Banner

 TLS 1ページ目

 
TLSについて、情報出しです。

 3セット(左右1ペア)と2台作りました。


 これらは、katsuさんのサイトの寸法を元に作りました。
ここです。
 1. トランスミッションラインの設計 の下の方に図面のリンクがあります。
 考え方を真似して寸法も真似して、でも構造は簡易にしています。
 このサイトで計算しているシミュレーションツールはどこからかダウンロードする必要があるのですが行っていません。
 簡単な理解のみで作っています。
 周波数特性はバスレフと密閉の中間、すなわち素直な低域特性と低いところまで伸びる特性がまあまあの良いとこ取りで得られる。
 TQWTのように箱の端部にユニットを置かず少しずらすことでピークが出るのを押さえる。
 その程度の理解で、外形的にはバッフルのスラントは真似していません。
 開口部に至る部分は、アールを付けるのが筋ですがほとんどを直線で行っています。
 大きく90度に曲がる部分だけアールを付けています。
 但し、木工工作でやる工具とスキルがありませんので、段ボールとエポキシ接着剤で行いました。

 前のページのTLS3種は、中央を残して左右のものはユニットを外し廃棄しました。
 
 引っ越し先で置き場所が無かったからでした。
 このRF-35に使われているMDFは密度が高く削るとカリカリ言うものです。
 MDではなくHDかと思われるものです、廃棄は少々残念でした。
 左側の小さめの物は高さが低いので音道は3段折りにしました。
 これは段ボールで模型を作りました(昨年暮れの大掃除で廃棄してしまいました)。
 
 赤矢印の部分が開口部の絞っている部分、段ボールとエポキシボンドで作っています。
箱に使う板材は、米松合板ホビー用という安い物を使ったためか、響きがひどく、外側にMDFを張り付けて補強しても完全には直りませんでした。
中央の物はユニットを交換し3WAYマルチにしました、これは現行品、使用中のスピーカーでは一番低音が出ます。
 最上部は小さな容積の箱になっており、ここにツイータとミッドを入れました。
 
 TWは、Dual Ring Radiator、Peerless by TymphanyのXT25BG60-04-ND、バッフルを交換した物。
 MIDは、SCANSPEAKのフルレンジ、10F/4424G00。
 WOは、SB ACOUSTICSのセラミックウーハー(アルミにコーティング)、SB17CAC35-4を2本。
 マルチアンプ用としてネットワークは外しています。

 次にテレビ用のスピーカーをTLSで作りました。
 
 1つの箱にステレオ分を入れています。
 図面だけでは訳がわからなかったので、スチロール板で模型を作りました。
 後ろ側の音道が上下で左右チャンネルに分かれています。
 音道の長さからの計算では共振周波数は75Hzですが、開口を絞っているのでもう少し低い周波数が期待できます。。
 低域は急峻に音が出なくなるというよりもだらだらと下がっているようで、テレビがすごい低音が含んでいるのがわかります。
 2WAYマルチアンプにしています。
 ユニットは、WOがVisaton 10cmウーファー KT100Vで上側は、Tangband 8cmフルレンジ W3-593SG です。
 このVisatonのウーハーは、10cmのくせにfSが37Hzと低くなっています。
 その代わり出力音圧レベルは80dBと低いです。

 最後に作ったのはセンター置き用のスーパーウーハーです。
 
 折り返し6段相当です(3段が前後で合計6段)。
 外形サイズの制約で音道が細くなっているのが懸念点です(特性測定していないので良し悪し不明)。
 WOは、デイトンオーディオのDVCシリーズ、8インチデュアルボイスコイルサブウーハー、SD215A-88 です。
 これは作ったままで実使用はしていません。

 トランスミッションライン式のスピーカーは、高さを高くしない限りどうしても音道の折り返しが必要です。
 そうすると、スピーカーボックスの自然な補強が行われます。
 もちろん、それに追加しての補強も必要となりますが。
 メーカーは作るのに手間がかかるからでしょう採用しませんが、アマチュアが作るには最適かと思われます。

 ホームへ  スピーカ紹介の開始へ 前のページに戻る