クロダイの兜のオーブン焼き(クロダイづくし3皿中の1皿)

A.クロダイの下処理
1.クロダイのウロコと内臓を取り除き、頭を落として、3枚におろします。(おろした身はカルパッチョムニエルにします。)
2.大きな骨は、包丁でそぎ切り、小骨は毛抜きで取り除きます。
3.2の半身を背中側とお腹がわに切り分け、軽く塩をして、冷蔵庫で1〜2時間寝かせます。

B.クロダイのフュメ(だし)
1.真中の骨の部分(アラ)を適当な大きさに切ります。
2.鍋にオリーブオイル少量を入れ、2のアラを軽く炒め、白ワイン、水2〜300cc程度を加えて、全量が100ccくらいになるまで煮詰め、フュメとします。
※クロダイのフュメは、カルパッチョムニエルでも、使用します。

C.アサリの白ワイン蒸し
1.鍋にオリーブオイルを敷いて、砂抜きしたアサリを軽く炒めます。
2.白ワインを入れて、鍋に蓋をして1〜2分蒸し焼きにします。
3.蓋を開けて、口の開いたアサリから取り出し、別にしておきます。
4.アサリをすべて取り出したら、残った汁を細かい網(茶漉しなど)で漉します。(このだしは、カルパッチョムニエルでも、使用します。)

C.オーブン焼き
1.クロダイの表面にオリーブオイルを塗り、軽く塩を振り掛けます。
2.耐熱容器にフレッシュのローズマリー(5cmくらい)を置き、その上に、クロダイの頭をたてに置きます。
3.クロダイの周りに、プチトマトを置き、200度のオーブンで20〜30分加熱します。

D.お皿の完成
1.Cのクロダイをお皿に盛り付けます。
2.トマトが残った耐熱容器に白ワインをいれて、容器についたエキスを煮溶かします。
3.1にBのクロダイのだし、Cのアサリのだしを加え、塩・コショウで味を調えます。
4.Cで取っておいたアサリの身を殻ごと、2に加えます。
5.小口切りにしたチャイブを加え、ひと煮立ちさせたら、1のクロダイの兜のまわりに盛り付けます。
6.イタリアンパセリの葉を飾ります。

コメント
クロダイのだしとアサリのだしが合わさって、美味です。軽めの赤ワインかコクのある白、シャンパーニュなどが合うでしょう。

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