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Quasi_Linear_Tracking_Tonearm page2


(準) リニアトラッキング・トーンアームの制作、ページ2

別題:移動式のワンポイントアームの制作 です。  2023.1.27

 アームリフターとアームレストを取り付けました。
アームリフターはモーター式です。
アームの基台の部分に市販の手動式のアームリフターを取り付けようとしましたが、狭くて出来ず、別体式にしました。
タミヤの楽しい工作シリーズをフル活用しました。
モーターだけは元のリニアトラッキングプレーヤーに付いていたモーターを利用しています(写真右端)。


メカニカル部分は、試行錯誤の結果かなりシンプルになりました。
モーターを逆転する必要がありましたので、モータードライバーICを使って逆転しています。
元のリニアトラッキングターンテーブルのタクトスイッチを使ってアップ・ダウンするようにしました。
回路は555を使ったワンショットマルチの出力をロームのHブリッジドライバー、BD6210に入れて行いました。


ワンショットマルチの出力時間だけモーターが動くようになっています。
マイコンを使うよりお気楽に作れました。
アームレストは、リフターメカを止める穴あきボードを利用して設けました。
ターンテーブルのセンタースピンドルよりも更に奥にアームが置かれるようになりました。
レコードの入れ出しに指掛けが少し干渉しますが、少し注意すれば問題ありません。
なお、アームを上げる時は問題ありませんが、下げる時は一気に下がってしまい良くありません。
オイルダンパーが手に入ればよいのですが、今回は上昇だけで良しとしました。
下記がブロック図です。


製品としてはまだまだですが、実用となるプレーヤーになりました。
色々と各部で振動している音は拾っているはずですが、安定した落ち付いた音が出ています。
低音はサブソニックフィルターが入っておらず、下の方まで出し切りの自然な低音が出ています。
リニアトラッキングモーターの駆動回路は、以下のようになっています。
      リニアトラッキングモーター部回路図(概略)


以上、(準)リニアトラッキングアームの制作でした。

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