'00/08/19 伊豆海洋公園


 お盆も明けた8月19日に、伊豆海洋公園に行って来ました。
今回は、こもちダイバーズのFさんが事前に行きませんかと参加を募っていたので、それに水曜日に参加表明。いろいろとメールで打ち合わせしていたのですが、何とFさんが前日になってドタキャン(^^;;;

 子連れの我が家は、前日では託児所の予約も間に合わないので、一緒に行ってくれる人が居ないと、もうアウトなのです。。。
 ところが、Fさんは、同じくこもちのYさんにも連絡を取ってくれていて、急遽我が家はYさんとご一緒させていただくことにしました。

【登場人物】
 Y家:Yご夫妻+2歳の女の子、U家:Uご夫妻+3歳男の子+6ヶ月女の子
 かよ、夫、七海(なみ)(1歳2ヶ月)

【道路状況】
お盆明けの週末ということで、道路の混雑を予想しましたが 、
  行き 東名川崎 4:50  IOP着 7:00
  帰り IOP発   16:35  東名川崎着 19:50
   (川奈〜R135〜熱海ビーチライン〜真鶴一般道〜小田原厚木道〜東名)
ということで、まぁまぁの線でしょうか。

【海洋状況】
 先週の週末に影響を与えた台風9号が東北沖にまだ居座っていて、平日は木曜日にやっとオープンしたものの、 金曜日は再びクローズ、土曜日のオープンは危ぶまれました。
この時期、富戸がすごく混むので、IOPがクローズでも富戸に行くのはちょっといや〜。

 7時ころIOPに着いたものの、クローズの可能性もあるため、まず場所だけ確保して、荷物は下ろさないまま、エントリー口をにらんで偵察。スタッフの人が一生懸命タンクを運んでいるのでオープンしそうだと判断して荷物を運びました。

 結局この日は徐々にうねりも小さくなり、無事オープン。エントリー・エグジットは楽々でした。

【七海の様子】
 1歳2ヶ月になった七海は、やっと歩けるようになって、歩くのが嬉しくて嬉しくてしょうがありません。ダイビングの合間にお手々を引いてお散歩に出かけたのですが、階段を上るのが楽しいらしく、何度も上って楽しみました。また、IOPの子供プールでプールデビューした七海は、楽しそうに遊んでいました。お天気が良ければ、IOPは子供プールがあって、子連れには最適ですね。

 でも、まだちょっと人見知りをしているので、1本目は45分間位泣き続けていたようです。(Yさん、ごめんなさいm(__)m)
 幸い、2本目はちょっと慣れてくれたのかそれほど泣かなかったようです。

【陸の様子】
 我々は7時に到着して、ペンギン池前のベンチの最後の1個を確保しました。パラソル付きの所は取れないと思ったので、マイパラソル持参です(^^)
 しかし、 Uさん家は我々より更にすごく、ペンギン池上のコーナーに陣取り、簡易テント持参。子連れの私たちは非常に有り難くそのスペースを使わしてもらいました。うちも買おうかな〜(こうして荷物が増えていくのね〜。。。)

【スケジュール】

  出発 帰着
集合
8:00頃
Aチーム1本目
9:00
10:30
Bチーム1本目
11:00
12:30
Aチーム2本目
12:40
14:00
Bチーム2本目
14:20
15:45
解散
16:30

 エントリー前、エグジット後にそれぞれ時間がかかるので、2グループで2本ずつ潜る場合はてきぱきとやらないと後ろが辛くなってきます。

【1本目】1番の根
En:9:35 Ex:10:13 透明度:8〜15m 水温23〜25度

 9時過ぎにエントリーして、今日はまっすぐ降りずに右に振って1番を目指すことにしました。
 水温も高く、透明度も良く、上々のコンディションです。
 エントリー口からカタクチイワシの群が居て素晴らしい光景です。
 しばらく進んで、1番に当たったところにも、カタクチイワシの群は伸びていて、感動です。夫は早速デジカメを取り出し撮影!ところが、しばらくして私にハウジングを見せてくれたのですが、中には水滴が!!!
 ゲッと思っていったん上がることに。幸いまだ1番の手前だったので戻ってもそうたいした距離ではありません。
 仕方がないので1度戻って再エントリー。。。結局9:35のエントリーになってしまいました。

◆ ◆ ◆ ◆

 気を取り直して今度はまっすく進んで砂地に降りてから1番の方へ行くことにしました。しかし、カタクチイワシの大群がず〜っと居るので気になって小さなお魚を探すどころではありません。

 前回に見つけた謎のレッドスクワットロブスター(チュウコシオリエビと言うらしい)を再度確認に1番の先端の岩へ。この間はベンケイハゼなども居たのに今日はお留守らしい。チュウコシオリエビも、小さいのを1匹見つけただけでした。これは、角度が悪かったので、撮影を断念。

 一番のクエ穴の上を通って1番沿いに水深を上げ、一番の上のイソギンチャク畑でエビを探します。以前はこのイソギンチャク畑にカザリイソギンチャクエビとかイソギンチャクカクレエビとかイソギンチャクモエビが居たと思ったのですが、めぼしいエビは見つけられず、体長5mm位の謎のエビがたくさん着いているのが見られました。クマノミやミツボシクロスズメダイも居ませんでした。

 そのそばでは、クロホシイシモチが何組もペアを作っていました。メスは卵でお腹が大きくなっていて、そばのオスは、口の中の卵の世話をするのが大変そうでした。八丈島で見たアオスジテンジクダイは、4分半位の間隔で卵を頃がしていたのですが、この日見たのは、30秒間隔くらいでぱくぱくやっていました。種類によって違うのか、卵の成長段階によって違うのか、興味があるところです。

 無事、オクリダシまで戻ってきたのですが、残念ながら早く上がらないと次の予定に響くので、ほとんど探索せずにエグジットしました。

◆ ◆ ◆ ◆

【2本目】1番の根
En:12:56 Ex:13:40 透明度:5〜12m 水温:23〜25度

 2本目はUさんと3人で入ることにしました。Uさんは、2年ぶりのダイビングとのことでしたが、さすが180本も潜っていただけあって、落ち着いた復帰ダイビングぶりでした。

 さて、潜行ブイまでいって「はい、潜行!」と潜行するも、何故か夫が潜ってきません。。。。水面で「ウエイトが無い」のポーズ(^^;;;;
 う〜む、と思っていると、通じなかったと思ったのか、ヘッドファーストで潜ってきて再度「ウエイトが無い」の合図。しょうがないので浮上して、ブイの所で夫がウエイトを取ってくるのを待っていることにしました。水温も高く、波もなかったのでストレス無く待つことが出来ましたが、今日4回目のエントリーをする羽目になった夫はさぞ疲れたことでしょう。。。

◆ ◆ ◆ ◆

 さて、今度も1本目と同じルートで回ることにします。潜行ブイのすぐ先から先程のイワシの大群が始まっているのですが、砂地との境の辺りに行くと群を下から見上げる形になってとても美しい。夫がデジカメで寄っていくと円形に逃げるのでイワシトルネードとなり素晴らしい景観です。

 しばし見とれていると、いきなりイワシがザ〜ッと音を立ててあわただしく逃げ出しました。巨大な群が頭上を川のように流れていきます。
 素晴らしい!!!そして、後ろから何が来るのかと見ていると、延々と逃げるイワシの群がやっとつきかけたところに、ワラサが5匹編隊を組んでやってきました!!!こういうシチュエーションが大好き(^^)

 ワラサが行ってしまい、ふと横を見ると、巨大ヒラメがイワシを捕まえにヒラヒラと上がっていき、失敗して降りていくのが見られました。
 ヒラメがあんなに泳いで魚を捕るとは知らなかった。。。。
 砂地に降りたヒラメに挨拶をしに行きましたが、嫌われて逃げられてしまいました。

◆ ◆ ◆ ◆

 岩のすきまにはトラウツボ、砂地ではモンガラドオシが顔を出していました。1番の先端ではこの辺りでいつも見られるルリハタが一人ふらふらとしていました。

 クエ穴の上辺りで、サラサウミウシが大中小と3匹寄り添っているのを見つけたのですが、誰にも教えられませんでした(^^;;

 1番の横のカケアガリを上がる途中で、立派なヤマドリのメスを発見。これは、2人に教えてあげることが出来ました。

 1番の上のイソギンチャクは先程何も見つけられなかったのでパス。そそくさとオクリダシに向かいます。オクリダシの手前では、アカクラゲ(たぶん)が漂っていました。

 オクリダシでは、インドヒメジが同じ様な雰囲気の○○ベラに一生懸命くっついて泳いでいました。擬態していたのかな?
 オクリダシの大岩の根元ではいまいちきれいじゃないミヤコウミウシを見つけ、 白っぽく、細い顔の見知らぬウツボを発見しました。でも、どちらも水深が浅く外が明るいところで、岩の下にいたので全然ファインダーが見えずに写真は撮れませんでした。マスクを買い換えようかな〜。。

 というわけで、今回はオクリダシも楽しんでエグジット。オクリダシの辺りは細かい泡が発生しているようで、見通しが悪くなっていました。
 1番回りは大分回れるようになってきたと思うので、次はもうちょっと遠出してみようかな。


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