バリ・トランバン ログNo.4
【ダイビング情報編1】


【ダイビング一般情報】

  初日に1本〜2本、ガイドと潜れば、後はフリーでセルフダイビングが可能です。

 ここの日本人ガイドさん(みゆきさん)は2000年6月末にバリに来たばかり、殆どファンダイブをしないままオーストラリアでイントラを取った新人さんで、本人が自分でお魚を知らないんですよと言うほど、あまりお魚を知りませんでした(ネジリンボウ、ヤノダテハゼ、ニチリンダテハゼ、カニハゼ、オドリハゼ、アケボノハゼ、ピンクスクワッドロブスターなどの基本は押さえています。これだけでも普通は十分か)し、毎日新しいお客さんが来るので、その人達の最初のガイドをして、調査ダイビングに入る時間もあまりなさそうでした。

◆ ◆ ◆ ◆

 これからの精進が期待されますが、今のところは、そこの海を知り尽くしているお魚オタクガイドに超レア物をきっちり見せてもらうこと&その超レア物の生態等を教えてもらうことは期待しない方がいいでしょう。
#最近ヲタク・ヘンタイと化しつつある私の感想です。
#普通(?)のファンダイブをするにあたっては何の問題もありませ
#んので念のため

◆ ◆ ◆ ◆

 また、今回は子連れのため、極力荷物を減らすべく、軽い図鑑しか持っていかなかったのですが、ミンピ・トランバンには備え付けの図鑑がほとんどなく、せっかくすぐに図鑑を引けるようデジカメを持っていったのに残念でした。

 ミンピ・トランバンに行か れる方は是非ご自分の図鑑を持参されることをお薦めします。

◆ ◆ ◆ ◆

【ダイビングスタイル】

ドロップオフ方向を望む 拳大のゴロタの続く海岸は、ドロップオフから沈船まで800m程です。

 沈船まではこのゴロタで歩きにくい海岸を500m程、ドロップオフへは250m程歩いていきます。

 しかし、器材はポーターのおばさん(や子供)が頭の上に乗せて運んでくれるので、自分はフィン・マスク・カメラ等を持って歩くだけなので、それほど苦痛ではありません。

 大きなハウジングを持っている場合には、ハウジング用にポーター を頼むことも出来るそうです。

◆ ◆ ◆ ◆

 ただし、ポーターには別途料金(ダイビング1本あたりUS$2.5)がかかりますので、ドロップオフなどそれほど遠くないと思えば器材を背負って行ったり、水中の浅いところを移動する方法もありそうです。

 実際、連日潜り込んでいたオーストリア人のカップルはドロップオフまで器材を背負って移動していましたし、私はドロップオフの先端まで行ってから、水中をハウスリーフまで帰ってきたりもしていました。

◆ ◆ ◆ ◆

 ダイビングは上述したように、最初にガイドさんと2本潜ればあとは自由にセルフで潜っていいことになっています。

 ダイビングセンターにホワイトボードがあるので、潜りたいポイントと時間を記入しておけば、器材をセットしてポーターを呼んでおいてくれます。

 エグジットしてくると、そこからポーターさんが器材を持って帰ってくれて、ダイビングスタッフが洗って干してくれます。

 う〜ん、殿様ダイビング(^^)。

◆ ◆ ◆ ◆

【海情報概要】

  ミンピ・リゾート・トランバンの前に広がる海は、沈船あり、ドロップオフあり、ハウスリーフあり、砂地ありとバラエティに富んでそれぞれの環境に適応した生物がいるので、何本潜っても飽きることがありません。

◆ ◆ ◆ ◆

 また、バリの位置的な関係で、私たちになじみのある太平洋のお魚と、よく似ているんだけどちょっと違うインド洋のお魚が混在しており、また、太平洋型とインド洋型の中間型の様なのが居たりと、非常に興味深い生物層だと思います。

 例えば、タテジマキンチャクダイはよく見るお魚ですが、太平洋型は背鰭の先端がトゲのようになっているのに対し、インド洋型は背鰭の先端が丸くなっているのですが、ここではその両方が見られる上、ちょっとだけ背鰭の先端が尖ったタテキンも見られるのです。
(もしかして成長過程だったのかな?)

タテジマキンチャクダイ太平洋型 タテジマキンチャクダイちょっとトゲ タテジマキンチャクダイインド洋型

◆ ◆ ◆ ◆

 広い海岸線のどこからエントリーしてどこからエグジットしてもいいのでナビゲーションも比較的簡単だし、安心感もあり、じっくりフィッシュウォッチングをするには最適の環境でしょう。

 ただし、長い海岸線が直接外洋に面しているので、風や波に弱く、風が強く波が高いときにはどこにも入れないという事態が発生する事もあるそうです。

 今回はちょうど満月の大潮の時期で、波が高くなりやすく、特にハウスリーフなどは砂が巻き上がって透明度も落ちていたので、いい条件を求めるなら、小潮回りの方がいいでしょう。

◆ ◆ ◆ ◆

 水温は27度〜29度ですが、あまり動かないダイビングをするので、3mm+ショートジョンでは寒かったです。私は途中からフードもかぶって潜っていました(^^;;;

 透明度は8m〜20mと抜けるような青い海というわけには行きませんでしたが、太陽が真上から差し込むので、意外と明るく、ちょっと深いところへ行ってもストレスを感じることはありませんでした。