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真空管FMチューナ紹介、ページ4

その他の説明です。

 何で今頃、真空管のFMチューナなんだ、という疑問を持つ方が少なからずいらっしゃるのではないかと思います。

 それは、FM放送は本当はイイ音なのだという事がこれで聞くとよくわかり、まだまだFM放送を長く続けていって欲しいと思っているからです。
特に、NHK FMのクラシックのライブ録音は、CDより鮮度が高く音の立ち上がりもしっかりしています。
FM放送なんて、帯域は狭いし、情報量は少ないし、と思っていらっしゃる方がほとんどではないかと思います。
でも、それは現在(だいぶ前から)のオーディオ機器の鳴らし方がそれを助長しているだけなのだ、と思います。
それは、音をきれいに、情報量を多く、という方向でオーディオ機器が作られているからだ、と思います。
必ずしも、それは間違いではないかもしれませんが、それが為に、再生音に音楽の楽しさ、のりの良さが無くなっていると思います。
今のオーディオでは、音を聞いている時に横から話かけられると、音が聞こえなくなるのではありませんか?
それは、音に力強さが無くなっているからだと思います。

では、真空管式だとそれが改善されるかというと、そうでもありません。
チューナに限らず、真空管アンプも現代の成果を取り入れているので、似たような結果になると思います。
例えば、信号系も電源も全てフィルムコンデンサを使った場合、音はきれいになり、細かい音も良く聞こえますが、音楽のダイナミックさが出ず、平面的になるように思います。
メーカー、フィルムの種類によりいろいろなので、一概にはいえないかもしれませんが、このような傾向だと思います。

抵抗、真空管は、大きい物が良い様ですが、とてもGT管等は入りませんでした。

いずれにしろ、出てきた音を評価するのに、その音楽の性格にあったのりか、ただの音か、つまりリズムがでるか、のっぺりしているか、又演奏者がやる気無く演奏しているか、そうでないか、というような点を判断基準にして頂きたいと思います。

それでは。

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