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 BRAUN L 300 その2

 
左右で音の差があります。

ちょっと測ってみました。


 スピーカーからマイクをツイータの軸上30cmほど離して測定しました。
上が以前から持っていた方、下が今回購入した方です。


 そうしますと、10kHz以上が盛り上がっていましたが、それはどちらも同じでした。
30度方向なりで使うスピーカーのようです。
違いはツイータのクロス周波数の3kHzから8kHzです。
後からの方は盛り上がっていますが、聴感上はフラット気味に聴こえます。
前から持っていた方は、ややノイズが目立ちますが、10kHz以上のみが盛り上がっている為のようです。
ネットで拾った特性も同じ傾向(10kHz以上の盛り上がり)にあります。


 音がきつめの部分、ネットワークの電解コンデンサを交換すれば改善するだろうと思い行いました。
下左が交換した手持ちのフィルムコンデンサ(5千円以上します)、アドオンツイーター用に使っていたものでした。
下右が付いていたコンデンサ、本来は100μFなのですが、片方は8Ω用の47μFが付いていました。
ウーハーの直流抵抗を測りましたら、3.4Ωでしたので、ウーハーは4Ωかと思います。
又、47μFのサイズが小さ目ですので、後年交換されたのかもしれません。
ともかく両方とも100μFに交換して音出しをしました。
きつめの音は改善されて聴きやすくなりました、独特のねっとりした音がします。
これは現代の音を聴いているからわかる事で当時の感覚ではものすごく良い音だと思います。
左右の音の差も少なくなりました。


 コンデンサを交換するにはウーハーを外すのですが、片方のウーハーはパイオニアのウーハーでした。
エッジを交換されていると思っていましたが、ユニットの交換でした。
よくフレームの形状が同じものがあったものだ、と思いました。
密閉型なので、問題は無いようです、それは上の特性からもわかります。

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