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 サテン・カートリッジの紹介ページ2です。

 
こわれたサテンです。

 ヤフオクで壊れたものを入手しました。

 まず117の故障品、おそらくカンチレバーか針に大きな力が加わったものと思われます。
針の振動をコイルに伝えるパンタグラフの位置が大きく変わっています。
写真の様に少し傾いでいます。

正常品は、この位置です。

上の不良品を直そうとして引っ張り、実体顕微鏡で見ながら、一辺の歪みを補正してみました。
位置は改善されほぼOKとなりましたが、傾きは完全には直りませんでした。

パンタグラフの下側の一辺がまだ歪んでいるものと思われます。
ここは一部しか見られないので、どうなっているかはわかりません。
中古入手の時はこの部分に注意しなければなりませんが、実際には出来ないでしょう。

さて、実際に音出しをしてみました。
メーカー推奨針圧は、0.5gから1.5gですが、1gではボーカルがふにゃふにゃと鳴りました。
針圧1.2gでは特に問題なく音が出ました。
この現象が、一度曲がったパンタグラフの所為かどうかははっきりしませんが、そう考えるのが適切かと思います。

 次は、M−15とM−14Lの良品です。
不良品入手はまだですので良品のみ提示しておきます。

 その次は、M−18の不良品です。
これもパンタグラフが曲がっています。
音が何かふにゃふにゃするのでおかしいと思い、針を外して判明しました。
少しわかりにくいですが、

 最後は、壊れたM−15です。コイルの様子が良くわかります。
しかし何でコイルが外に飛び出すほどに壊れたのでしょう?

 

右は、アーマチュアの一部、写真ではわかりにくい部分のイラスト表示です。

以上、参考情報です。

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