スモール・ループ・アンテナの詳細です。
3.5MHz、7MHzと調整を行い、次に21MHzの調整を行いました。
同調の調整は結構シビアーでした。
緑色の線が同調側の小ループで、2ターンあります。
1ターン分を上に持ち上げてVSWRの調整をしました。
そしてその特性は、前と同じくノイズブリッジとVSWR計で測りました。
VSWRは、10Wで測定していますので少し良く出ているかもしれません。
VSWRが2種類あるのは、電波を出した直後と10秒程度の経過後です。
送信すると温度が上がり始めるのか、特性が変化します。
21MHzですと、同軸ケーブルの長さは20cm以下で影響が大きいようです。
ですが、非常用のつもりですので、これで十分に満足です。
試しに数日後に行われたオール・アジア・コンテストで強い局を呼んでみました。
強く入感している3局にかろうじて取ってもらえました。
サイパン、香港、マレーシア でした。
下図は、28MHz調整後に21MHzに戻した時の測定値です。
同調側の小ループは調整せずに28MHzの時のままです。
Xが0の時のRが少々大きくなっています。
これでも十分に使用可能範囲です。
初めの調整時のデータのようなディップはありませんが、きちんと調整すると出てくるのかもしれません。
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