サボテン栽培のポイント -良く日に当てる-

  日に良く当てるというのは、すべての園芸の基本とも言えるところですが、サボテンは特に日照時間による影響が大きいようです。

  以前、宇宙殿河内丸を栽培してましたが、どうしても花が咲きません。そこで、冬、屋内に取り込んでいたのを(寒さで枯れるのを覚悟で)、強引にベランダに出して見ました。つまり、午前7時頃外に出し、午後9時頃屋内に取り込むようにしたところ、その春、なんと、花が咲いた! のです。
  私は97年に転宅し、現在は更に長い日照時間が確保できるところに住んでいますが、花付き、成長とも格段に良くなりました。
  ここで、注意して頂きたいのは、日照時間というのはあくまでも日が照っている時間であって日光の量ではない、ということです。つまり、遮光率50%の光を2時間当てることと直射日光を1時間当てることはイコールではない、ということです。たとえ遮光率50%であっても、2時間は2時間なのです。

  因に、サボテンは砂漠に暮らす植物ですから“強光線が好き”というように思いがちですが、実際はそうではなく、基本的には強光線は嫌いと考えて結構です(このあたりについてはこちらもご覧下さい)。ですから、5月から9月の太陽光の強い次期は3割程度の遮光をした方が良いかも知れません(一部のものを除いて私はしていませんが...(^^)ゞ)。強光線が好きなのではなく、強光線に耐えられる、というのが正しい表現かと思います(実際には耐えられないものも多くありますのでお気をつけ下さい)。ですから、弱い日光に長時間当てる、というのが最良と言えるでしょう。

  ところで、冬場の午後9時というと日によっては気温は0℃近くまで下がってますが、サボテンは水さえ与えていなければ案外寒さには強く凍らせない限り枯れることはないようです。ただ1日中、日も当たらず、気温も0℃近いというような日は屋内に取り込む方が無難でしょう。

  但し、種類によっては寒さに弱いものもありますので、購入の際にお店で確認しておく方が良いでしょう。


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