'97/07/12-13 伊豆大島


12、13日、一泊2日で伊豆大島に行って来ましたので、報告させていただきます。

交通:伊豆大島へは熱海から普通船で行きましたが、朝9:10に熱海発、10:40大島着、熱海までは家から車で1:30位なので、とっても近いです。
これなら日帰りもできます。帰りは、17:00大島発、18:40熱海着でした。
#でももったいないけど・・・
船はとっても空いていて、往復ともゆっくり寝られたので、行きに朝早く起きたダメージも、帰りの運転のつらさも全然ありませんでした。

では、肝心のログを。

7月12日
1本目:秋の浜
天候:曇り 波:なし カレント:なし 水温:21度 透視度:8-12m
En:13:40 Ex:14:19 Max:31.1m

今回ウエットにしようか、ドライにしようか迷った末に、先週のIOPのログを読んで、ドライを持っていきました。エントリーするまでは、ドライで恥ずかしいかなと思ったのですが、水深の深いところでは18度Cを割るかと思われる水温で、寒がりの私には、ドライで快適ダイビングができました。
#私のドライは、インナーで幅広い水温に適応できるシェルドライです。

1本目のダイビングのテーマは「恋の季節」

婚姻色で蛍光青が美しいイトヒキベラがたくさんいて、(群れているというより、ただたくさん居るという感じ)美しい。端の方ではおそらくオスどうしと思われる二匹がバトルしていました。この喧嘩は見ていてなかなか楽しかった。
(当人もとい、当魚は楽しいどころではないだろうが・・・)
また、越冬したとおもわれる大きなクマノミが2匹、イソギンチャクにいました。
ガイド氏が手をだすと、猛然と攻撃してきます。産卵直前かもしれません。
ラブラブのクマノミちゃん2匹はとってもかわいかったです。
じゃましてごめんね。

◆ ◆ ◆ ◆

2本目:秋の浜
天候:雨曇り 波:なし カレント:なし 水温:20度 透視度:8m-15m
En:15:55 Ex:16:34 Max:27.1m

秋の浜は、非常にエントリー、エグジットしやすいポイントです。
エントリーは海に突き出た岩からジャイアントストライド、エグジットは梯子を登るだけ。まるで岸にくっついたボートダイビングです。しかも、100段の階段もないし。(^^)
器材のセッティングしてから、エントリーポイントまで、数メートル!
こんな楽なビーチは初めてです。

さて2本目のテーマは「命の誕生」
エントリーすると、ガイド氏がこれなんだかわかる?と長さ1cm位の赤茶色の針の群のようなのを指さします。
???と思って、近寄って見るけど結構動くし、形なんか全然わかりません。
何と思ってガイド氏を見ると、アオヤガラの赤ちゃんとスレートに書いてくれました。
こんなのが、あんなのになるんだ(どんなんや!)と思って結構びっくりです。

先に進むと、アオリイカの産卵床に枯れ枝が沈められていて、卵が産み付けられていました。ガイド氏がちょっと卵を揺すると、ちっちゃい(1cm位)物体が数個飛び出てきて、賢明に上の方に泳いで行きます。よく見ようと近寄っていくと、驚いたのか、一人前にスミも吐きます。うーん、かわいい(^^)
しかし、産卵床のすぐ上には他のお魚がたくさん集まっています。
彼らのうち何匹が大人になれるのでしょうか。

◆ ◆ ◆ ◆

7月13日

1本目:ゴードー
天候:雨曇り 波:なし カレント:なし 水温:20度 透視度:8-15m
En:9:54 Ex:10:26 Max:36.9m

2日目は、ボートをお願いすることにしました。
1本目は「地形を楽しもう」編です

ここは、結構複雑な根で、根の壁についたヤギやトサカがとってもダイナミックです。
魚影も濃く、ハナダイもキンギョハナダイ(いつも見るより白っぽく、背中から尾部付け根にかけて薄い青紫で同じ種類とは思えない)から、スジハナダイ、サクラダイが乱舞し、中層ではタカベの群が雲になり、ツマグロハタンポ等が群を作り、根と根の谷間にはイシガキダイ(若)やイシダイ(若)が通ります。
壁をよく見ると、ヤギの近くでムギワラエビを発見しました。色のきれいなレンテンヤッコもいました。

◆ ◆ ◆ ◆

2本目:秋の浜の近く
天候:雨 波:なし カレント:なし 水温:20度 透視度:8-12m
En:12:21 Ex:12:52 Max:20.4m

2本目は「海は宝の山」です。
ここは、ガイド氏の丸秘とっておきポイントです(たぶん)。
エントリーしてしばらく進むと、低い根のあるポイントに着くのですが、居ること居ること、特大伊勢エビ、特大サザエ、特大マタカアワビ!
覗く穴という穴に片手ではつかめそうもない伊勢エビが触角を振り立てているし、底面はつかめる程度のサザエ、1kgはあろうかと思われるアワビが岩にくっついている!あぁこんなのを一つでも持ってかえって刺身で食べたら・・・・
#決してそんなことはいたしませんので念のため

魚介類大好きの私は、はっきり言ってこのとき見たはずの魚については全然覚えていません(^^;

◆ ◆ ◆ ◆

その他:
上記以外で印象に残ったお魚は、
真っ赤なかわいいイザリー君、派手な色でお鼻のびらびらがかわいいトラウツボちゃん、蒲焼きにしたらおいしそうなハナアナゴ、大瀬崎にいるのより色が薄くて、頭のフサフサがかわいいトウシマコケギンポ、白地に黄色いボツボツが美しいオオエラキヌハダウミウシなどでした。

今回は天気も透視度も今ひとつでしたが、アクセスの良さも、ポイントも、料金も(^^;大変気に入った伊豆大島でした。今度は是非秋に行ってみたいと思います。

ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。
長々と申し訳ありませんでした。


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