Banner

 Klipsch RF−35

 
2012年に流通しているのはRF−82Uですが、その2世代前のシステムです。

ですが、RF−82Uを検討中の方にも参考になると思います。


 RF−35は2007年の6月に1組ヤフオクで中古を入手しました。
RF−82(U)とは、能率が同じでサイズ、重量、再生可能帯域が異なります。
RF−82(U)のほうがすべてにアップしています。
但し、当方にとっては、色、重量、奥行きの3点で当時流通していたRF−82よりRF−35のほうが適当でした。
双方ともにAV用として売られていますが、2chオーディオ用としても適当です。

スペック、−82との比較等は、逸品館(オーディオ販売店)のサイトが参考になります。

 RF−35の紹介は、こちらです。

 RF−82との比較は、こちらです。

 2チャンネルのスレッドは、こちらですが、35、82(U)に関しては発言が少ないです。

 2チャンネルのスレッドの過去ログです。こちらのほうが35に関しての発言が多いです。

 
 さて、ではなぜ古いドイツのフルレンジから最新の高能率スピーカに換えたのでしょう?
それは、indexページでも書いたように低域特性の問題です。
低域が遠慮なく入っている音楽には、fゼロの高いスピーカの能力不足が露呈してきました。
小さめの箱に入れていたのでさらにfゼロが上昇して低域が出にくくなっていました。
そこでその問題を一気に解消すべくシステムを変更したのでした。

 はじめにクッションフロアを下に敷いてセッティングした状態では、 床が振動してしまいました。
部屋の低域共振が発生し、低音が膨らんでしまう状態でした。
そこで、足の下にスポンジ、ゴムをかませて振動防止を行いましたら、ちょうど良い状態となりました。
付属のスパイクは使いませんでしたし、バスレフポートに物を詰め込むこともしていません。

 又、向きは、説明書の通り試聴位置に向けて角度をつけて設置しています。
TWのホーンのサービスエリアが広いためか、側面の影響を受けてしまうような感じがします。
もしくは、TWの直接音を聞くほうが特性上も良いのかもしれません。

 さて、RF−35で聴いていると、低域の出方がCDによって千差万別なのがわかります。
おそらく録音側のポリシーの違いなんでしょうが、低域まできちんと出しているCDは快感すら覚えます。
音にうるさい方は、表現力がどうの、とか色々と言われるかもしれません。
ですが、低域が充実するとその辺はまあいいか、という感じがしてきます。
もちろん、帯域バランスが悪いという不満もフェライトマグネットだからどうのという事もありません。
実売価格、ペア14万円位でこれだけの音が出れば大満足です。

 5年くらいはそのまま使用していましたが、次ページのような改造を行っています。
今の聞こえ方ですが、音が前に飛び出してくる感じはありません。
ですが、スピーカと同じ平面か、それより前から音が出て来るように聞こえます。
決して、音場が後ろに形成されるような低能率なスピーカによくある鳴り方ではありません。
音楽を積極的に楽しみたい、という方向性の鳴り方でありスピーカです。
又、使用するアンプは、低域特性と情報量の問題でトランジスタアンプのほうが良いようです。

 下の写真がセッティングの全体像とユニットのクローズアップです。


 次のページは2012年の春に行ったちょっとした改造です。

 ホームへ  スピーカ紹介の開始へ 次のページへ