'98/02/14 伊豆海洋公園
2月14日(土)に伊豆海洋公園へ行って来ましたので、LOGをアップします。 例によってまたとっても長くなってしまいましたm(__)m この日は、曇り時々雨の予報だったにもかかわらず、天気も上々、大変暖かく(20度)、海も穏やかで、 透視度20m位、水温17度とすばらしいコンディションでした。 1本目:1番の根
(クエその1)
壁の上からのぞいたガイド氏はスレートに「2匹いる!」と書いてくれました。
そこで、しばし他のものを見に行きました。 一番の根の先のほうに、通称クルクルエビ(標準和名はまだ決まっていない)と言われるエビがいます。 後で聞いたところによると、このエビはムチカラマツに寄生するナシジイソギンチャクに付くそうです。
ところで、いつも黄色いムチカラマツ(ムチヤギ?)に黄色いエビが付いていて、不思議に思っていました。ムチカラマツって微妙に色が違うと思うのですが、エビとムチカラマツってどうしてあんなに完璧に同じ色なんだろう? ログ付けの時に、ガイドさんとお話をしていて、やっと疑問が解決しました。 どうやら、カクレエビ達は最初に住み着いたときは透明らしいのです。で、カクレエビはその住みかのムチカラマツを食べて、色素を取り込み、同じ色になるらしいのです。 ということは、いろんな色のムチカラマツで、カクレエビを探せばいろんな色のカクレエビが見られるかも? こんどは、黄色のムチカラマツだけでなくいろんな色のムチカラマツでエビを探してみよう。
クルクルエビの先には紫色のフトヤギがあって、トラフケボリダカラガイがいました。フトヤギは所々ポリプ(?)がはげています。 どうやら、トラフケボリダカラガイはフトヤギのポリプを食べているようです。 カクレエビの付いているヤギやムチカラマツがこんなにはげているのを見たことがないので、この貝はエビに比べるとずいぶん大食漢のようです。(大きさもずいぶん違いますが・・・)
そうそう、エビの付いているヤギはコケみたいなものが付いていなくて、いつもきれいです。どうやらエビはヤギのお掃除やさんをしてうまく共生しているようですね。
トラフケボリダカラガイのいたフトヤギの近くになんていうことのないヒトデがいました。しかし、彼(?)は歩いていたのです。 ひとでは、裏側に短い足(?)が沢山生えていて、これを動かして移動するようです。 しかし、その移動速度は思いの外速く、結構びっくりしました。
そろそろ、先ほどのクエがまた出てきた頃かと、再びくぼみのしたからそろそろと水深を上げて、Challange! こんどは、くぼみの端の方に頭を乗せて、口を半開きにし、エラを広げて、クリーニング体勢で落ち着いています。
5cm刻みくらいの気持でそろそろと水深を上げていくと、おおーーー!目の前にクエの顔が!
もう1匹は少し奥にいたのであまりよく観察できませんでしたが、細心の注意を払って近づいたお魚とこんなにじっくり目を合わせることができるなんて、感動です。 最後は、エントリーポイント付近で安全停止を兼ねながらダンゴウオ探し。残念ながら見つかりませんでした。
3番の根の辺りにテングダイが居るとの情報をキャッチしてこれを見に行くことにしました。
少しうねりが入ってきたのですが、イルカの波乗りの要領で、波頭から波のそこに向けて滑るように降りていくととっても楽で楽しいです。 2番の根の辺りに到着して下を見ると根が見えます。透明度も結構いいようです。
ポイントに到着するとガイド氏がOKかと聞いてきたのですが、少し息が弾んでいたのでちょっと休憩をお願いしました。
2番の根の辺りはさすがに人も少なく、雄大な地形が一望に見渡せてとっても気持がいいです。
3番の根の辺りに移動すると他には誰もいません。 しばし、テングダイの優雅な編隊飛行に見とれてから帰途に付きました。 この辺りでは、トゴットメバルとサクラダイが一つの群をつくって群れていました。スジハナダイも混じっていました。 こぶの立派なアオブダイやきれいなアカハタ、いつもより発色がきれいに見えるキンチャクダイを見ながら帰ってきて、エントリーポイントの辺りで安全停止を兼ねながらダンゴウオを探しましたが、やっぱり見つかりませんでした。(;_;) でも、ムナビレをピロピロ動かす姿がかわいらしい、ヤマドリの雄を見つけることができました。
この日は、2本ともとっても楽しかったです。
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