'98/7/18 伊豆海洋公園


7/5日にもIOPに行ったのに、そのときの写真が惨敗&18日が晴れるかもしれないと言うことで、再びIOPに復讐戦を挑みに行って来ました。

3連休の初日ではあるが、渋滞も大したことなかろうと、家を出たのが5:45。ガソリンを入れて、6時頃には東名川崎インターに乗りました。

車の密度は高いがそこそこ流れている高速をルンルンしながら走っていると、前方に白黒入り交じった煙が!
いきなり車の流れが遅くなります。
煙の元を見ると、進行方向とは逆向きになって横転したパジェロ。
どうやら、事故った直後のようでした。
#その後ラジオを聴いていると、これが原因でどんどん渋滞が
#伸びていったので、早く通り過ぎて良かったと胸をなで下ろ
#しました。

その後、東名・小田原-厚木道は順調で、意外と空いてるじゃんと思ったら、小田厚を降りるところからいきなり渋滞。
結局熱海を過ぎるまでノロノロ運転で、サービスに到着したのは8:45位。
遅刻するかとちょっと冷や汗をかきました。

この日のお客さんは、私たち二人を入れて8人。
連休初日にしては空いています。
カメラ・ビデオ組の4人とそれ以外の4人に分かれて、ちょうどいい人数でした。

IOPに行ってみると、連休初日というのに、意外と空いています。
そして、風が吹いたためか、結構ウネリ入ってます。

◆ ◆ ◆ ◆

[1本目]1.5番
En:10:43 Ex:11:25 Max:37.2 透明度:15m 透視度15〜20m
水温 :20〜24度

今回の目的は、この間の写真で悔しい思いをした1.5番のウチワ・タツノオトシゴ・トラフケボリダカラガイなので、まず1.5番をリクエスト。

深みは寒いかもしれないと言うことで、私はまた、5mm2ピースのウエットをレンタルしました。
IOPには最近スチールの10リッタータンクが導入されたようです。
#そう言えばシャワーも新設されていました

ややウネリ入る中、何とか無事にエントリーし、1番の辺りで潜行。
水が抜けていてとってもいい感じです。

さて、まず肩慣らしと言うことで、クマノミ大、ミナミゴンベが着いている岩のところで写真を撮ろうとしましたが・・・・
おや???フォーカスしないぞ????
よく見ると、マクロレンズのフォーカス切り替えが"LIMIT"になっているではないですか(T_T)
これだけなら、ちょっと離れれば、撮れないことはないんですが、何と、どうしたことか、DIVの中でストロボの電池入れのふたが開いていて、ストロボも使えない(T_T)(;_;)(T_T)

この時点で、この1本の写真撮影はすっかりあきらめました(;_;)

ところで、運の悪いときは(ただの不注意?)悪いこと(?)が重なるもので、こんな時に限って、砂地に降りていく間にネコザメの子供(25cm大)が見つかるんですよねー。
ネコザメちゃんはとってもキュートで初めて海で見られてとっても嬉しかったんだけど(;_;)

結局例の深みではウチワ+タツノオトシゴ+トラフケボリダカラガイや、ヤギ+ミナミキントキの群、ミスジスズメダイ、ウイゴンベ、でっかいガラスハゼを見て、これらを他の人がビデオ撮影しているのを上空から眺めました。
先々週見たミナミキントキは白っぽかったのに、今回は赤っぽくなっていました。
また、今回はスミゾメミノウミウシは居ませんでした。

◆ ◆ ◆ ◆

一通り撮影が終わると、水深を上げ、浅場で減圧をかねて遊ぶことに。

途中、小イサキの大きな群や、テンジクダイの群等が居て、中層もなかなか見応えがありました。
1番の根の根元の辺りに戻ってきて、ミツボシクロスズメダイ小、クマノミ小、ハコフグ極小等を観察、エントリー付近では、結構大きなテンクロスジギンポのペア(?)、この間も見た真っ赤なトウシマコケギンポ、IOPのバラクーダ=赤カマスの群などを見ることが出来ました。

さて、エグジットしようとすると、エントリー場所に長〜蛇の列!
どうやらどこかの大型チェーン店(?)が全店連携してのイベントを開催しているらしく、 50人からのお客を一斉にエントリーさせようとしているらしい(^^;;;;

ウネリも入っていたので、お客さんの列を手すり代わりにしてしまいました。(^^;;;;

◆ ◆ ◆ ◆

[2本目]砂地(黄金ルートというらしい)
En:13:42 Ex:14:41 Max:24m 透明度:15m 透視度15〜20m
水温 :21〜24度

ゆっくりご飯を食べてから、2本目に。
2本目は、やはり前回の写真が悲惨なことになっていたモンガラカワハギ(yg)と最近ペアになったらしい、カミソリウオを狙うことに。
モンガラちゃんは、最近はシャイで、なかなか出てきてくれないということだけど、今日はどうかな〜?

今度はストロボの電池入れのふたをビニールテープで止め、レンズも確認し、万全の体制でエントリー。
目印のブイまで移動する間に小さなカゴカキダイの群が居てとっても可愛い。(^^)

岩場を砂地まで降りていく間に、ベニイザリウオ(白:前回とは違う個体)、ツユベラ(yg)、ハナキンチャクフグなどが居て、これだけでもなかなか充実しています。

ハナキンチャクフグの写真を撮っていて、ふと後ろを振り返ると、IOPのウメイロモドキ=タカベの大きな群が通り過ぎるところでした。
続いて、IOPのギンガメアジ=マアジの群が後を追います。
今回は中層もなかなかイケてます。

◆ ◆ ◆ ◆

前回ウミテングが居た砂地に降りていきましたが、どうも砂地が荒れています。

しばらくウミテングを探しましたが、ちょっと無理そうなので、あきらめて岩との境に他のものを探しに行きました。
そこでは、ちょっと元気のないトサカに着いているムギワラエビや、オトヒメエビ、よく分からないクモガニの仲間を見つけることが出来ました。

岩の陰にはオオスジイシモチが居て、何だかほっぺたを膨らましています。
おや!と思ってよく見ると、卵をくわえていました。
写真を撮りたかったんだけど、カメラを構えるとなかなかこっちを向いてくれなくて、断念。

これらを観察していると、ガイドさんがタンクを鳴らすので、そちらに行くと、カミソリウオのペア。
ちょっとウネリがある水底で、短いコンブみたいな海藻の陰に2人並んでゆらゆらしています。
あまりにも可愛いので、一生懸命写真を撮ってしまいました。

しばらくカミソリウオを観察して、モンガラちゃんの所へ。
最近はシャイで・・・なんて聞いていたのですが、今日は機嫌がいいらしく、やっぱり愛想を振りまいてくれました。

◆ ◆ ◆ ◆

一通り、撮影会をして、帰路に着きます。
途中、コノハガニや私の好きなトラウツボ、大きなキンチャクダイ等が居ました。
ずいぶん水深が上がったところで、IOPのナポレオン=立派なアオダイも居ました。
このアオブダイは本当に立派で、おでこもずいぶん出ていて、IOPのナポレオンの貫禄充分です。

再び、真っ赤なトウシマコケギンポ君のところで、ご挨拶。
今回は、機嫌がいいのか、ずいぶん頭を出して、ポーズをとってくれました。

また、前回と同じ所に、アオヤガラ(若)の群なんていうのもいました。
彼らはあんまり移動しないんですね。

浅場の岩の表面をつつく、IOPのパウダーブルーサージョンフィッシュ=ニザダイの群なんていうのも、個人的には楽しかったです。

前回は浅場のホンダワラの近くにキタマクラの子供が沢山いて可愛かったのですが、さすがにホンダワラももう終わりって感じでした。

◆ ◆ ◆ ◆

1泊して、翌日も潜るかどうか迷ったのですが、お客さんが、私たちを入れると18人になるという話を聞いて、人が多いのはイヤと、帰ることに。

帰りの道は空いていて、ご飯を食べなければ2時間位で家に着いたものと思われます。

中1週でIOPに通いましたが、同じ魚が同じ所に居て、何だか顔なじみになったようで、楽しかったです。
それに、水が抜けていてきれいだったので、複雑な地形と群れる魚など中層が面白かったのが印象的でした。

明日写真が上がってくるはずなんですけど、どうかなー。
ちょっとわくわくしています。


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