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 DL−303カートリッジ修理の紹介ページです。

 
アームに付けたカートリッジの針圧を調整しようとして針を割ってしまいました。

 針圧計は、シュアーのシーソー式のものです。
その針を乗せるプレートの上に勢いよく針が当たったようです。
変な音が出るのは針圧調整がうまくいっていないせいかと思っていました。
どうしてもまともな音が出ず、ようやく針が斜めに割れたためだと気が付きました。
残った針を取ろうとしましたが、カンチレバーに強固にボンド付けされており、結局先端をもぎ取りました。
カンチレバーのアッセンブリは、ダイナベクターDV/Karat 23Rのもので、角柱の物がありました。
丸棒のものは使い切っていましたので、角柱を無理やり付ける必要がありました。

 写真のように何とか付いています。
DL−303のアルミカンチレバーを短く切り、縦に割を入れて左右に開き、そこに角柱を接着しました。
接着は、ゼリー状の瞬間接着で仮に接着し、その後ホーロー用2液混合エポキシ接着剤でそれを覆うように接着しました。
ジグを使わず、目視だけで行いましたが、何とかうまくいきました。
固着してから音出ししましたが、従来の音と同じか、少し良く聴こえるようになりました。
気のせいかもしれません。

 このような修理は、ダイナベクターの10X2の修理で経験済でした。
これは、ワイヤー切れのDV−KARATのカンチレバーを移植したものです。

以上です。

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