サテンのM−14,M−117,M−15 シリーズ です。それぞれ針違いが数種類あります。
但し、全て、中古購入です。
サテンは、ゴムをダンパーに使っていないのでゴムのあいまいさの無い音がどうなのか、という興味で入手しました。
入手したのは全てM−15を除くと普及品です。
M−15は、高級品の部類にはいりますが、M−18,M−21等は価格高騰で手が出ません。
通常、安物と高級物の差は主に針です。
安物は、接合針、高級物は、ムク針が付いています。
サテンも同じと思いますが、それ以外にコイルの作りも異なるようです。
しかし、どの音もサテンの特徴が出ていると思います。
入手したカートリッジは、M-14,M-14L,M-117,M-117ZE,M-15E,M-15X の6種です。
又、交換針の117-NE(楕円針)も入手しました。
以下は、117ZEの紹介とM-15の交換針に付属の資料です。
はじめに、117ZEのパッケージです。
サテンの情報で超有名な太田さんのサイトの情報と合わせると、この117ZEは輸出用の型番のようです。
ケースは、117Zの流用でステッカー対応ですが、型代を考えると当然かな、と思います。
又、この117ZEは、ドイツで売られていた物のようです。
同梱されていたスペック表は3ヶ国語表示でしたが、英語のみを掲示します。
なお、検査表は見当たりませんでした。
で、本体は、このようなものでした。
この117ZEの針ホルダー色は白に白文字で、日本での117の楕円針の色分けと異なっているようです。
ネットでの情報収集では、117NZ(円針)=赤に赤文字、でした。
さて肝心のインプレですが、低音のタイト感も持ち合わせつつも、高音もそれなりに伸びて出ている。
という音です。
ごく普通に使えるカートリッジです。
ですが、私の好みはM−14になります。
手持ちの中では最も低音がたっぷりタイトに出てあたかもCDを聴いているような低音です(大変良い意味です)。
ダイナベクターで感じていた低音の物足りなさがありません。
それまでは、それがターンテーブルのせいだと思っていましたが違いました。
それはダンパーのゴムのあいまいさが出していた音のようだ、という事がこのサテン(特にM−14)を使ってわかりました。
とはいえ、高域は荒れていますので、一般的には、14L、117、117ZEでしょう。
以下は、M−15の交換針に付属していた資料で、再構成してあります。
プチリンクです。
サテン情報の総本山、太田さんのサイト
音迷人さんのM-117改造記