ミンピリゾート前からすぐエントリーできるハウスリーフは、砂地に突然現れる横幅100m位のサンゴの島です。とは言え、白化現象の名残なのか、ほとんどががれ場と化していて、美しいとは言い難くなってしまっています。一部、サンゴが復活してきているようですので、今後が期待されます。
しかし、サンゴの状態はともかくとして、ここも絶好の魚礁となっているため、魚影が濃く、色とりどりのチョウチョウウオ、スズメダイ、ニザダイの仲間、テンジクダイの仲間などが群れています。
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とりわけ、パンダ目のクラカケチョウチョウウオの群や、ヒメフエダイの群、フウライチョウチョウウオとこれのインド洋版ともいえるインディアンバガボンドバタフライフィッシュが仲良く番(つがい)?で泳いでいる様子等が楽しかったです。
また、ハナヒゲウツボも何匹も住んでおり、サンゴの間を覗くと、セダカギンポやベニツケタテガミカエルウオの他、名前の分からないカエルウオの仲間などが沢山住んでいます。
アオスジテンジクダイなどのテンジクダイが口内保育をしている様子も観察できました。
私は見ていないのですが、夫はガンガゼの中にエビを見たと言っていました。
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ここで全身出ているハナヒゲウツボを見たのにはビックリしました。
彼(?)は、どうやら次に住む穴を探していたようで、口をカッと開いてニョロニョロと這い進んでは、頭を岩の間につっこんで「だめだ〜、狭すぎる〜」と次の場所に頭をつっこむという事を繰り返していました。
後を着いていくと、やっと入れる穴を見つけて、頭から尾まですっかり穴に入った後、中で反転したのか、「あぁ〜良かった〜」とホッとした様子でいつも通りの姿で頭を出したのでした。
この時ほど、ビデオが欲しいと思ったことは無かったです。