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DA−F9000紹介、ページ3

FM部の測定値の比較です。

 さて、調整に伴い、各種計測ができました。
これに少し計測項目を追加して、カタログスペックと比較を行います。
又、TUNER INFORMATION CENTERに出ている雑誌の記事のデータとも比較します。

測定項目実測値カタログスペック雑誌での実測値USAのカタログデータ
感度(モノ・WIDE)6dBμV−0.5dBμV0dBμV
感度(モノ・NARROW)10dBμV−0.5dBμV0dBμV
感度(モノ50dB S/N)9dBμV6dBμV18dBμV6dBμV
感度(ステレオ50dB S/N)24dBμV27dBμV35dBμV27dBμV
S/N(モノ・WIDE IHF-A)89dB96dB83dBμV90dBμV
S/N(ステレオ・WIDE)65dB90dB81dBμV80dBμV
歪率(モノ・WIDE)0.026%/0.025%0.0095%0.024%0.02%
歪率(モノ・NARROW)0.14%/0.14%0.03%0.09%0.08%
歪率(ステレオ・WIDE)0.09%/0.11%0.015%0.1%0.07%
歪率(ステレオ・NARROW)0.29%/ 0.29%0.08%0.18%0.3%
セパレーション(WIDE)59dB/57dB65dB47dB62dB
セパレーション(NARROW)49dB/49dB55dB43dB55dB

モノ感度の実測値は、歪率が悪いために悪化しています。
ステレオS/Nの実測値は、パイロット信号の漏れのために悪化しています。
その他、実測に当たっては、モノS/N以外は、フィルターを使用していません。

 この表からすると、USAのカタログデータが実際に近いのではないかと思われます。

 以上がご参考になれば幸いです。2007.2.4

 追加項目
感度は、3%歪率感度で測りました。
変調度は、100%で、75kHz偏移です。
ステレオの場合は、10%がパイロット信号、90%が変調信号(1kHz)です。
RF信号発生器のインピーダンスが50Ωの場合、マッチングパッドを入れて75Ωとします。
今回は、コイル式のものを使用し、ロスを0としています。
使用計測器は、VP-8301A,MSG-211G-1.MAK-6581,VP-5020A,8020A です。

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