まっすぐな海岸線に北に向かって突き出した形の半島の西側がドロップオフの根になっていて、壁沿いに根の先端を回り込んでいくと、半島の東側は傾斜がなだらかになっています。
壁沿いには、ウメイロモドキやクマザサハナムロ、ハナタカサゴが回遊し、アカボシハナゴイや、スミレナガハナダイなどのハナダイが舞っています。
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壁には様々な色のウチワが咲いており、ウチワにはクダゴンベが沢山ついています。さらに、壁にはアケボノハゼなどのハゼも居ます。
壁のくぼみを覗いてみると、中にはびっしりとベンテンコモンエビが漂っていたり、ハタタテサンカクハゼが居たり、タキゲンロクダイygみたいだけど縞が黄色いチョウチョウウオygが居たりとこれまた探索心をくすぐります。
根の先端-30mあたりに直径2m以上ありそうな大きな紫のウチワが着いているのですが、これにも沢山のクダゴンベが着いています。
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実はこのウチワの向こう側の斜面が面白く、底にはゴールドスペック、リングアイ、地味なのと3種類のジョーフィッシュを確認することが出来ました。ちょっと深いところではハナダイが群れており、twospotbasslet、スミレナガハナダイ、これらのハイブリッド?、他よく分からなかったハナダイなどが見られました。
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また、タテジマヤッコを見かけたり、中層ではスミレナガハナダイの産卵を見られたり、浅いところではバッファローフィッシュや大きなナポレオン、巨大なブリの仲間を見かけたり、グルクマ(?)の群が大きな口を開けて食餌をするシーンを見られたりと、非常に面白い場所です。
根の付け根ではカスミアジが小魚を追い回して食餌をしていたり、ヒオドシベラygが何匹もいたり、アカハチハゼ、オトメハゼ、ミズタマハゼなどのハゼが見られたりもしました。