バリ・トランバン ログNo.8
【ポイント情報・砂地】


 

【砂地】

ヤノダテハゼ  以上3カ所以外には全て砂地が広がっており、沖に向かってだらだらと深くなっていきます。

 砂地には所々縦にゴロゴロとゴロタが混じる畝のようなものがあり、ここにぽつぽつとヤギやカイメンが生えています。美しい水中景観でもなければ、魚影が濃いわけでもありませんが、この砂地をよく見ると沢山のハゼがエビと共生しています。

 何カ所か縦に潜ってみましたが、どこでも-10m位からヤノダテハゼが普通のダテハゼの様に住み着いており、所々にダンダラダテハゼハチマキダテハゼオニハゼの仲間等が様々な種類の美しいエビと同居しています。

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ヒレナガネジリンボウとエビ -27m位から-32m位の所はヒレナガネジリンボウと言ってもいいほど、沢山のヒレナガネジリンボウがそれぞれのエビとパートナーを組んで巣穴を作っていました。

 ヒレナガネジリンボウの密度は、沈船側よりドロップオフよりの方が高かったです。
 普通のネジリンボウは沈船のそばで1個体見られただけでした。
 ヒレナガネジリンボウの付近ではハタタテシノビハゼなども見られました。

 ヤシャハゼやメタリックシュリンプゴビーが居ると聞いていたのでずいぶん探したのですが結局見つけられなかったのが残念です。

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コラガラシエビ ハゼ以外にも、ヤギの間を良く見るとコガラシエビが見つかったり、壺カイメンをよく見ると、ピンクスクワッドロブスターが潜んでいたり、ヒトデをよく見るとヒトデヤドリエビが着いていたりと、パッと見何も居なさそうなのに、実は変わった生き物が潜んでいたりします。

 カイメンのそばでは、コモンエビ系の透明な体に黄色い模様の付 いているなぞのエビも見つけましたし、ウミシダの中ではコシオリエビの仲間も見つけました。

 エビ・カニ系では、ゴルゴニアンシュリンプを探したのですが、見つけられなくて残念でした。

 ウミウシが多いと聞いていたのですが、イボウミウシ系が多く、それほどウミウシが多いという感じではないなという印象でした。