Banner

B&O Beomaster 2000 page


番外編:B&O レシーバー、Beomaster 2000 紹介、ページ3

FMの日本バンド改造に着手です。

 紆余曲折があってやっと改造が終わりました。
終わってみれば、簡単なことでしたが、回路図がないので、少々苦労しました。

 はじめは単にコンデンサを追加して周波数を変更したら、周波数のカバー範囲が狭くなってしまいました。
周波数の可変幅が6MHz程度しかとれないんです。
これは、バリキャップの可変幅が足りないせいだろうと思いバリキャップを変えてみました。
バリキャップは、ジャンクのフロントエンドからとりました。
147というやつです。1SV147だと思います。

 すると日本バンドは楽勝でカバーできました。
喜んで元に戻して音だししました。快適でした。
一度電気を切って後で再び電源を入れると受信しません。
再度ばらして様子をうかがうと、電源をいれてしばらくすると受信できます。
バリキャップのせいとは露知らず、いろいろ検討しましたが直らず、バリキャップを元に戻しました。
そうすれば良いのはわかりきったことですから。

 但し、元のバリキャップだと周波数可変幅が狭いのが問題です。
これも、少しパターンを追いかけたら調整できる箇所がありました。
しかも半固定VRでした。
これを調整なりショートなりすると可変幅も広げられ発振不良の問題もありませんでした。

 AFCは、切らないとだめでした。
周波数の引き込みが出来ずに外れてしまいます。
回路図が手に入るまではこのままの予定です。
タイマー受信をするわけではないので当面の問題はありません。

 下の写真は、高周波部(フロントエンド部)です。
テレフンケンのICを使用しています。

 ICの左側のシールドケース内部に発振コイルがあります。
むき出しのコイルが同調用コイルです。
ICの上がIFコイルです。

 でも、受信バンドは日本バンドになったのですが、ステレオになりませんでした。
マルチプレックスICが壊れているとやっかいです。
まず、ICの型番を知らなければ作業は進みません。
基板をひっくり返して調べれば良いのですが、他のトラブルが発生する可能性があります。
そこで、小型のミラー(口の中を見る時のもの)を使ってICの型番を調べました。

 ICの仕様書は、ダウンロード出来ました。
結局わかったのは、パイロット信号同期用の発振回路の周波数が変な周波数になっていることでした。
それは、発振周波数を調整するVRの接触不良でした。
ドライバーで回転部分を台側の抵抗体に押し付けて解決としました。
本当は、交換するほうが良いのですが、とりあえず動いています。

 又、このレシーバーは高級そうですが、マルチプレックスフィルターが入っていません。
そのため、パイロット信号とステレオスイッチング信号は、カットされずに漏れています。
ちょっとそれはないんじゃないのB&Oさ〜ん、なのですが、そのうちにフィルターを入れてあげようかと思っています。

それと、折れていたフタのダンパー機構の部分が出てきました。
うまく添え木を作ってやればダンパーが利いたフタの開閉が出来そうです。
これは、先の楽しみに取っておきます。

次のページへは、ここ前のページへは、ここ開始ページへは、ココです。
HOMEに戻る場合は、こちらです。