レブチア属とは
外見、花の形ともアイロステラ属とよく似ていますが、蕾の形だけは異なっています。逆に言えば、蕾を見ないとそれがレブチア属なのかアイロステラ属なのかは判らない、ということになります。
で、そのレブチア属の特徴は以下のとおりです。
- 小さなイボを持つ。イボの高さは1mm程度。
- 蕾はイボの頂点にあるアレオーレの上端より出る。
- 蕾が小さいときから既に“くびれ”がある(Ωの感じ。写真左下の拡大図参照)。
- 蕾の出方は、
- 先ず赤い小さなイボのようなもの(写真白矢印)が現れる。
- そのまま大きくなります。毛や刺は出ません。ここがアイロステラと異なるところです(写真左下白矢印)。
- マクロ的に見た蕾の出る場所は、株の下半分。
- その他の特徴としては、形は球形、ないしは卵形。
- 子吹きをして群生する。
- 成長は早い方。3号鉢の株でも、5~6年くらい栽培すると20cmの鉢に一杯になるほどです。
恐らく蕾の数では最も多いのでは?と思います。しかも一斉に咲く、といった感じですので正に満開の花を楽しむことができます。ただ、一斉に咲く分、花数の割には開花期間が短くなるのは仕方ないところでしょう(そうは言っても約2ヶ月ありますが...)。
蕾の出る場所が株の下半分ですが、以前蕾の出たアレオーレには蕾は出ませんので、その前の年にどれだけ株が大きくなったかで花の数が変わります。また、日光に冬場あまり当たらなくても花は咲きますが、たっぷり当たった方が花付きが良くなることは言うまでもありません。