フルークのハンディ・マルチメータです。
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フルークのハンディ・マルチメータが3種類になりました。 使いもしないのに。
シリーズの紹介としては中抜けですが、歴史順に説明していきましょう。
まず8020Aです。中古購入です。
70年代のテスターです。
ちなみにマルチメータと称しています。
意味としてはこちらのほうが正しいですね。
堅く言うとハンディタイプまたはハンドヘルドのマルチメータとなるんでしょうか?
この形は一世を風靡した形で他社もずいぶんとまねをしました。
今でもマニュアルレンジはこの形が使いやすいですし、まだまだ現役です。
次は、77、オートレンジになった初めのものです。
これも中古で購入しました。なかなか新品は手が出せません。
73,75,77という3グレードだったと思います。
これもよくまねされてました。
片手でレンジ切り替えができる、というのが売りでしたが、実際にはそんな使い方はしませんでした。
アナログテスターの連続的な表示の変化に対抗するためにバーグラフが数字の下側にあります。
この反応はそこそこ早いものでしたが、その後、どんどん早くなっていきます。
カバーのホルスターの色は黄色ではなく、本体の色に近い色をしています。
このシリーズで何か危険を知らせる意味で全てが黄色になったものが発売され、その後ホルスターのみ黄色が標準となったようです。
最後は、時代をどんどん下って111です。
この111(と110、112)が2006年10月までのローコストシリーズでした。
2006年11月に新しい上級機に似た形の110シリーズ(114,115,117)が発表され、111の形のマルチメータはラインナップから外れました。
この111より安い物も機能が限定されてありますが、マルチメータとしてはこの110シリーズが適当でしょう。
この上のクラスには、170シリーズ(175,177,179)、180シリーズ(187,189)があります。
又、これら現在のシリーズの前には80シリーズが長年ありました。
現在でも83−5、87−5が80シリーズVとして残っています(2006.11)。
その下のシリーズは、上で説明した77の改良型でした(73V)。
この111は、ヤフオクで落札したのですが、容量測定と真の実効値測定が出来るのが手に入れた理由でした。
但し、容量測定は、最小値が1nFです。
従って、1000pFを測定すると、”1 ”と表示されます。
又、他の古い2台は真の実効値測定ができない物でした。
以下は、80シリーズ紹介のサイトです。
Fluke 83 DMMとFluke 87-III DMMの、AC電圧レンジの周波数特性について。
次は、ちょっと古い白黒のデジタルオシロ(99B ScopeMeter)です。
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