません。寝返り打ったり頑張っているんだけど・・。出そうで出ない。就寝時間前にトイレに行ったところ、少量出血。これくらいなら大丈夫かと思いつつ、ちょっと不安なので、通りかかった看護婦さんに報告。もし明日も出血が続いているようであれば、ナプキンを見せるようにとの事。
【※術後は出血する可能性があるので、数日間ナプキンが必要のようです】
明日は出血止まっているといいのですが・・。連日寝不足で疲れも溜まっているので、今日も眠剤もらって寝ます。
6/21(土)術後2日目
>昨晩は薬が効いて、久しぶりによく寝れました。今朝の熱は37.4度。なかなか下がらない。朝主治医が顔を見せてくれ、開口一番゛おなら出たか〜゛と。(^_^;)出そうで出ないと答えたところ、それならそのうちに出るだろうと。微熱は大体3日ほど続く事が多いので、心配ないとの事。やはり先生の顔みると安心できます。(*^_^*)
朝食は今朝はパン。他の人と間違えたのではと一瞬不安でしたが、量が7分だったので安心。久しぶりにまともな食事をとった感じがします。朝食が終わった頃、待望?のガスが出ました。まだ力のないおならですが。これで一安心。また山を越えました?
出血は朝また微量出血ありましたが、その後は治まったみたいです。まだ安心できないので、用心のためナプキンはつけています。昨日までは点滴台を支えに歩いていましたが、今日からは支えなしで、なるべく背筋伸ばして歩くよう心がけました。痛みも昨日に比べると幾分治まってきた気がします。慣れたのかな?顔も今朝は洗面所で洗ってみました。人間の回復力ってすごいものだと、またまた感心。
 9時過ぎに大部屋移動になりました。この頃には歩き方もしっかりとしてきたので、軽い荷物は自分で持ち廊下を歩いていたら、看護婦さんが゛もう荷物持ってしまったの〜゛と慌てて私の荷物持ってくれました。軽いから大丈夫なのにと思いつつ、素直に従いました。今度は6人部屋(1つベット空いてました)で、私は窓側の一番端のベットです。向かい側には一緒の日に手術受けた方が移動。人見知りの激しい性格なので、顔見知りの人がいるのは心強い。今度のベットは少し高めで、上がるのに辛ければ看護婦さんが台を持ってきてくれるとの事でしたが、お見舞いの人用のイスがあるので、それに掴まれば何とかなりそうだし、リハビリにもなりそうなので、様子をみることにしました。でもまだベットの昇り降りは傷が痛み、イスを使わないとちょっと辛い〜。移動も無事終わり、ベットに横になりましたが、思った以上に疲れていて、熱も少し上がりました。でも痛みもだいぶ軽減し安定してきたので、母には午前中で帰ってもらいました。ずっと付き添ってくれていたので、少し身体休めてもらわないと、母が倒れてしまいます。母には本当に心から感謝です。<m(__)m> 母が帰った後、身体が怠いのでカーテン閉め切って寝ていたら、隣のベットの人から暗いのでカーテンを開けるようにお叱りが。怖い〜。横のベットの人は、入院退院繰り返している方で、牢名主?みたいな存在。病院内部の事やドクターの事もよくご存じのようで、、、(^_^;) 後でわかったのですが、私の入った部屋は婦人科患者は今日大部屋に移動した二人だけで、後は大腸癌の方と感染症の疑いの方、そして隣のおば様は眼科の患者さんでした。ただこの方は以前子宮体癌で手術されており、今回も別の癌の可能性もあるので入院しているようです。私が入院している病棟は産婦人科と小児病棟なのですが、産婦人科は数ヶ月前に担当医師が一名欠となりまだ補充されておらず、空いているベットもあるので、他の科の女性を入院させているようです。大腸癌の方は身体の調子が悪く、4月に検査で来院し、そのまま入院となったそうですが、最初は婦人科系を疑われていたのですが、検査の結果大腸癌と判明したそうです。手術は出来ない状態で、抗ガン剤で様子をみていて、4月から絶食で点滴のみ。大部屋に移動して初めての食事の時、それを知り、何だか食事をするのが申し訳ない気分でした。私は1日絶食でも苦しかったのに、2ヶ月以上絶食なんて・・。5人部屋のうち3人が癌患者、そして気むずかしそうな隣のおば様、退院まで2週間近く、この部屋で耐えられるのか少々不安になってしまいました。まあ〜、何とかなるさと思いつつ、先行き不安。(^_^;)
 今日も点滴は午前午後2回です。昼食終わった頃に、身体を拭くタオル持ってきてくれました。昨日一日滝のような汗をかいていたので、身体が汗くさい〜。早くシャワー浴びたい!午前中母に身体を拭いてもらっていたのですが、持ってきてくれたタオルでもう一度拭いて、我慢、我慢。今日本当は知人がお見舞いにきてくれるはずだったのですが、午後に来れないと連絡が。良かったかも。さすがに、この汗くさい身体では誰にも会いたくない。(×_×)
午後の点滴が始まった時に、看護婦さんが痛み止め用の硬膜外チューブをみてくれましたが、゛15時過ぎには薬がなくなるが、針を抜くのは明日になる゛との事。この針を抜けるのは医師のみで、今日は先生も帰ってしまったので抜けないのですが、そのままでも問題はないとの事。でも痛み止めの薬がなくったら、痛くなりそうでそちらの方が心配デス。同日に手術した向かいのベットの方は、私より後に手術をしたため、明日までは持つみたいです。いいな〜。
術前にもらった注意書きにも記載されていましたが、看護婦さんから、水分をたくさん取るように言われました。注意書きでは目安は1リットルとなっていましたが、できればもう少し多い量がいいそうです。
※水分は膀胱炎防止、回復促進のためです。
・好ましい飲み物・・・お茶、お水、清涼飲料水
・好ましくない飲み物・・・炭酸飲料水、濃い果汁(お腹が張ってしまうそうです)
 術後からすごい汗なので、水分補給するようにしていますが、もう少し頑張って飲むようにしなければ。母に500_gペットボトル何本か買ってきてもらっていたので、それと病院のお茶飲むようにします。ここの病院は配膳室の前に常時お茶がおいてありますし、食事前には各病室に回ってきて、カップにいれてくれますので、大助かりです。(*^_^*)
16時近くに管の薬がなくなりました。いよいよ痛みが〜とドキドキしていましたが、変化はありませんでした。看護婦さんから何度も「痛くない?薬はいらない?」と聞かれたくらい、通常は痛みが出てきて薬を服用する人が多いようなので、まだまだ安心は出来ない。不安は続く・・。起きあがったりすると、傷は痛みますが、横になっている時などはほとんど痛みは感じません。ただ時々傷のあたりが冷たく感じ、傷がつるようにも感じます。熱は夜の検温の時にも37度5分で、まだ微熱は続いています。
夕食後暇なので、リハビリも兼ねて、友人に電話することにしました。なるべくトイレも頻繁にいくことにしているのですが、起きあがる時痛いので、ついつい歩くのを敬遠しがちになるので、いろいろと用事を見つけては起きあがるようにしています。痛いけど、癒着も怖いので頑張らないと。p(^^)q少し元気になったので、廊下を何度も往復。まだ痛みはあるのですが、歩くときなるべく背中曲げずにまっすぐ歩くようにしていたら、歩行時はほとんど痛みは感じなくなりました。スタスタ歩けるようになったら、健康になった気分。術前の部屋で2日だけ同室で翌日に手術を控えた人達と廊下ですれ違った時に、手術後とは思えないとびっくりされてしまいました。その人と同室だった時は私は手術日当日で、ぐったりした姿しか見ていないので尚更びっくりしたようです。でもあまり無理すると、身体に負担かかるので、しっかり安静時間も取りました。(後で聞いたのですが、早く回復しようと無理しすぎて、傷が開いてしまい、かえって退院が延びてしまった方もいるようですよ。無理は禁物ですね。)
夕食後、友人二人に報告の電話したのですが、二人とも゛二日目に電話してくるなんて〜゛とびっくりしていました。手術=寝たきりというイメージがあり、私も手術前はこんな事ができるとは思ってもいなかったのですが、人間の身体ってすごいものですね〜。長電話は疲れるので、手術が無事済んだことだけと報告して切りましたが、電話することができた自分にまたまた感動。自画自賛。(^◇^;)
 消灯になってもなかなか寝れず、時々不整脈になっているようで息苦しい。そして・・・・夜中に恐れていた咳に突然襲われました。苦しいのなんのって・・・。我慢したくても我慢できないし、お腹に力が入らず咳も出来ないので、窒息しそうで苦しくて苦しくて・・。誰か咳の止め方教えてと、心の中で叫んでいました。こののま死ぬかもと思ったくらい、辛かった。術後で一番辛かったかもしれない・・。(×_×)今まで当たり前にしていたことができず、自分は病人だと改めて痛感した夜でした。苦しかった〜。
6/22(日)術後3日目
朝までほとんど寝れなかったので、今日は不調。夜には眠剤もらおう・・と。
手術日からシャワー浴びていないので、身体もくさいが、髪もくさい。耐えられない〜。洗面台で洗えないだろうかと様子をみにいくと、向かいのベットの人が洗っているところでした。少し不安でしたが、私も負けていられないと、挑戦してみることに。!(^^)! でもただ髪の毛洗うだけなのに、一瞬どう洗っていいのかわからず、戸惑ってしまいました。屈むと傷は痛いので、最初は恐る恐るでしたが、段々慣れてきて、無事終了。あ〜すっきり!やはり気持ちがいい〜。シャワーも浴びたい気分ですが、まだ許可は出ていない。髪がさっぱりしただけでも違います。すっきり爽やか。(*^_^*)
朝の検温では熱は36.3度。やっと下がりました。でも便はまだです。入院時の薬剤師さんの説明時に、月曜日まで排便がなければ下剤をもらった方がいいとアドバイスされましたが、いつ出るのか少々心配になってきました。元々便秘ではないので、何日も出ないと腹部が膨張しているようで気持ち悪く、段々ゲップも出てくるようになってきて、少し辛い〜。癒着が怖いので、廊下を何度も往復。
気配はするのですが、怖くてまだお腹に力が入れられず、空振り状態・・。見回りにきた看護婦さんにその事を話すと、排便しやすくする座薬があるので、もしお昼までに出なければそれを使ってみたらとの事。いろいろな薬があるのですね〜。それを聞いて少し気が楽になりました。
今朝から待ちに待った普通食。嬉しい〜。ご飯はどんぷり一杯食べてしまいました。(*^。^*)一日一日健康になっていく感じです。恐れていた痛みもなし。でもまだ痛みがきそうで半信半疑・・。入院前にHPなどで体験談をいろいろと調べましたが、みんな術後痛そうだったので、このままで終わるわけはないと疑心暗鬼・・。来るならさっさと来て!
 今日は朝から足が冷たい。靴下履いてみましたが、なかなか治りません。
10時30分頃突然処置室に呼ばれました。術後3日目は医師の診察となっていましたが、今日は日曜日だから明日かと思っていたので、びっくり。処置室に行くと見知らぬ女医さんがいましたが、応援医の様です。看護婦さんから内診台に乗るように指示されましたが、この内診台・・外来の電動式の内診台と違い旧式・・。高さが結構あるので、まだ傷が病む身としてはとても辛い。゛上がれるわけないじゃない!゛と心の中で叫びながら、汗だくになりながらやっと上りました。痛かった〜。今度は「横向いて下さい」と非情な指示が・・。゛悪魔!゛とまたまた心の中で叫びながら、横向きになろうとするのですが、痛くて思うように動けず、まるで゛座敷トド゛状態。情けな〜い、恥ずかし〜い。
まずは痛み止め用の硬膜外チューブを抜いてもらい、内診と傷の具合のチェック。担当医師以外の先生の診察受けるのは久々なので、少々緊張気味。
手術後に確認するのを忘れていましたが、傷は縦切りだったそうです。傷の状態は問題ないので、今日から防水テープ貼ってのシャワー許可出ました。足が冷たいことも報告したのですが、私は勝手に麻酔の影響かと思っていたのですが、先生の話では身体が熱くなったりすることはあるが、冷たくなるということはないので、手術とは関係ないと思うとの事。明日も治まらなかったら、担当医に聞いてみようと。
診察は無事終わりましたが、今度は台から下りなくてはいけない。これがまた重労働です。看護婦さんも手貸してくれました。病棟の看護婦さんは、みんな親切で優しい。感謝、感謝です。≦(._.)≧
病室に戻ると、朝の看護婦さんが座薬持ってきてくれました。軟膏が塗ってあってすぐ入れれる状態・・。昼食後が一番便が出やすいので、ご飯食べた後すぐに座薬を入れるようにとの事。やっとこの不快感からも解放されると思うと、嬉しい。昼食終わり、座薬を持ってトイレに行った途端、便意が・・。まだ入れていないのにと思いつつ、何だか自然に出きそうな気配でしたので、そのまま頑張ることに。でも術後初めてなので、怖い。お腹に力入れれないし、今までどうやっていたのだろうと、またまた。ドキドキ。お腹が空洞になっているようで(二つの塊に重さが1300cですからね〜)、自分の身体ではないようです。もう自然に任せるしかないと、そのままじっとしていたら、ついに・・。力入れなくても大丈夫なのだと思ったら、余計な力も抜け、無事出産?しました。安産の気分(経験はないが・・)。何事も自然が一番なのだと実感してしまいました。さっそく座薬くれた看護婦さんに報告にいきました。使用しなかったけど、座薬がお守り代わりになったようです。でも薬に頼らず、自分の力で・・というのはこんな些細な出来事でも自信につながるもので、嬉しく感じます。健康になってきている証ですもの。でも前にも書きましたが、今まで何も考えず当たり前に出来ていたことが、当たり前でなくなることの怖さも少しだけ経験しました。大病した人はもっと辛いんだろうと。13年前に癌で逝った父の事思い出し、9ヶ月間に渡る闘病生活中、一度も弱音を吐かなかった父を改めて尊敬してしまいました。
昼食後横になっていると、子供の泣き声が聞こえてきました。その途端、急に切なくなり、涙が出てきました。胸が締め付けられるような何とも言えない気持ち・・。全摘した事を後悔している訳ではなく、これはどうしようもない感情で、一生つきあっていかなくてはいけないもの、少し余裕が出てきた証拠かもしれないですね。少しだけ泣いたらすっきりしました。無理に感情抑えつけずに、自然体でいくことにします。
13時頃、突然担当の先生が部屋へ。昨日も出勤で、日曜日も?身体は大丈夫なのかと心配しつつ、術後毎日顔を見せてくれるのは、患者としてはとても有り難いことで、安心できます。50代なのにいつも元気そうで明るく入室してくるので、こちらまで元気になってしまいます。この先生に手術してもらって本当に良かったと改めて思います。感謝、感謝です。
元気になってくると汗の臭いが気になってきます。向かいの方は、髪を洗ったので明日にするとの事。私はどうしようかと一瞬迷いましたが、熱も下がり、シャワーの許可出たのに入らないのは悔しい。術後3日でシャワー浴びるとどんな感じなのか、体験してみたくて入ることにしました。ちょっとドキドキでしたが。(大袈裟ですね〜)詰め所に行って、看護婦さんに防水テープを貼ってもらい、いざシャワー室へ。他の病棟は浴室もあるようですが、産婦人科病棟はシャワーのみです。でも6時から21時半まで自由に入れます。少し狭いけど、これで十分。手術後初めて自分のお腹と対面?しました。防水テープ貼ってあるので、傷の状態はわかりませんが、お腹は真ん中に空洞が出来ているようで、いびつになっている。凸凹状態。やっぱりショック。シャワー室に全身写す鏡がなくて良かったとつくづく思います。手術日の朝シャワー浴びているので、3日ぶりですが、何だか一ヶ月以上入っていない気分。たかがシャワーだと思いつつ、ドキドキ。まだ傷が痛み、座るのは辛いので、膝をつく感じで身体洗いました。最初は恐る恐る。お腹周りはやはり怖くて触れず、石鹸をさっとだけつけました。シャワー浴びるときに、傷が痛むのでないかと少々不安を抱いておりましたが、全く問題なしでした。短時間でしたが、無事術後初シャワー終了。これで汗くささともお別れで、さっぱりして、本当に気持ちがいい。今までの人生で一番気持ちのいいシャワーでした。健康な時には当たり前の事でも、病気になると、何でも嬉しく幸せに感じてしまいます。術後3日目でシャワー浴びれたことにもまたまた感動。(大袈裟iかもしれないけど、本当に感動ですよ〜)。シャワーを浴びた後は、看護婦さんに傷テープ貼ってもらい、病室に戻りました。少し疲れてしまい、お腹のあたりに少し違和感を感じてきたので、しばらく横になりました。無理しすぎないようにしないと。今日も午前と午後2回の点滴でしたが、本数は減りました。午後の点滴中、知人がお見舞いに来てくれました。点滴しながら久々におしゃべりしたのですが、面白い事を言って笑わせるので、傷が痛くて。泣き笑いになってしまいます。でも久々に笑って、元気になった気分。笑いは元気の源!ちょっと痛かったけど。(^_-)-☆友人を玄関まで送る際、術後初めてエレベータに乗ったのですが、振動が傷に響くのですよね。何も考えずに乗ってしまいました。(^_^ 何事も体験しないとわからないものです。
見送った後、ふと見ると、母と弟の姿が見えました。弟は旭川市というところに住んでいるのですが、昨日私の見舞いに帰ってきてくれたのですが、今日は夕方頃にきて、そのまま母を連れて帰ってもらうように頼んでいたのです。母は、私が一階まで下りてきていることにびっくり。(心配性なのですよ)シャワー浴びたことも教えたら、びっくりしつつ、嬉しそうでした。弟は私がまだ唸っていると思っていたらしく、元気そうな様子に、拍子抜けした表情。とりあえず病室に戻ったのですが、狭いので待合室へ移動し、その際先程お見舞いで頂いたケーキを持って行きました。病室には絶食の方がいるので、そこでケーキを食べるのは心苦しいので。待合室で弟や母にケーキ渡した後、私も術後初めてのデザート。これが美味しくて美味しくて、思わず「うまい」と叫んでしまいました。病院食は美味しくないし、絶食後はおかゆで、今日からやっと普通食だったので、美味しさ倍増で、とにかくすごい勢いで口いっぱいにほおばっていました。その上一個だけのつもりが、気がついたら2個目めも、、、。無意識の行動で、飢えた動物のようだったかも。横で見ていた弟は唖然としており、こいつは本当に手術したのかと思ったのでは?母も呆れていました。でも一番驚いたのは自分だったかもしれません。美味しいものに本当に飢えていたのですね〜。(苦笑)後で弟から、゛食い過ぎるな゛というメールがきました。仰るとおり!その後私も大変だったのです。ケーキ食べたのは17時頃で、夕食は18時。当然お腹は空いていないので、おかずだけ少し口にしたのですが、一気にケーキを食べたので、胸焼けはするし、夕方からゲップが始まり、腹部が重苦しい感じ。自業自得なのですが。何とかしなくてはと、初めて階段で下まで降りてみたり、身体を動かしたのですが、なかなか消化されません。その上、腹部が膨れたので、傷がつる様で痛い。猛反省。健康なときもバイキング食べ過ぎで苦しい思いしましたが、今回のは本当に苦しい。これからは腹八分目にしようと、誓いました。もう遅いけど・・。(^◇^;) でもこの日たくさん食べたからか、夕方から2回も排便。少しすっきりしましたが、胃は重いまま・・。
足の先がずっと冷たくて気持ち悪かったのですが、ふっと思いつき、自分で足の先を触ってみると熱い。(・_・)......ン? もしかして、冷たいのではなく熱かった?どうやらそのようで・・。(;^_^A アセアセ… あまりにも多量の汗で、感覚がおかしくなったのでしょうか?母にも熱いのと冷たいのでは違うでしょう!と後で呆れられましたが、でも本当に冷たく感じたのですよね。それも半日以上・・。何でだろう??????
でもこの日も痛み止めなしで過ごせました。同日に手術した向かいの方は、今朝薬がなくなりましたが、お腹が少し病み、座薬もらっていました。私も毎回看護婦さんに薬はと聞かれるのですが、必要ないのですよね。こんな楽なまま終わるわけはないという気がして、かえって怖い〜。
今日はそれよりも食べ過ぎで苦しい・・。このまま体調崩して、原因ばれたら、間違いなく怒られる。マズイ。早く消化されますように・・。
昨日は夜中に咳で苦しい思いしましたし、元々日頃から夜中に咳が出やすいので、何とか抑えられるよう昼間に咳止めの薬もらっておき、飲んで寝ました。
6/23(月) 術後4目
 咳止めの効果は全くなく、夜中にまた咳に襲われました。苦しい〜。何とかして〜。目が冴えてしまい、眠剤も効かず、またほとんど寝れませんでした。お腹が重いのも原因かも。また反省。普段から不眠症なので、慣れてはいるのですが、術後は体力が低下しているので、睡眠不足は術後の身体に悪そう。今日はなるべ身体を休めるようにしないと・・。でも咳は本当に辛い・・。傷に響くから我慢すると窒息しそうだし、出そうとすると傷に響く。咳は本当に切ない。トローチや飴もなめてみたけど、効果なし。薬も効かないし、何かいい方法はないのか考えたけど、何も浮かばない。祈るのみ?日頃の行い悪い?(´ヘ`;)ハァ 一緒に入院した向かいのベットのHさんは今日も大イビキ。うらやましい〜。
今朝は6時に採血でした。計画表では術後1日目と3日になっていましたが、昨日は日曜日なので今日採血になったようです。採血してくれた看護婦さんから、血が薄いのでも貧血気味ではないかと指摘されましたが、自分でも前日くらいから自覚症状ありました。術前自己血採血で貧血になって数値ギリギリで手術しているし、輸血しなかったとはいえ、手術して出血はあるので貧血になっても不思議ではない。気をつけないと・・。先日お隣の奥さんに鉄分の入った飴頂いたので、それを早速頂き、母に入院前に飲んでいた鉄分入りのジュース持ってくるように頼みました。後野菜ジュース。病院の食事だけでは繊維が不足気味です。今は便秘にはなりたくないし、少しでもお通じを良くしたいので、ついでに以前飲んでいた青汁も頼みました。術後は膀胱炎防止のため水分を多く取らなければいけないし、お通じも良くなれば一石二鳥?
 今朝は起きてから、ゲップが続き、苦しい。昨日のケーキがまだ?とも思いましたが、それとも何だか違う感じです。朝食時も腹部全体が重苦しくて、あまり食べれませんでした。普段の私ではあり得ない事。ゲップの連続で苦しい〜。歩けば少しは調子がいいかと、廊下を何度も往復してみましたが、尚更ゲップがでる・・。朝食後排便し、ガスも出たので少し良くなるかと期待しましたが、駄目でした。ゲップの回数は増える一方で、苦しくて、ベットに横になりました。ただ寝ていてはつらいので、仰向けになり、膝を立てると少し楽。動くとゲップが悪化するので、午前中は休養していました。傷は痛くないのに、ゲップで苦しむなんて・・。腑に落ちない気分。
昼食は食欲はありますが、お腹が苦しいので、少しだけにしました。昼食後今日2回目の便。順調〜。まだまだ違和感はありますが、少しずつコツつかめた感じです。(*^_^*)でもゲップは止まらず・・。いつになったら止まるのか、不安になってきました。14時の検温、37.2分の微熱。ゲップのせい?と思いつつ、昨日動き回りすぎたのかもしれないので、今日は1日大人しくすることにしました。何せ動いたら苦しいし・・。
15時30分過ぎに担当医が今日2回目の回診。(平日は朝と夕方回ってくれます)ゲップが苦しいことを訴えると、腹部を触診してくれましたが、お腹はそんなに張っていないので問題はないのではないかとの事。微熱の事も言いましたが、それ以上上がらないように抑えるようにと。(どうやって?)何度迄ならいいのか尋ねてみると、ニヤッとしながら「37度3分までだな」と。そう答えると思った(^_-)-☆熱上がると身体もきついので、気をつけます。
 少し良くなったと立ち上がると、まだゲップがでます。歩いたり、動いたりすると反応するようです。空気を食べているのではと先生から言われたのですが・・?
夕方頃、以前マンションの隣に住んでいたでいた子達がお見舞いに来てくれました。手術日母に付き添いをお願いした奥様のお子様。上のお姉ちゃんが24歳で、下の男の子は20歳になったばかり。二人とも小さい時から一緒で、おむつも変えていたのですよ。私の両親が転勤して一人暮らしになった時は、お隣でよく夕御飯をご馳走になったり面倒をみて頂き、親戚以上のつきあいです。子供達とも映画に行ったり、お祭りに行ったり、よく連れ歩いていたので、近所では私の子供と間違えている人も多く、職場や友人達の間でも、私の子供として認知?されています。二人とも本当に可愛くて。13年前私の父が亡くなったときは、二人ともまだ小さかったのですが、お通夜終わった後も二人ともずっと私の側にいてくれて、一生懸命慰めようとする気持ちが伝わってきて、本当に嬉しくて、愛おしくて。あの時の事は今でも忘れられません。二人との貴重な時間、思い出があるから、今回全摘も決心できた気がします。30歳過ぎくらいから、何となく私は子供が産めないのではないか、この子達はその代わりに神様が?などと時々ふっと思う事もあったのですが、その通りになってしまいました。母にとっても孫代わりみたいな存在で、この二人の存在がなかったら、私はまだ悩んでいたかもしれません。もう今では二人とも大きくなり、下の男の子はもう20歳で、婦人科病棟なんて恥ずかしくて嫌がるだろうと思っていたら、後でお母様から聞いた話では、お見舞いに行くのは当然だと思ってくれていて、自分一人でも来るつもりだったそうです。それを聞いたとき、嬉しくて涙が出そうでした。二人のお見舞いはとても嬉しくて、元気が出ました。p(^^)q
二人が帰った後母と売店に行き、牛乳買って飲んでみたいところ、少しゲップは楽になった気がします。(関係ないかもしれませんが)でもまだ出るので、夕食は少し残しました。ゲップは本当に辛い〜。
今日は何だかゲップのお陰で疲れた一日となってしまいましたが、便も好調で回復は順調みたいです。ただガスがあまり出ないので、それがゲップの原因かも?
今日も午前午後2回抗生剤の点滴がありました。点滴も明日で終わりかな。

6/24(火)術後5日目
 朝起きても、ゲップは止まっていませんでしたが、少し治まってきています。何とかなりそうかな・・。
今朝も朝から快便?で腸の調子はバッチリです。まだお腹に力が入らないので、自然に任せる感じなのですが、こつがつかめてきました。
今朝も8時30分頃、先生の回診。今日も元気。本当に気さくで、自分の担当外や、婦人科以外の患者さんにも声をかけていくので、同室のおば様方の評判もよく、初めての人には必ず゛welcom!゛というそうで、゛welcomeの先生゛と呼ばれていました。
 今日は調子がいいので、シャワーを浴びました。昨日はゲップでシャワーどころではなく、術後2回目のシャワー。今回は座って浴びることが出来ました。日々回復している事を実感。シャワーはやはり気持ちがいい。婦人科病棟は6時から21時30分まで好きな時間に入れるので、有り難いです。今日も防水テープつけてもらいましたが、相変わらずお腹の形はいびつで、お腹周りは怖くてあまり触れません。1300グラムの塊がなくなり、その後どうなっているのか興味はあるけど、さすがに触る勇気はない。
今日の食事は少し残すようにしました。術後は腹八分目。食べ過ぎに注意!と自分に言い聞かせ・・。
朝食後に野菜ジュース飲むようにしたからなのか、今日は3回も排便。絶好調。(^_^)V 水分1g以上取り、1時間から2時間に1回は運動がてら必ずトイレに行くようにし、なるべく長時間座るようにしたところ、自然と出るようになってきました。でもお腹に力が入らず、術前と感覚が全く違うので、毎回戸惑ってしまいます。以前と同じに戻るまでには、しばらく時間がかかるんでしょうね、きっと。
 点滴は今日で終わりです。私は血管が出る方なので、ほとんど痛い思いもせず、あまり苦ではありませんでしたが、動きが制限されるのは面倒だったので、これですっきりします。
 退屈になり、病院の窓から以前勤務していた職場がみえたので、急に懐かしさ覚え、まだそこに勤務している友人にメールしました。彼女も子宮筋腫なのです。手術検討しているという話しを以前聞いたので、参考になればと。なーんと夕方、飲み会キャンセルして駆けつけてくれました。タイミング良く、彼女も婦人科検診で再検査となり、数日後別病院で受診予定でした。いろいろと話しているうちに、偶然にも私が最初に診て頂いたドクターが彼女の同級生とわかり、お互いびっくり。後日談ですが、彼女はそのドクターに紹介してもらった病院で、UAE(子宮動脈塞栓術※)受けました。
(※参考:彼女の場合、入院3泊4日、費用は保険適用外の自費診療なので、約47〜48万円だったそうです。UAEについては、また時間のあるときに更新します。)
 傷の痛みはほとんどなくなってきましたが、起きあがったり、ベットに上がったりするときはちょっと辛い。でも歩いたりする時はほとんど痛みはないので、少しでも早く回復するようになるべく動くようにしています。痛み止め使わなくても済んだのは本当にラッキーでした。背中の痛み止めの点滴だけで大丈夫とは驚きです。もっと痛いのを覚悟していたので、少し拍子抜け。覚悟していた癒着がなかった上に、あまりにも順調な回復に、術前からも見守られているような感じはしていましたが、父や先月亡くなった伯母やみんなが守ってくれているに違いない、心からそう思いました。感謝。そして何も言わず見守ってくれて、付き添ってくれた母に一番感謝。担当医にも。いろいろな人に感謝し、これからも頑張らなくてはと改めて・・。p(^^)q   
6/25(水)術後6日目
 術後6日目。昨日で点滴は終わり、今日は何もない日です。大部屋にも慣れ、結構楽しく過ごしています。痛みも起きあがったりする時以外は、ほとんど感じなくなり、一日一日健康になっていく気がします。順調すぎて、本当にこれでいいのかと未だに不安を覚えてしまいますが、、、(^^ゞ
階段の昇り降りも出来るようになり、散歩の範囲も広がりました。20時頃1階のロビーを歩いていると、゛お〜っ!゛と元気な声が。担当医のA先生がちょうど帰るところでした。思わず「先生、身体大丈夫ですか?」と聞いてしまいましたが、先生は゛何でだ?゛と不思議そうな顔。土日も休まず働きづめで大丈夫か改めて尋ねたところ、゛全然大丈夫゛と元気な声が返ってきました。そして、これから英会話の習い事に行くのだと、楽しそうに、元気な足取りで帰っていきました。14年くらい続けているそうです。すごい〜。先生は木曜日が手術日ですが、それ以外は毎日午前・午後と外来、その上不妊治療では面談を重視しているため、土日もご夫婦での面談に応じているようです。私が外来で通っていた時も、日曜日に予約が入ってるのを何回か耳にしました。先週も土日と出勤していましたから、休みなしで疲れていると思うのですが、そんな様子をおくびにも出さず、毎朝元気な顔を見せてくれます。その上習い事までしているとは、本当に恐れ入りました。尊敬の眼差しで見送ってしまいました。手術も丁寧と評判ですし、腕もいい。ユーモアもあるし。50代後半なのにパワフル〜。私が長年勤務していた職場の50代のくたびれたオジサン達とは、大違いです。ああいう上司が欲しかった〜と思わず・・。入院前はあんなに不安だったのに、入院してから不安という言葉忘れていたのは、信頼できる先生のお陰だと改めて感謝します。この病院は建物も古いし病室も狭く、施設的には満足とはいえないかもしれませんが、看護婦さんは優しい人が多いですし、何より先生に任せておけば大丈夫という安心感がある。この病院選んで良かったと思います。病院選ぶときに、綺麗な病室の病院の方がいいかと一瞬考えた事もありますが、やはり病院は施設より、先生との信頼関係が大切です。施設も先生も良ければ最高なんですけどね〜。(^_-)-☆先生から元気頂いたので、また明日から頑張ろうと。明日はいよいよ抜糸です。
 
6/26(木)術後7日目
 今朝は採血でした。前回は貧血気味だったみたいですが、今回は治っているかな。肝臓の数値も少し高かったようですが、手術前から高く、元々脂肪肝なので問題はないみたい。(ちなみにお酒の飲み過ぎではありません。遺伝体質です。確かにお酒は飲むけど・・(^_^;)元気になったら少し運動して痩せなければ。p(^^)q
採血後、差し込むような痛みが襲ってきました。腸からのサイン(便意)のようで、即お手洗いへ直行。とてもわかりやすいサインですが、かなり痛い。激痛に近いですよ。(^◇^;)
 今日は術後1週間で、抜糸の日です。早い〜。一週間前に手術したなんて嘘みたいに思えるくらい、順調な回復ぶりで嬉しい。
抜糸後は次の日までシャワー浴びれないので、夕方迄にシャワーにと思っていたら、10時頃突然処置室に呼ばれました。今日は担当医は手術日で、夕方以降呼ばれると勝手に予測していたので、びっくり。処置室に行ってみると、担当医ではなく、今回も日曜日に術後3日目の診察してくれた応援医?の若い女医さんでした。
処置室で順番を待っていましたが、私の前に3日前に手術した人が診察でしたが、台に上がるのにかなり苦労している様子が伝わってきました。私もあの時の痛さと大変さ、思い出しました。次に私が呼ばれましたが、術後3日目にはあんなに大変だったのが嘘のように、楽々と上がれました。(少し痛みはありますが) 台に寝ると、まず腹帯はずして、傷テープも。看護婦さんの「綺麗に縫っているわね」と感心した声が聞こえてきました。まだ自分の傷確認していないので、これは嬉しい言葉です。私の手術直前の゛玉の輿に乗るから傷は綺麗に縫って゛という伝言は届いたって事?でも元々丁寧に縫ると評判の先生なので、伝言なんて必要なく、恐らく伝言自体きっと麻酔の先生に無視されていますよね。無視してくれたと信じたい。(^_^;) 傷跡の事が心配だっただけに、傷を見慣れている看護婦さんの言葉は本当に嬉しく、A先生にまたまた感謝。今お礼言えないのが残念。
抜糸は痛いのかと少し緊張していましたが、私は溶ける糸を使用しているので抜糸の必要はないとの事。なーんだ、心配して損した。(笑)ただ縫い傷の終わりに糸が出ているようで、女医さんが看護婦さんに゛この糸は切るのかしら〜?と質問。(-_-#) ピクピク 大丈夫?担当医の先生呼んで〜と叫びたい心境でしたが、じっと我慢。糸は切られたようなのですが、少し不安が残る。まあ糸くらいは問題ないか、、、でもこの先生とは入院するまで面識もなく、どんな先生かもわからないし、どうみても経験浅そうなので、きっと最初から不安を抱いていた気がします。熟練した担当医をみているから、頼りなく思えてしまうのは仕方ないですよね。
傷の状態は問題ないので、明日から防水テープなしでシャワー浴びてもいいとの事。良かった〜。ついでに太ったら傷に影響するのか質問したら、傷が盛り上がってくるので、やはり太るのは良くないとの事。3日目に食べ過ぎたときに、傷も痛かったし、腹部も痛かったので、本当に太らないように気をつけないといけませんね。診察が終わり、看護婦さんに腹帯はどうするか聞かれましたが、まだ怖いのでそのままつけてもらいました。傷の部分にはガーゼ貼ってくれたので、明日まで傷とのご対面はお預けです。
病室に戻ったら、同室の方からお菓子のお裾分け。大学いもなのですが、凍っていてとても美味しかった。昼食前なのに全部たいらげてしまいました。太っては駄目と言われたばかりなのに、食べ物の誘惑には勝てない。この日はお菓子ラッシュで、この後スイートポテト・みかんなど頂いてしまいました。太ってはいけないと思いつつ、まあいいか〜と美味しくいただいてしまいました。反省は生かされない。\(__ )その分歩かないと・・。
 14時頃から不整脈になってきました。脈がかなり乱れていて少し息苦しい。入院時に不整脈の事は申告していたので、見回りの時には毎回脈測ってくれるのですが、今日は看護婦さんからも乱れがすごいと指摘され、その後何度も様子みにきてくれました。抜糸の時に緊張したから?と思いながら、しばらく横になって安静にしていました。抜糸してから、お腹の辺りが少し調子が悪く、もやもやした感じがします。糸を少し切ったくらいで何もしていないのに・・。なぜ?不安感?(苦笑)夕方頃ベットに座っていたら、今度は右側からお腹にかけて激痛が走りました。一瞬息が出来ず、そのまま動けず、ベットに倒れ込むように横になってしまいました。5分くらいで治まりましたが、突然の事で恐怖感じ、不安になります。夕食近くに手術を終えた担当医が回ってきて下さったので、すぐその事を報告しました。先生は今日は内診してもらったか?と聞きつつ、明日診てみるかと言ってくれ、私は即頷いてしまいました。やはり先生でないと安心できない。一緒の日に手術し今日抜糸した向かいのベットの方も、お腹の調子が悪いと先生に訴えていましたが、抜糸も少しは影響しているのでしょうか・・?
 夕食が終わった頃、一人の女性が点滴したまま、看護婦さんに案内されて真ん中のベットへ。何事?と同室の方々が彼女に質問していましたが、どうやら今月初めから高熱が続き内科に通院していたそうですが、3週間経っても熱は下がらず、婦人科の病気かもしれないと、以前から通院していたこの病院の婦人科に今日診察にきて、そのまま入院となったそうです。3週間以上39度近くの高熱が続き、座薬で抑えて出勤していたそうですが、薬が切れるとすぐ熱が上がっていたとの事。今日の診察結果で、卵巣から出血していてそれが高熱の原因だったと判明したようです。元々卵巣膿腫で治療中でしたが、今回の出血は卵巣膿腫が原因ではなく、別の箇所からの出血で、熱が下がらなければ、来週手術になるそうです。仕事途中に抜け出しままで、何も準備していないとの事。こうやって緊急入院目の当たりにすると、準備もなしで入院する大変さが伝わってきます。化粧もそのままだし、下着のことやいろいろ・・。私の持ち物の中にクレンジングや余分な未使用の下着もあったので、もし今日準備出来なかったらと尋ねてみたら、後で同居している人に届けてもらえるそうです。良かった、良かった。でも一人暮らしの時はいつ何が起こるかわからないから、普段から最低限度のものは用意しておくことも必要ですね。同室の大腸癌の方も検査で来院してそのまま入院でしたし、私も今は一人暮らしでないけど、慌てないようにある程度準備しておこうと・・。
 今日も快腸で、なんと4回も。水分取っているせいもあるかもしれませんが、野菜ジュースや青汁も効いているのかもしれません。向かいの人は便秘気味との事でしたので、野菜ジュース薦めました。
今日は不整脈もあり、病人らしく過ごしました。不整脈は寝不足が原因かもしれないので、今日は看護婦さんに相談して、いつもの眠剤より少し効き目があるという手術前日に飲んだ眠剤をもらいました。今日はぐっすり寝たい
6/27(金)術後8日目
 眠剤で少し寝れました。でも毎晩私の向かいのベットのHさんのいびきがすごいんですよ〜。早いときは21時くらいから大イビキで、いつも朝までぐっすり寝ていてうらやましい限りです。十分な睡眠かと思うのですが、彼女にしたら睡眠不足だそうで、私と一緒に眠剤もらうのですが、当然彼女には効き過ぎで、今度は昼間も大イビキ。昼食後から夕方まで寝ることも度々あり、お昼寝したら夜は寝ることはできないだろうと心配したのですが、なーんとまたまた夜も大イビキ。さすが〜(^^)//””””””パチパチ 1日中彼女のイビキ聞きながら、゛眠剤必要な〜い!゛と毎回笑ってしまいます。同じ日に手術し、大部屋の移動も一緒だったので、このいびきとは入院以来のおつきあい。入院初日はあまりにも大きなイビキに、何事?と飛び起きてしまいましたが、人間慣れるものですね。それにいびきの他に総合病院なので、深夜の救急車の音も毎晩聞こえてくるし、病状によっては夜中に処置する人もいるから、騒音と共存しないと生きていけません?(--)(__)あの騒音の割には寝ている方です。今日は久々に6時30分まで寝ていました。もしかして私もイビキかいていたかも?まあいいか、お互い様。d(^-^)ネ!
 朝食前に一階ロビーまで散歩に行きましたが、少しくらくらするので、早々と戻ってきました。今朝も看護婦さんが脈測ってくれたのですが、脈は遅く、不整脈状態。今日は静養の一日とします。お腹の傷周辺は今日も何だかすっきりしませんが、朝の回診時に先生が夕方頃に診察してくれると言ってくれたので、安心。
寝てばかりいても駄目なので、抜糸後初めてのシャワー浴びることにしました。テープはずして初めて自分の傷とも対面。☆=>=>=>(+_+。)どこが綺麗な傷なんだ〜!と思ってしまいましたが、術後の傷はこんなものだと・・。看護婦さんの言うとおり、傷の縫い方は丁寧で綺麗でした。さすが!腹部に空洞があり、いびつで傷跡がつってみえるので、グロテスクに感じてしまうのでしょうね。そのうちに見慣れるでしょう。空洞もいずれ埋まるだろうし。
抜糸の翌日はシャワー浴びた後、看護婦さんに傷の点検してもらうのですが、問題ないとの事。腹帯はずしてもいいようですが、腹部のあたりは怖いので今回もしてもらいました。下着は術前の普通のショーツはいてみたのですが、傷があたって痛く、またマタニティパンツにしました。これは傷が隠れるし、お腹も冷えなくていいですよ。その上に腹帯もすれば安心。お腹が冷えると傷が痛むような気がするので気をつけなくては。今はファッションより身体の事が第一です!(ずっと続くのは嫌ですが・・)
 14時からの検温の時も看護婦さんが脈測ってくれましたが、息苦しく不整脈なのは間違いなかったのですが、やはりかなり乱れているとの事。寝ながら深呼吸すると少し良くなるのですが、起きあがると息苦しい。看護婦さんが後で先生に不整脈のこと報告し、循環器内科で診てもらった方がいいとアドバイスしてくれました。そうしようと。
夕食前に先生が診察して下さいました。右側の激痛ですが、内診や触診では異常は見あたらなかったのですが、術前に撮ったレントゲン写真で腎臓が圧迫されていたので、今回の痛みもそれが原因かもしれないので、念のために来週月曜日に再度造影剤使って腎臓のレントゲン撮影することになりました。何だかホッとし、不整脈の事すっかり忘れていました。その後、夕食が終わってブラブラしていたら、詰め所から出て医局に戻る途中の先生を発見・・。思わず追いかけて、循環器の先生に診てもらいたいとお願いしたところ、月曜日に受診できるよう手配しておくと快諾して下さいました。疲れているところ呼び止めたのに、嫌な顔せずに対応して下さり、本当に感謝です。それにしても、先生は疲れという言葉を知らないのでしょうか・・。先ほども歩くのが速くて、追いつけず、大声で呼び止めてしまいました。とても50代半ばとは思えない動き。私も負けていられないな〜。早く元気になろうと。
でも不整脈来週診てもらえることになって良かった。例年この時期は不整脈になりやすく、術前も不整脈のことは不安でしたが、ここまでひどくなるとは考えてもいませんでした。総合病院を選択したのは正解でした。
今日は静養の一日でしたが、またまた快便でした。(^◇^;)1日3回ペース。何だかお腹が少し引っ込んだ気がします。塊二つ1キロ以上摘出だから、当たり前なんだけど。でもたくさん食べているから、きっと体重は落ちていない。(x_x)

6/28(土)術後9日目
 今日も朝から脈は遅く、不整脈・・。術後傷の回復は順調なのに、不整脈で苦しむとは。でも病院だから安心です。せっかくパソコン持ち込んで、HP作成しようと思っていたのに、起きあがると不整脈で息苦しくなるので、ほとんど進みません。退屈で時間持てあましていたところに友人がお見舞いに来てくれて、シャーベット持ってきてくれ、久々に冷たいものを食べました。美味しかった〜。例年ならこの時期の気温は結構高いのに、北海道は気温が上がらず、寒いくらい。もう少し気温が高かったら、もっと美味しく感じたのに。残念。久々におゃべりして楽しい一時でした。
最初はどうなることやらと思っていた病室の雰囲気にも慣れ、マイペースで過ごしているので、家にいるときと変わらない生活です。パソコンも持参し、必要なものは母が持ってきてくれるので、何不自由ない生活で、このままずっといてもいいかも?他の病室と比べると、年齢層も高く、個性派揃いのおば様達ですが、みんないい方です。特に大腸癌の方は4月から絶食状態で、食事の時も一緒に食べることは出来ないのですが、その日の食事メニューを調べて教えてくれ、食べ物の話題にも楽しそうに参加し、周囲が気を遣わないように、明るく振る舞っています。ゼリーやプリンなどは少し口に出来るのですが、とても美味しそうに食べます。何ヶ月も絶食状態なんて考えただけで気分が暗くなりがちですが、何事にも前向きで、本当に素敵な方です。数日前から栄養補助食?(バリウムみたいな液体)が出るようになりました。食事と言えるものではありませんが、一緒に食べれるだけでも、嬉しい事で、食事時間はおしゃべりしながら食べています。調子が良ければ来週から重湯が出るかもしれないということなので、早く一緒に食事がしたい。
6/29(日)術後10日目
今日は術後10日目。早いものです。今日も朝から不整脈で調子が悪いので、静養日にしました。時々右側や傷が時々痛みます。今は10日目で退院の病院がところが多いようですが、もし今日退院だとしたら、無理ではありませんが、少し不安は残りますね。
10日目は診察の日で、処置室に呼ばれました。術後3日目・7日目・10日目の人が揃ったので、混雑状態。今日は日曜日なので、また応援医の先生かと思っていたら、奥から聞こえてくるのは、私の担当医の声。喜びつつ、昨日も今日も出勤で大丈夫か?とまた心配になってしまいますが、元気な様子で・・。後で別の担当医の患者さんが、゛声だけ聞こえたときに、若々しい声で、動作もキビキビしているから研修医の先生かと思った゛と言っていました。それくらい元気で動きも若々しい。外来の時にも感じるのですが、マイペースというか、楽しんで仕事していて、ストレス溜めない性格のようにお見受けします。いつもキリキリして仕事していた時の自分を思い返し、反省してしまいました。
先生が私の顔をみて、「ん、金曜日に診察したよな」と。私も呼ばれる前は今日はいいのでは?と思っていたはずなのに、ついつい「今日も右側痛い」と口が勝手に。先生は嫌がらずに診てくれました。(ごめんなさい)傷の状態もよく、経過良好。超音波でも異常はなし。では右側の痛みは何?でも先生に診てもらって安心したのか、痛みは少し治まってきました。
そういえば、今日昼頃救急車で運ばれてきて、隣の病室に入院いた方がいるのですが、顔をみてびっくり。数日前に家の近所で見かけて、どこかで会ったことがある・・と気になっていた人だったのです。またこんなところで再会するとは。で、誰?と気になって必死に考えるけど、なかなか思い出せない。夕方にやっと思い出して、すっきり。18年間勤務していた職場でよく見かけていた方でした。所属は違うので、なかなか思い出せなかった。でも札幌には病院いくつもあるのに、こんなところで出会うなんて、不思議です。これが男性だったら、赤い糸で・・と思うのですが、残念ながらおば様。( ^.^)( -.-)( _ _)
6/30(月)術後11日目
 今日も朝から不整脈。朝の見回りにきた看護婦さんが脈を調べてくれたのですが、遅いし止まるし。
今日は腎臓のレントゲン撮ることになっていて、10時頃呼ばれました。手術前の写真では尿管が筋腫に圧迫されて少し膨らんでいましたが、今回はどうなっているか・・。この間の激痛の原因が腎臓だと
泌尿器科に行かなくてはいけないとの事。泌尿器科は行きたくなーい。
すぐ終わって戻ってきましたが、不整脈がまたひどくなってきたので、お昼まで静かにしていました。12時30分頃に今度は循環器内科に行くように連絡がきて、下の階に降りていきました。まだ数名外来の患者さんが診察待ちで、待合室で待っていました。ふと嫌な予感がして、自分で脈測ってみたのですが、予感通り?正常な動き。午前中2回看護婦さんに測ってもらったときは乱れていたのに、今は嘘のように治まっています。で、数分後に先生に呼ばれたのですけど、当然゛治っているようですね゛と。何でこうなるかな〜と思わずため息。(x_x) 一応念のために明日心臓ホルターつけて検査してくれる事になりました。検査結果は翌週の水曜日くらい。まだ何も言われていませんが、当初の予定では7/4退院なので、退院後に結果がわかることになるのか・・と少々不安。でもどっちにしても後少しで退院。早く家に帰りたいような、もう少し入院していたいような、複雑な心境・・。病室はもう自分の空間になっていますしね。
そう言えば今日から大腸癌のTさんの食事が出たのです。もちろん重湯からですが、今までずっとみんなの食事眺めているだけだったのが、今日から一緒に食べれるなんて感激です。食事が運ばれてきた時は、みんなで拍手。\(^O^)/ 元々食べる事に興味のあった方なのに、絶食で、数ヶ月間も点滴のみだなんて、今まで本当に辛かったと思います。それなのにみんなが気を遣わないように、食事の時はいつも笑顔で。だからみんなも自分のことのように嬉しくて、運ばれてきた食事囲んで大はしゃぎ。普段は゛マズイ゛と思っていた病院食も今日はご馳走に感じます。いつも元気で前向きに頑張っている姿は、励みになります。たかが筋腫の私。負けていられないですね・・。
 夕食後に担当医が、循環器の先生は不整脈は治ってきているようだと言っていたとの事。そうですよね、診察の時は腹立つくらい安定していたもの・・。でも確かに今日は午後以降いつもよりは落ち着いてきている気も。手術前は気張っていて、術後も痛いのを我慢して歩いたりしていたので、疲れがたまっていたのが原因かもしれないですね。元来の不眠症でずっと睡眠不足ですし。それで不整脈悪化したかも。今日も安定剤もらって寝るとします。

7/1(火)術後12日目
 今日は心臓ホルターの検査なので、9時頃呼ばれてつけてもらってきました。以前にもつけた事ありますが、今回のはショルダータイプで、小さいケースを斜めにかけるのです。パジャマの色が黄色だった事もあり、幼稚園児みたい。(もちろん格好だけですが)かなり恥ずかしい。(^_^;) 普段と同じ生活をすればいいのですが、不整脈がどういう状態の時に起こるか調べるため、軽い運動もした方がいいのですが、何せここは病院で、入院中の身。行動範囲は限られているので、階段の昇り降りや、いつもより少し長めに病院内散歩することにしました。でもこの格好であまり人前に出たくないので、外来の時間が終わるのを待って行動開始。(^_^;) 病院は本館6階と新館8階(でも古い(^_^;))に分かれており、病室は本館にあり、私の病棟は3階。いつも1〜3階の往復で、3階から上には行ったことがなかったので、ついでに他の病棟の見学に行って来ました。3階は婦人科と小児科の病棟なので、女性・子供ばかりでしたが、上の階は当然男性の入院患者の姿も。何だか落ちつかないものですね〜。と、自分の病棟の住み心地?の良さを再認識しながら、散歩していたのですが、6階まで上がり、1階のロビーまで階段で降りた頃から、脈が乱れて息苦しくなってきました。少々動きすぎたみたいです。しばらく待合室のソファーの上で休養。体力もかなり落ちているのだと痛感しました。10分ほどして病室に戻り、しばらく安静。やっと脈も落ち着いてきました。今日も比較的脈が安定しているようです。でもまだ苦しい・・。
7/2(水)術後13日目
 入院生活もあと少しです。身体の方は傷の痛みもほとんどなくなり、どこが悪かったのか忘れるくらい。ベットの上がり下りもほとんど痛み感じなくなりました。トイレはやはりまだ違和感はありますが・・。腸は相変わらず快腸?です。あまり体動していないのに食事は毎日残さず、どんぶり一杯のご飯食べていますが、もしかしたら少し痩せたかも?と、淡い期待。o(^-^)o
 一緒に入院し手術したHさんの卵巣癌の組織検査結果がそろそろ出る頃です。明るく過ごしていましたが、今日はやはり落ち着かない様子で、弱音も時々・・。術前初期ではないかと言われていたそうですが、結果みないと正確な事はわからないので、早く知りたいような、知りたくないような心境なのでしょうね。自分が同じ立場だったら、やはり悪い方に考えてしまい、不安な気持ちになると思います。でも、同室には癌経験者が2名いますから、心強い。それに卵巣癌の抗ガン剤治療で隣の病室に入院している方も体験談を聞かせてくれました。その方は、抗ガン剤の副作用で髪の毛が抜けてバンダナしていますが、とても明るく、前向きに、本当に元気な様子です。コロコロ笑って、この方は本当に癌なのだろうかと思うくらい。その元気な姿に感服し、私まで元気もらいました。Hさんも同じ病気の人の話が直に聞けて、気持ちも落ち着き、元気取り戻したようです。私は後少しで退院ですが、Hさんはこれから抗ガン剤治療と数ヶ月後にリンパ切除の再手術が待っています。検査結果悪くなければいいな〜。
それにしても、卵巣癌の患者さんがこんなに多いとは、入院するまで知りませんでした。子宮頸癌・子宮体癌は話題になりますが、卵巣癌はあまり取り上げられないので、少ないのだと勝手に思っていましたが、こちらの病棟では卵巣癌の方が多く、驚いてしまいました。退院したら、卵巣癌について調べてみたいと思います。

7/3(木)術後14日目
 退院まで後1日。今日退院前の内診があり、その後先生からの説明があるとの事。退院したいような、このまま残っていたいようで複雑・・。入院する前は、1日も早く家に戻りたいと思っていたのに、不思議なものです。でも後残り1日、HP更新のためにいろいろと取材しなくてはと、私の手術日と翌日の2日間同室で今は隣の部屋に入院中の二人を訪問。私の一番体調の悪いときに同室だったので、話す機会もなかったのですが、術後廊下で立ち話し、情報交換するようになりました。二人とは担当医は違うのですが、同じ病気ですから、意気投合。いつも廊下で立ち話す事が多く、長時間訪問は初めて。病院ということも忘れて、おしゃべり。傷をみせあったりしてしまいました。一人は全摘ですが、膣式です。もう一人は核出術。膣式手術についての知識なかったので、いろいろと教えてもらいました

彼女達の担当医の先生手術の説明書類も見せてもらいましたが、術後の事も記載されていて、参考になりましたので、膣式と核出術について少し抜粋させて頂きました。↓
☆膣式手術
麻酔・・ 麻酔は私と同じ全身麻酔ですが、方法は少し違ったようです。私は術前の麻酔医の説明では背中から硬膜外麻酔を打ち、その後全身麻酔との事でしたが、当日うるさかったからか、背中に注射された記憶もないまま全身麻酔となったので、痛みは全くなかったのですが、膣式手術の場合は下半身麻酔が重要のようで、ガーゼで何度も足をたたかれて麻酔が効いているか確認してから全身麻酔だったとの事。彼女は血管がなかなか見つからなかったのか5回くらい針さされたそうで、痛かったそうですよ。可哀相〜。上半身の麻酔は軽くかけてあったようで、手術室出るときから意識はしっかりしていたそうです。反対に下半身はしっかりとかけられていたので、翌日の夕方まで足のしびれ感じていたそうです。
経過・・手術時間は30分〜40分程度。彼女の術後摘出された筋腫みせてもらいましたが、細かくなっていていかにも掻き出したという感じでした。(私の写真も撮っておけば良かったとまた後悔。)術後はひどい痛みはなかったそうですが、中をいじられているような違和感は感じたそうです。開腹手術の場合は術後2日目に大部屋に移動ですが、膣式手術の場合は手術当日移動でした。痛みは手術当日は生理痛のような痛みがひどく、座薬も効かなかったそうです。膣式は中身を引っ張り出すような事になるので、その影響なのかもしれないとの事。翌日からは痛みはほとんどなかったようですが、不正出血のような微量出血は数日続いたので、ナプキン(薄いので可)が必要だったそうです。
膣式については、また退院後調べて掲載したいと思います。


 お隣の病室には、月曜日に手術をし、昨日その部屋に移動してきた方がいるのですが、かなり具合が悪そうで、歩くのも辛そうで、顔色も悪く、今まで何人も術後の患者さんと出会いましたが、その中で一番辛そうにみえます。後で2人から聞いたのですが、腸が癒着しており外科の手術も行われたので、7日間絶飲絶食だそうです。(後で5日に短縮されたそうです)食べ物だけでも辛いのに飲み物も駄目だなんて・・・。お手洗いに行く時も足に力が入らない様子で、本当に辛そうです。私も筋腫の大きさから癒着している可能性が高いので、術前に先生に癒着していた場合はどうなるのか質問し、癒着の度合い、場所によって変わってくるが回復まで時間かかる可能性は高いと聞いていましたが、改めて癒着の怖さ知りました。術前の腎臓のレントゲンでも尿管が圧迫されていたので、あのまま筋腫を放っておいたら、間違いなく癒着していたはずです。あれだけ大きな筋腫だったのに癒着していなかった事は本当に奇跡に近かったのではないか、癒着する前に手術できて本当にラッキーだったと心から思いました。予定通り退院できるなんて本当に幸せな事です。彼女も1早く食べれるようになって1日も早く回復できるといいな〜。
この日は隣の病室に入院患者3名入り、6ベット埋まりました。その中のお一人は、私と同じ主治医で数年前子宮頸癌の手術をされたとの事。主治医の事もよく知っていて、面白い話をいくつか教えてもらいました。それとみんなで傷の話しをしていたら、ご自分の傷跡もみせて下さいました。3年ほど前に手術されたそうですが、ほとんど跡も残らず、綺麗なものでした。やはり女性はみんな傷跡の事は気になるので、綺麗な傷跡みせて頂けて、安心できました。それにこの方の癌の体験談も聞かせて頂きましたが、癌は早期発見されれば恐れるものではないということ、改めて早期発見の大切さ、認識いたしました。癌恐怖症だった私には、゛癌はこわいものではない゛という彼女の言葉はとても心強く、癌に対する恐怖心が少し和らいだ気がします。本当にどの方もパワフルで、笑顔がとても素敵です。あの明るさ、笑顔が病気を撃退するのではないでしょうか・・。病気も笑い飛ばし、明るさを失わない前向きな彼女達の姿に強い感銘を受け、私も負けてはいられない、と気持ちも新たに頑張らなくてはp(^^)q
 今日は退院前の内診ですが、担当医の先生は手術日。夕方頃手術室の前を散歩がてら様子みてきましたが、まだランプがついており、時間がかかっている模様。実は今日は卵巣癌の方の検査結果が知らされることになっていて、私も朝から気になって仕方ないのです。夕食時間の少し前くらいに、病棟の廊下を散歩しながら、何気なく処置室を覗いたら、イスに座っている人の姿が目に入り、よーく見ると担当医のA先生。疲れ切った様子で放心状態のよう。今日は手術3件で、朝から夕方までずっと、疲れもピークに達したのでしょうね。
先生と一瞬目があったのですが、悪いところを見てしまった気がして、そのまま会釈だけして逃げるように去ってしまいした。病室に戻ってすぐ診察があると看護婦さんから連絡。先生は休む暇もなく、診察です。本当にお疲れ様です。診察室で順番待っていましたが、先ほどの姿を感じさせない元気そうな声が聞こえてきました。さすがです。で、肝心の私の診察結果ですが、傷も良好との事。「明日退院するか?」とニヤッとしながら聞かれたので、一瞬まだいてもいいの〜と思いつつ、「はーい」と答えていました。残念。後でまた詳しい説明をして下さるとの事でした。
診察後廊下で仲間と立ち話していたところ、病室を回る先生が通りかかったので、「疲れ大丈夫ですか?」と声かけたところ、「大丈夫だ!」と返事が返ってきましたが、その後に「たぶん・・・」と付け加えていました。一見元気そうにみえますが、足元はふらつき気味。先生に倒れられたら、私たち患者は困るので、お身体大切にして下さいよ。お願いします!いつも元気で、患者の話にも耳傾けてくれるし、なかなかお茶目で、誠実なお人柄の先生です。勝手に「グッチー」というあだ名をつけて、ファンクラブも作ったのですよ。今産婦人科医の医師減っているそうですね。その上女性医師を求める傾向が強く、今後男性の医師は減っていくかもしれないですね。確かに同姓だと安心できますし、デリケートな問題も多いので、男性の医師より女性をいう風潮も仕方ないかもしれません。実際私も最初は女性医師ばかり探していました。でも今は性別は関係ないと思っています。その先生を信頼できるかどうかが一番大切な事です。人格、技量、経験・・。信頼できない先生には命は預けられない。d(^-^)ネ!
 夕食後、卵巣癌の方が呼ばれてご夫婦で先生の話し聞きに行かれました。私までドキドキ、他の人たちも心配顔。30分くらいで戻ってきました。組織検査の結果は、卵巣癌の進行状態は初期の中間くらい。来週から抗ガン剤治療を開始し、3クール行った後10月くらいにリンパ切除の再手術との事。結果がはっきりわかったことと、恐れていた末期ではなかったことで希望が持て、とても嬉しそうです。抗ガン剤治療も1クールめは来週からですが、終了後は退院可能で、2クール目からは日帰りも可能との事。(副作用にもよりますが)50代後半の方ですが、ヨガをしていて、とても若々しく、食欲も旺盛だし、何と言ってもあの大イビキ。あれだけ毎日気持ちよく寝ているのに、昼間まで大イビキだもの。きっと癌もびっくりして逃げていきますよ。抗ガン剤治療も乗り越えてくれるはず。悪い結果ではなく、明るい見通しで、病室のみんなも大喜びです。そして大腸癌で4月から入院されているTさんも当初手術困難と言われていましたが、口から直接食事が取れるようになったので、体力が付き、手術できる可能性が出てきたとの事。\(^O^)/ずっと前向きに病気と闘っていたんですもの。絶対に良くなって欲しい!
と、みんなで喜んでいるときに、今度は私が先生から呼ばれました。忘れていた〜。詰め所に行くと、先生が座っていましたが、先ほどよりは少し疲れが取れた様子。で、私はさっき興奮したのと、走ってきたので、突然不整脈。息苦しいので、大きく行きを吸い込んでいたら、緊張していると思った先生が、緊張を解く方法を伝授して下さったので、そのまま聞いておりました。この先生、ユーモアもあるし、仕事熱心だし、どの患者に対しても同じように優しい、本当にいい先生だなと改めて感じました。で、肝心の本題へ・・。
手術の結果説明と退院後の説明です。
摘出物の組織検査の結果は異常なし。
実は術前はあんなに心配していたのに手術終わってから、すっかりその事忘れていた。半年ほど前から急に腹部の膨れ方がひどくなっていたので、もしかして悪性かもしれないとかなり心配だったので、良かった〜。
摘出されたのは約10pの筋腫と腺筋症2塊1300c。ちなみに正常の子宮重量は約60〜70cとの事で、私は約20倍?
私は最初の病院で子宮筋腫と子宮内膜症と診断されましたが、子宮内に2つの塊があり、そのうちの一つが恐らく腺筋症ではないかと思われるが、手術するまで判断はできないと言われていましたが、筋腫と同じ大きさでほぽ同じ重さであったら、本当にわからないですよね〜。手術終わった後、先生に筋腫が発症していた部位を確認したのですが、広範囲にわたっていてどことは特定できないようで、答えにつまっていたのもよくわかります。子宮も広がるだけ広がって、破裂寸前だったのでしょうね。腺筋症はもちろん摘出済みですが、子宮内膜症は外の壁に張り付いていて、摘出は不可能でしたので、そのまま残っていますが、恐らく問題はないのではということです。手術前からわかっていた事でしたし、これだけ大き塊がなくなれば、症状は間違いなく改善されるはず。
※退院後産婦人科医の従兄に聞いたのですが、従兄がいる某県の総合病院でも1キロ以上の摘出手術は年間に3〜5人くらいとの事。間違いなく年間のベスト3に入るのではないかと言われました。ナンバー1だと嬉しいな。(*^_^*) でもやはり1キロ以上あって、癒着していなかったのは奇跡に近いと言われました。改めて感謝

子宮内膜症と子宮腺筋症の違い
子宮はしょう膜、筋層、内膜の3層で構成されていますが、本来子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜に非常に似た組織が子宮壁以外に発生して、増殖を続ける病態を、子宮内膜症といいます。
また、子宮筋層の中にも子宮内膜組織が入り込んで、子宮が腫れたり、硬くなったりすることがあります。これも子宮内膜症ですが、他の子宮内膜症とは発症の仕組みなどが異なるため、区別するため、子宮腺筋症と呼ばれています。
ちなみに、子宮内膜症が発生する場所は、、卵巣、しょう膜面、仙骨子宮靱帯、ダグラス窩、直腸、子宮筋層、S字結腸、膀胱、盲腸、尿管、肺、胃、肝臓、皮膚、手術あとなど全身にわたり、ほとんどは数o程度の病変が砂をまいたように散らばっているそうです。
術前の腎盂造影検査で右側が腫れていましたが、術後治癒。
 術後右側下腹痛があった時にレントゲン改め撮りましたが、その結果は異常なしとの事。もし以上だったら、泌尿器科の診断と言われていたのですが、それは無し。嬉しいけど、あの右側痛は何だったのだろう?

貧血 術前自己採血で貧血になり、術後も少し貧血気味でしたが、治っていました。
輸血・・・自己採血400だけしていましたが、今回は癒着もなく輸血なしですみました。
※輸血した場合は、1ヶ月後〜4ヶ月後に血清肝炎になることがあり、その時の症状としては全身倦怠、疲労感、発熱、黄だん、食欲不振など。約2〜4週間毎に肝臓の機能検査を外来で行うそうです。
手術前は輸血の可能性もあると言われていたので、こういうのを見てしまうと、改めて輸血しないで良かったと思います。

肝臓機能・・正常
術前から肝臓の数値が高くなっており(脂肪肝なのです)、術後も高めでしたが、最後の血液検査結果では正常に戻っていました。
今後の日常生活と術後に起こる諸症状等は、私には該当しないいものもありますが、説明文に載っていたものです。↓これから手術考えている方は参考にして下さい。(病院・医師によって違いはありますので、ご了承下さい)

■今後の日常生活について
・家庭では退院してすぐには無理な仕事をしない。
・退院約2週間後と4週間後に受診。
 2週間後の受診で、異常なしと診断された場合、普通の生活(術前)戻れる。
 職場復帰は、通常の業務であれぱ退院後約2〜4週間で復職可能。
・原則的に退院後入浴可。(※念のために、確認して下さい)
・夫婦生活は退院後大体4週間後から・・・
■術後に起こる諸症状
1.子宮摘出の場合
無月経になり、妊娠の可能性はなし。
2.卵巣摘出の場合
片側のみならば内分泌的に異常はなく、ほぼ正常の排卵が望める。両側摘除では欠落症状がでる場合がある。
■今後の婦人科検診
1.子宮癌の検診は必要ない(全摘なので・・)
2.卵巣の検診はできれば6ヶ月から1年に1回受診。
3.その他異常出血がある場合は受診。
 入院してから卵巣癌の方が多いので、卵巣癌について少し質問したのですが、卵巣癌は無言の臓器で、初期症状がほとんどないので、早期発見は難しく、゛お腹が張る゛、゛下腹部にしこりや圧迫感を感じる゛゛尿が近くなる゛などの症状がでてから気が付くことが多いそうです。同室の方も下腹部が出てきて便秘がちとなり、腸の病気かと思い内科で検査しても異常なしで、婦人科にまわされて、発見されたとの事でした。怖いですね。半年に一度は定期的に検診受けるようにしましょう。
と、一通り説明を受けたところで、先生がふと私のカルテの住所みて、゛あれ、家近所なんだ゛と。実は、そうなんです。先生に診てもらうようになってから、母に先生の名前を教えたときに、母がお宅にお邪魔したことがあるようで、近所だという事を聞きました。それと、これも知らなかったのですが、従兄弟の奥様も不妊治療で先生に診てもらっていて、無事出産していたのです。後、私が筋腫だと告げてから、母は少しでも私の病気のこと知ろうと筋腫の講演会に行ったことがあるのですが、その時の講師も偶然に先生だったのですよ。その時、まだ別の先生にかかっている時でしたが、手術はその先生にお願いしようと密かに決めていたのですが、母にはまだ何も言っていなかったので、その話を聞いてびっくり。母も自分が少しでも知っている先生が手術して下さるので、安心できたようです。最初のクリニックで手術する場合の病院いくつか挙げられたときから、迷わずこの病院にと思っていたので、きっと先生に手術してもらう運命だったのでしょうね。あまり人を信用しない私が、ここまで信頼できる先生に巡り会えたのも奇跡に近い。と、母も何度も言っていました。恐がりの私が自分で手術を決意できたのも、先生のお陰ですね〜。改めて感謝。
近所のスーパーがお気に入りで、、時々買い物にいかれるとの事で、「今度は○○スーパーでお会いしましょう」と笑いながら・・。(後日談:本当にこの1週間後お見かけしました。(笑)隣の病室の情報では、料理が趣味で、愛妻家だそうですよ。(*^_^*))
病室に戻ろうとして肝心なことを思い出しました。保険会社の書類、入院時に提出し忘れていたのです。一週間後に内科の受診があるので、その頃までにと後日記載して頂くようお願いしたのですが、疲れているにもかかわらず、その場で書いて下さるとの事。「先生、1枚でなくて、3枚もあるんですよ」と言った瞬間、「そんなに保険入っているのか〜」と一瞬躊躇したのですが、「やっぱり忘れそうだから、今日書くぞ」と。本当に疲れているのに、嫌な顔せずに、受け取って下さいました。私はたぶん入院中に一番手がかかった患者だった上に、最後までご迷惑をかけてしまい、本当に本当にごめんなさい。≦(._.)≧と、心の中で何度もお詫びしながら、詰め所を後にしました。
説明が終わった後に先生から、病院を紹介してくれた最初の医師に出す報告書みせられたのですが、間髪容れず「もう戻りませんから」と自分でも驚くくらいの勢いで言ってしまいました。私は滅多に信頼したりすることはないのですが、本当に信頼できる相手を見つけたときは、一筋。とことん付いていきます?A先生、これからもどうかよろしくお願いいたします。≦(._.)≧
 いよいよ明日は退院です。入院生活最後の夜・・。Hさんの大いびきが聞けるのも今日が最後です。寂しい〜、朝まで聞いていようかな。(笑)

7/4(金)退院
 何だか空気が重く寝苦しくて、うとうとしていたら、急に廊下が騒がしくなってきました。時計をみたら午前3時過ぎ。看護婦さんの声や数名の声が聞こえてきて、慌ただしい雰囲気。すぐにどこの病室かわかりました。その病室は容態の悪い患者さんのために個室状態になっていました。入院初日に1日だけ同室だった方で、その時もカーテンが閉め切られており、何度も看護婦さんが出入りして、本当に具合が悪そうでした。術後間もない方と勝手に思いこんでいましたが、後日術後日数は経っていますが、症状がおもわしくなく、部屋があくのを待っていたとの事で、翌日部屋があいたので、移られたのです。ここ数日人の出入りが多く、容態がよくない様子は伝わっていました。緊迫した雰囲気が私たちの病室にも伝わってくるので、全員目を覚ましていました。長期間入院されている同室の方が教えてくれたのですが、癌の手術されたそうですが、抗ガン剤が効かず、治療の手だてがなかったとの事・・。昨晩お子様達が、病室から出てくる姿をみかけましたが、ちょうど私が父を亡くした頃と同じ年代くらいでしたので、今どういう心境でいるのか考えると胸が痛みます。30分ほどすると静かになり、誰もが亡くなったことを感じ取り、しばらく押し黙ったままでした。ここは病院であり、私は良くなって退院できるが、誰もがそうだとは限らないのだと当たり前の事を、改めて思い知りました。健康を取り戻せたことに心から感謝し、命の重さに比べたら、全摘なんて大した事ではないと・・。私より同室の現在癌で闘病中の方達はもっとショック受けられたことと思います。特に来週から抗ガン剤治療受けるHさんは、抗ガン剤が効かずに亡くなったという現実を目の当たりにし、ショックを受け、しばらく落ち込んでいました。これから治療受けるという時期に、こういう厳しい現実をつきつけられるのは辛いことです。でもこれも現実なのです。どんな病気でも絶対という保証はない。人間には定められた運命があって、どんなに頑張っても逆らえないこともある。なるようにしかならない・・。でもやっぱり頑張るしかないのですよね。肺ガンだった私の父も、抗ガン剤が効きませんでした。9ヶ月間の闘病生活でしたが、あの時の父の生き様は、今でも私の脳裏に焼き付いています。最後まであきらめてはいけない・・・。1日1日大切にし、後悔のない生き方ができるよう頑張りたい、と改めて思いました。
同室には子宮体癌を克服された方、大腸癌で現在抗ガン剤治療しながら闘っている方という心強い味方がいます。お二方から励まされて、Hさんも元気取り戻していました。これから辛い治療、闘いが待っていますが、前向きに、癌に負けずに、乗り越えて欲しいです。その食欲と大イビキ?があれば大丈夫!頑張って下さいね!p(^^)q
退院の朝は一睡もできないまま、朝を迎えました。6時頃洗面所に行く時に、亡くなった方の病室の前通りましたが、もうご遺体も運ばれていて、病室の戸は開け放たれていました。ご冥福心よりお祈り致します。

 朝食頃には病棟も落ち着き取り戻しており、いつもと変わらぬ雰囲気。入院生活最後の朝食です。今回初めての入院生活に初めての病院食、予想通り評判通り美味しいものではありませんでしたが、それでも十分楽しませてもらいました。毎日どんぶりご飯たいらげてしまって、入院前より食べていた気がします。これも今日で終わり。みんなと食べるのもこれで最後かと思うと、寂しい気分。入院生活最後の食事はみんなとワイワイ、楽しく頂きました。感謝。≦(._.)≧
※ちなみに、病院食の負担金は1日単位となっていますので、朝食のみでも同じ料金です。ですから、午前中で退院される方は前日で病院食を止め、当日は売店なのでおにぎり・パンなどを購入する方が多いそうです。私の病院は1日780円(平成15年6月当時:病院・病気によって加算料金がつくことがあり、一定ではありませんので御注意を)でしたが、朝食だけで780円だったら高いですよね〜。ホテルの朝食ならいいですけど。私は前日看護婦さんに言うのを忘れていましたが、これから入院される方は覚えておいて下さいね。
朝食後は母が10時頃来る予定なので、それまでに荷物の準備。数日前から少しずつ母に持ち帰ってもらいましたが、それでも自分の荷物の多さにびっくり。ほとんど日常生活と変わりなく過ごしていたので、その分荷物も増えていました。反省しつつ、快適に過ごせたので、まあいいか〜。準備が済んだ後は、隣の病室の2人にご挨拶。彼女たちのおかげで、楽しい入院生活送れました。彼女たちも予定が少し早まり、明日退院だそうです。良かった〜。今度食事でもと約束してお別れ・・。
病室に戻ると、母がきていました。荷造りを済ませ、一息ついた頃、入院費の請求書も届き、昨日先生に書いて頂いた保険会社に提出する書類も受取り、後は挨拶と退院手続のみ。ロッカーに行き、久々に服に着替えました。18日ぶりですよ〜。感動。服装は入院した時と同じですが、スカートが何だか緩いみたい。(^_^)V 毎日どんぶり一杯ご飯食べて、運動もあまりしていなかったのに?やはり規則正しい生活と快便?が効いたのでしょうか・・。それと1キロの筋腫がなくなったし。それにしても病室でパジャマ以外の服装になると、妙に照れくさいもので、周囲の反応も違います。退院という実感も沸いてきました。
同室の方に御世話になった御礼に母に買ってきてもらったお菓子を持って、一人一人にご挨拶。この部屋は2週間くらいでしたが、最初に移動したときは、隣のベットの長期間入院している牢名主?のようなおば様に圧倒され、すぐにでも退院したい気分でしたが、いつのまにか慣れ、自分の部屋のように過ごすことができました。感謝、感謝。6名中、3名はまだ入院生活が続きます。大腸癌のTさんは、手術できそうだとの事。癌にも負けず、絶食にもめげずめけず、前向きに頑張る姿には本当に勇気づけられました。1日も早く元気になられるよう祈っています。ありがとうございました。≦(._.)≧
詰め所にも挨拶して、後は1階で会計。担当医にも挨拶したかったのですが、今日は朝から他の先生の担当の患者さんの入院前診察をしていて、今日は会えませんでした。残念。また2週間後に会えるからいいと思いつつ、やはりきちんと挨拶したかったな〜。A先生、本当にありがとうございました。
会計を済ませた後、いよいよ退院。何だか心細く、寂しい気分でもあります。でもタクシーに乗って、久々にわが家の前に立つと、やはりホッとします。退院前と変わらないわが家の中に入ると、無事帰って来れた!と叫びたい心境でした。18日ぶりの母の手料理はいつもの倍美味しく感じます。入院中も毎日のように来てくれて、洗濯物持ち帰ってくれた母に、心から感謝。長い間ずっと心配もかけてしまったし。付き添ってくれたお隣の奥様から手術室の前のイスで母が私の手記が載った本を読んでボロボロ涙流して泣いていたと聞いたとき、滅多に人前で涙を見せない母が泣くなんてと驚きましたが、それだけ今まで心配かけていたのだと、改め反省しました。孫の顔もみせてあげれなかったけど、その分親孝行します。本当に本当にありがとう。早く元気になります。p(^^)q
 昼食後は久しぶりの自分のベットへ。やはりいいものです。でもずっと病院のベットで頭の方を少し高くして寝ていたので、不整脈が始まった事もあり、ちょっと苦しい・・。どうしようと思っていたら、母がベット布団の下に毛布を入れて、頭が高くなるようにしてくれました。さすが〜。
まだまだ体が回復するまで時間はかかりますが、無理せず、じっくりと治していきたいと思います。せっかく健康になった体、大切にしなくては。
初めての入院生活、私にとっては貴重な体験となり、実りのある18日間でした。忘れません。これからの人生に生かしていきたいですね。その前にまずは健康にならねば。p(^^)q

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つづく・・。


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