1月の大瀬崎は曇りで風が強かったこともあって、ロクハンでは陸がきつかったので、今回はドライにしました。
スキーのために買いそろえた下着やスパッツ、靴下等を活用して、ぬくぬくのダイビングが出来ました。しかし、エントリーしてしばらくは水が冷たくて顔が痛い!
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初めての井田ですが、まっすぐな海岸線に平行してゴロタ、駆け上がり、砂地と続く、わかりやすい地形です。 砂地に出たところで、小さなエイやホウボウを発見。
目印の自転車ではムレハタタテダイygが1匹だけ寒そうに漂っていました。
左に振って、岸と平行に進み、付近にマトウダイが居ると教わったケーソンを通り越して、さらにしばらく泳ぐと段々ムチカラマツが増えてきて、教えてもらったとおり、いや、期待以上の美しいソフトコーラル畑が出現します。
かけ上がりには、巨大なトサカ、ウチワ、ムチカラマツがびっしりと覆い、ネンブツダイが群れ、ムチカラマツ林の間にはサクラダイの群が舞っています。コガネスズメダイの姿もちらほらと見られました。
冬なのに、本当に魚影が濃い!ちょうど陽も差し込んで素晴らしく美しかったです!!!
遠目には大きなイシダイが居たりして、釣り人が集まる気持ちがよく分かります。
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砂地に生えているウチワを見に行くと、まだひれの長い、美しいミノカサゴygが寄り添っていました。また、そのウチワをライトで照らすと、透明でわかりにくいアカスジカクレエビが何匹か着いています。謎の白いカニもついていました。
さらに、ちょっと離れたムチカラマツにビシャモンエビなどのエビが着いていないか見に行きましたが、残念ながらガラスハゼが着いていただけでした。でも、良く探せば絶対居るぞ〜。
巨大なトサカをよく見ると、スケロクウミタケハゼも居着いていて、かわいらしいです。
また、別グループはこのあたりでイバラダツを見つけたとのことでした。(探しに行ったんだけど見つけられなくて悔しい!)
ムギワラエビ(最近はオルトマンワラエビと言うらしい)はそこら中に沢山居て、コーラルからあぶれて(?)、ただの岩の上に居たりもします。サラサウミウシが2匹寄り添っているのも見られました。
今回、カメラのレンズがフィッシュアイなので、あまり小さな生物は探さなかったのですが、ざっと見ても、これだけの生き物がいるソフトコーラル畑、よくよく探せば、もっといろんなものが居そうです。ウチワにはクダゴンベなんかも流れてきそう。
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さて、ソフトコーラル畑を満喫し、ゴロタの上を帰ると、-16m位のイザリウオゾーンでは何個体かのイザリウオが発見できます。(とは言え、私は見つけてもらっただけ(^^;;;)
白い可愛いイロイザリや、期待していなかったクマドリイザリウオのおちびちゃんを見つけてもらって嬉しかったな〜。
イザリを探していると、婚姻色バリバリのヒメギンポが沢山見つかります。そばには婚姻色の雌も居たりするのですが、この寒いのに繁殖行動をするのでしょうか?
時間があればじっくりと見ていたかったのですが、いかんせん帰り道だったのが残念でした。
また、ついで(?)に、シャコやヒメセミエビが見つかりました。
そういえば、エビの抜け殻を沢山見かけたので、ナイトを潜ると(潜れるのか?)エビが沢山見られるかもしれません。
また、イソギンチャクにはミツボシクロスズメやイソギンチャクモエビ、アカホシカクレエビなどがついていましたし、ゴロタの間にはyg〜adまで大小さまざまなキンチャクダイが見え隠れしていましたし、なぜかカレイも居ました。
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さて、エントリー口の浅場に戻ってくると、砂地にはホンダワラが生え、陽がきらきらと差し込む中、キンギョハナダイやソラスズメダイ、スズメダイが群れていてこれはこれでとてもきれいです。
時折とおるボラや、きらきらと流星のごとく光るキビナゴの群もまた楽しいです。
ゴロタでは、ヒフキヨウジも見られました。
釣り糸に気を付けながら、防波堤の方に近寄ってみると、ミナミハタンポやギンユゴイが群れていたりしてなかなかいい感じです。ここのエントリー付近も良く探せばいろいろいそうです。
とにかく、今回は初めての海で4本しか潜らなかったので、ざっと見渡しただけになってしまいましたが、あまり広くないエリアなので、通ってじっくりと小物を探すのも楽しそうですし、ソフトコーラル畑の上で、魚の群に囲まれる幸せに浸りにいくのもいいですね!
お天気と相談しながら是非また行きたいです。
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