'98/8/1 伊豆海洋公園


7/5、7/18に引き続いて、また中1週でIOPに行って来ましたので御報告します。

[道路状況・行き]
前回の渋滞から考えて、いつもより1時間早く、5時に家を出ました。
途中は順調だったのですが、真鶴道路が事故渋滞で、小田原厚木道出口の料金所を越えるだけで30分掛かってしまいました。
しかし、この渋滞を抜けたのが7時前頃と時間が早かったため、その後は順調で、8時前にはサービスに到着することが出来ました。

あるお客さんが8時前頃サービスに今真鶴道路ですと電話を掛けてきていましたが、そのお客さんがお店に到着したのは10時過ぎでした。
やっぱり、夏の伊豆の渋滞はナメたらアカンってことですか。

◆ ◆ ◆ ◆

[1本目]1の根
En.11:20 Ex.12:15 Max.23.8m Average.13.0m
水温:26〜23度 透明度10m 透視度15m

水温が高めと言うことで3mmウエット+ショートジョンで入りましたが、それなりに快適に過ごすことが出来ました。

エントリーすると、前回よりは透視度が低いけれども、水温が高くて気持ちいい。
まっすぐ砂地の方に降りていく途中、背鰭がとっても長くてかわいらしいツノダシ(若)、ツユベラ(yg)、ハナキンチャクフグなどがいました。

中層は先週にもまして、イサキやマアジの群が行き交い、ネンブツダイは群の中でペアになっています。
イサキの群の向こうでは、ニザダイの群が列になって移動していました。

砂地と岩場の境目を移動中に、クロフチススキベラ(yg)やヤマブキベラ(yg)を見つけることができました。クロフチススキベラ(yg)は、独特の泳ぎ方をしてツン・・ツン・・と逃げるので、全然写真は撮れません。
もう少し進むと、おなじみになった赤いタツノオトシゴにご挨拶。赤い海藻に着いていて、うまく撮れば絵になるかもしれないけれども、いつも海藻がじゃまで、シャッターを切るにいたりません。

◆ ◆ ◆ ◆

さらに進んで、これまたおなじみになったモンガラカワハギ(yg)にもご挨拶。
モンちゃんは今日は機嫌が悪いらしく、ライトを当てるとイヤーンと逃げてしまいます。
あんまり追いかけるのも気の毒なので、今日は観察だけ。
最初に見たときから1月位経ちますが、結構成長してきて、背中の黄色い斑点が大きくなってきています。
体型もまるまっちかったのが、だんだん、縦方向に伸びてきて少年の体つき(?)になってきました。1回目から3回目まで毎回写真を撮っていると、成長の記録がわかって面白かったかもしれません。
モンちゃんと同じ所にウミスズメ(yg)とベニイザリウオ(ピンク)が居ました。
3種類そろって記念写真っていうのも面白かったかもしれませんね。

◆ ◆ ◆ ◆

さらに進んで、オトメベラ(yg)。ベラ(yg)には踏み込むまいと思うのですが、魚を捜していると、つい小さき物に目がいってしまうんですよね。
種類によって泳ぎ方が違うのが面白いです。

1番の根の先の穴の上の方で、レンテンヤッコを発見。ちょっと追いかけて見たけど、これまた素早く逃げられ全然シャッターチャンス無し。
この近くには小さなサメジマオトメウミウシもいました。

1.5番の上の方の砂地を回って帰り道へ。
真っ白で美しいテンス(yg)を見つけてもらいました。しかし、このテンス(yg)もそーっと近づくのですが、30cm寄れば30cm、10cm寄れば10cmだけ逃げるので、全然思った距離に近づけませんでした。

その横では白い砂の上に、黒いヒラメ。全然擬態しとらんやんけ。
このヒラメ自分では擬態に自信があるのか、全然動く気配なし。
正面、地面ぎりぎりから、最短撮影距離まで寄って写真を撮りました。
この写真、ほとんど目と口だけなんだけど、目にストロボが金色に反射してまるで漫画の、「目に炎」状態で、面白い写真になりました。

◆ ◆ ◆ ◆

どんどん進むと、ガイドさんが、ミナミハコフグ(yg)を示していましたが、穴の奥で、写真は撮れそうもありません。
OKサインを出して、他の人が見ている間、付近を探索すると、別のミナミハコフグ(yg)が写真の撮りやすい所に出てきていました。
みんなが、岩の奥のを見ている間に、こっちを独占状態で撮影。
やぶにらみのコワイ目つきのミナミハコフグ(yg)の写真が撮れました。(^^;;

さらに進んで、イソギンチャクカクレエビ、抱卵中のカザリイソギンチャクエビを見て、潜行ブイの近くでトカラベラ(yg)。
さらにいろいろ物を捜していると、お客さんが一人、ブイの方に泳いでいって、浮上してしまいました。
どうやらエアが無かったようです。
そろそろ潮時ってことで、エグジットへ。

◆ ◆ ◆ ◆

[2本目]2番の根
En.13:55 Ex.15:02 Max.33.4m Average.13.6m
水温:26〜20度 透明度10m 透視度15〜20m

2本目は人出を避けてちょっと遠出。ちょっと水面移動して1番の根元当たりからエントリー。すぐにノコギリヨウジが居ました。
ちょっと観察して、浅めの水深を2番の方まで移動。
移動中、きゅーーーーーという音がしていて、ファーストがきしんでいるのか、と思ったら、ガイドさんがボードに「イルカの声が聞こえる」と書きました。おぉっ!これがイルカの声か。もしかしたら、近くにいるかもしれないと思って、移動中はずーっと沖のほうの中層ばかり気にしていました。(残念ながら、声はすれども姿は見えず)

2番の根の上では、1番上にマアジ、次にネンブツダイ、その下にイサキ、さらに下にキンギョハナダイ・シラコダイ・スズメダイと各お魚が層になってすごい密度で群れています。
うわー、すっごーいと思って見ていると、根の向こう側には、立派なブリが2匹、のんびりしていました。ブリに見とれていると、さーっとタカベの大群がやってきて、私たちの周りを取り囲んでしまいました。
他のグループのガイドさんが、タンクをカンカン鳴らして、こちらを指していましたが、もう全然人ごと状態で、タカベに巻かれて幸せでした。

◆ ◆ ◆ ◆

タカベが行ってしまうと、キンギョハナダイやスズメダイの群を見ながら根の下に降りていってみました。 根の壁には美しいソフトコーラルがたくさん着いていて、やっぱり、人があまり入らないところは違うなーって感じでした。

赤いヤギに、スミゾメミノウミウシとエノキウミウシ(通称)が付いていたので、エノキウミウシの写真を撮ってみました。
(これが、思いの外美しく撮れていて気に入ったので六切りに伸ばして部屋に飾りました。)

さらに水深を下げていくと、イットウダイなんていうのも居ました。
根の根元でちょっとガラスハゼを観察し、根に沿って移動するとサクラダイに混じって、スジハナダイが居ました。
スジハナダイ、始めてみたのですが、赤いラインがきれいですね。
根の割れ目には大きなホウキハタ、ちょっと進んで小ぶりのルリハタがいました。

そして、壁に沿って中層を見ると、ウメイロが1匹、ヒロヒロと泳いでいきます。伊豆でウメイロを見ると、何だか感慨深い物がありますね。
嬉しくなりながら、ちょっと進むと、下の砂地の所で、アカハラヤッコ(yg)を教えてもらいました。
でもこの子はとってもシャイで、カメラを構えるチャンスもナシ。

◆ ◆ ◆ ◆

その後は水深を上げて、中層の群・群を見ながら、戻ってきました。
前回と同じようなところで、またしても立派なアオブダイに出会いました。
いつもの真っ赤なトウシマコケギンポ君に挨拶に行く途中で、緑色のカワハギ、ニシキカワハギを見つけてもらいました。

浅瀬では、婚姻色のヘビギンポ、クロユリハゼ(yg)の群、ツマジロモンガラ(yg)等を見ることが出来ました。

最後にガイドさんが、透明なテンジクダイ系の幼魚を指して居ました。
何だろうと思ってとりあえず、おざなりに1枚だけシャッターを切ったのですが、上がってきて聞くと、何だか分からないので、写真を撮って欲しかったとのこと。そうと知っていれば、もうちょっと気合いを入れ て写真を撮ったのに、いい加減に押したら案の定、ピンぼけでした。
#ガイドさん、ごめんね

2本目は結局67分も入っていました。
今回は、全然うねりもなく、エントリー・エグジットは楽勝でした。
人もそんなに多くなく、すっごく充実した2本でした。
夏にこんなに伊豆に行くのは初めてですが、今年は大当たりのようですね。
本当に楽しくて、もうヤメラレマヘンワ〜状態です。

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[帰り]
結局、サービスに戻ってゆっくりログを付け、帰りの道が空くまでうだうだして、帰途についたのが20:00頃。
帰りは順調で、2時間程度で帰れました。


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