トランバンの沈船は、バリ南部の方から日帰りで片道3時間くらい掛けてダイビングにくるツアーがあるほど有名なポイントです。
ビーチからエントリーしてほんの40m位の所に全長100mのリバティー号が沈んでいます。深いところで-30mと浅いところに沈んでいるために、ほとんど原型はとどめていませんが、サンゴなどが付着し、絶好の魚礁となっています。
人工物の中を潜るというのは滅多に出来ない経験でなかなか面白かったです。
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大きなワヌケヤッコが住み着いていたり、顔半分が黒い巨大なハタの仲間が住み着いていたり、大中小様々な大きさのギンガメアジが群を作っていて、これらが合流・分離を繰り返すなど、なかなか見応えがあります。
ムスジコショウダイが群れているのですが、その中にムスジコショウダイのそっくりさん(同じ様な模様でヒレに斑点が無い)が混じっていました。
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さらに、よく見ると、沈船の回りの砂地には、ガーデンイール(3種類居るらしい)が住んでいたり、ジョーフィッシュ(ゴールドスペックと地味なのの2種類見ました)が住んでいたりしますし、船に堆積した砂にはカニハゼやニチリンダテハゼ、オドリハゼ、スパインチークアネモネフィッシュが住んでおり、小物が好きな人にも充分楽しめるでしょう。