'98/7/5 伊豆海洋公園


伊豆ダイビングサファリ神子元&IOP第2弾伊豆海洋公園編です。 神子元でのダイビングの後、ビデオを撮影していた人が居たのでその鑑賞会をしました。
殆どプロって感じのそのビデオやさんが撮った映像は素晴らしく、肉眼で見るより迫力があったかも知れません。

編集したら是非1本譲って下さいと無理矢理連絡先を押しつけてきてしまいました。

さて、興奮もさめやらぬまま車を富戸の方に走らせて、夕方6時頃サービスに到着。
夜はサービスでスミランやカパライの写真を見ていただいたり、ハンマーの話をしたり、今話題の初島の話を聞いたりしているうちに眠くなったので、夜は早めにお休みしました。

今は海洋公園が面白いということで、日曜日は富戸ではなく海洋公園に潜ることに。
しかし、水温は水底で19度ということなので、3mm+ポーラテックスのショートジョンしか持っていない私たちは5mm2ピースのウエットをレンタルすることにしました。
これがどんなにありがたかったかはすぐに分かることに。

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1本目は1の根の近辺
最近話題になっているモンガラカワハギの幼魚などを見に行くことにしました。

エントリーすると水面の温度は23度くらいで、透視度も10m位。そこそこのコンディションです。
黒地に黄色い斑点のある何とかリュウグウウミウシが居るかも知れないということでしばし探したのですが、見つかったのは小さなリュウモンイロウミウシ。小さくてかわいかったです。

しばし進んで、ガイドさんが何かを探すスキに私たちも付近を探索。バディ(夫)が白いベニイザリウオを見つけました。白いのにベニイザリとはこれいかに?

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砂地の方に降りていくとヤセアマダイの幼魚が居て、南方の海を思い出させます。
またそのすぐ近くに真っ黒なウミテング(1cm大)が居ました。
移動中にホシノハゼを見つけました。

更に砂地と岩の境目を進むと、タツノイトコや真っ赤なタツノオトシゴが居ました。
もう少し進むと、居ました、モンガラカワハギの幼魚。
黒地に白い水玉、黄色い口、丸っこい体。とーってもラブリーです。このモンガラちゃんはとってもいい子で、カメラを構えても全然逃げず、愛想を振りまいていました。(でも出来た写真は(;_;))

1の根の先の方にある洞穴にはきれいなルリハタが居ました。このルリハタはとっても色が鮮やかで、結構大きく見応えがありました。
他に見られたものはクマノミ大中極小、ミツボシクロスズメ極小、ミナミハコフグの幼魚、アカカマスの群、小さアオヤガラの群など。

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EN/EXポイントの付近ではナンヨウツバメウオの幼魚が居るかも知れないと言うことで、足がたつところに来てもなかなか顔を上げずに一生懸命探しましたが、結局見つかりませんでした。

ところで水温は、水深20mを越えると突然冷たくなり、18度。
これは私にとってドライの水温です。
でも、レンタルしたウエットは着るのに異常に苦労するほど体にぴったりで(着るのに苦労して指の皮があっちこっちむけてしまった)、全然水が入ってこなかったため、体はそれほど寒くはありませんでした。
ただ、頭と顔が寒かった。
水深を上げてくると水温も上がってきて、あーあったかーい!極楽極楽なんて思ってしまいました。

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2本目は以前はカスザメが居たらしいというエリアを通って、とっても水が抜けているちょっと深みに行くことになりました。(良い子は決してまねをしないで下さい)
1本目で頭がとっても寒かった私はフードも借りていざ出陣。

エントリーして、真っ赤なトウシマコケギンポ君に挨拶をし、カスザメエリアでちょっとカスザメを探したけど見つからず、どんどん目的の砂地の方へ。

水深30mの手前辺りでいきなり水が冷たくなり(17.6度)、そして視界が開けます(フードを借りて良かったー)。
透視度 20m位はあったでしょうか。

そのエリアより上は雲が懸かったように水が濁っていて薄暗いのですが、何とも幻想的な雰囲気です。

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砂地にはガラスハゼのペアが付いているムチヤギ、黄色いタツノオトシゴ(小)とトラフケボリダカラガイが沢山ついている赤いウチワ、白いヤギに群れるミナミキントキ、赤いヤギに付くスミゾメミノウミウシなどフォトジェニックな生物がほんの狭いエリアにたくさんあります。
しかしそこは水深-38〜-40m!じっくり写真なんか撮れるものではありません。

とりあえず駆け足で2カット位ずつシャッターを切りましたが、結果は惨敗。ま、体の方が大事なのでこれは全然悔いはありません。
私は無減圧潜水時間が気になったので、すぐ水深を上げたのですが、ガイドさんと他のお客さん3名はずーっと底をはいずっています。それを-28m位から心配しながら見下ろすこと数分。やっと上がってきました。 後で聞くと6m減圧まで出ていたそうで(^^;;;;;

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なるべく寄り道をしないで12m位まで上がり、6mで遊び、3mではたっぷり遊びました。
浅瀬では、緑色のカミソリウオを見つけたので今度はじっくり時間をかけて写真を撮りました。
ちょっとうねっていたので大変でした。
他には、もうすぐ生まれそうなタマゴを真剣な顔で世話しているお父さんスズメダイを観察したり、ボウズコウイカを見たり、テンクロスジギンポを見たりして楽しみました。潜水時間は何と68分!

伊豆って、本当にバラエティに富んでいて楽しいですよね。
いやー充実した2日間でした。


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