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(準) リニアトラッキング・トーンアームの制作、ページ1

別題:移動式のワンポイントアームの制作 です。  2023.1.3

 ワンポイントサポートアームと呼ばれるユニピボットトーンアーム、それが移動するので、移動式ワンポイントアームです。
今回制作したアームは、ワンポイントアームの基台を動かして、レコードの溝に針がなるべく正しく当たるようにするアームです。
いわゆるピュアストレートトーンアームですので、少々のトラッキングエラーは気になりません。
但し、大きく角度が付くと音が悪くなりますので、ソフトな移動速度の制御を行っています。
純粋なリニアトラッキングと異なるのは、少しのトラッキングエラーは許容しているところです。


ピュアストレートーンアームのページで紹介していた実験機(実証機)をプレーヤーにしました。
ベースのプレーヤーはピュアストレートトーンアームを搭載した前作のAUREXのプレーヤーにしました。
クオーツロックのほうが安定が早く使いやすいので、ターンテーブルも含めて交換してしまいました。



モーターの電圧は、アームの角度により変化するように光で位置検出し、検出値で電圧を可変しています。
下の写真のアームのピボットのある回転部分の側面に光検出部(ハマホトのS7183)があります。
その左側にLEDの発光部(LEDは3個)があります。
光量調整用の半固定VRが上部に見えています。
現在可変幅が少々狭いので、完全にトラッキングは出来ません。
少し角度が付いたまま、ほぼそのままの角度でトレースが終了する場合もあります。
それでも実効長の長いピュアストレートアームなので問題ありません。
スイッチを切り替えると電圧一定での移動も可能です。
メーターはモーター電圧の監視用です。
まだ、アームレストとアームリフターは未実装です。


以上、(準)リニアトラッキング・トーンアームの制作、ページ1でした。

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