'98/09/26 IOP


土曜日にまたまたIOPに行って来ました。
最近圧縮空気中毒が深刻化していて、中1週でも間隔が広いような気になってしまいます。(^^;;;;;

[道路状況]今回は順調。行きも帰りも東名川崎−現地が2時間位。
      行き:東名川崎 6:15 現地 8:20
      帰り:現地 19:15 東名川崎 21:05

[海洋状況]前日に電話で問い合わせたときは、水面の暖かいところは
      透明度は今ひとつだけど、19度位の冷たいが抜けた潮が入
      っているという話でしたが、水底の最も寒かったところで
      23度、透視度10m位。水面は26度、透視度5m位というこ
      とで、水はいまいちでした。
      波・ウネリ・流れは無し。
      ポイントは1本目1番の根、2本目2番の根

[ 人出 ]サービスのお客さんはうちを入れて6人。3人3人に
      分かれてなかなか快適な人数でした。
      でも、海洋公園は結構混んでいて、エントリー・エグジット
      は渋滞。結局、渋滞の列を横目で見ながら、横から
      エントリー・エグジットしてしまいました。
      まあ、波が無かったから出来た技でしょう。

◆ ◆ ◆ ◆

[ツバメウオ]
1本目エントリーしてすぐ、いつもの真っ赤なトウシマコケギンポに挨拶がてら、今日の表情でも撮ろうかとカメラを構えていたら、タンクを鳴らす音が!「えぇいうるさい、とりあえず1枚こっちを撮らせてくれ〜」と思いながらも、そちらへ行くと、何と結構大きなツバメウオが。
でも完全な成魚のちょっと手前という感じでしょうか。
色も何となく黒っぽかったです。

◆ ◆ ◆ ◆

[ノコギリヨウジ沢山&ダイダイヨウジ]
富戸にも結構居ましたが、ノコギリヨウジが沢山居ました。
ダイダイヨウジも居ました。
しかもライトを当ててもあまり逃げないし、大きい個体が多かったので、観察しやすかったです。
ライトを当てると胴体の色が美しいですね。

◆ ◆ ◆ ◆

[タテジマキンチャクダイyg]
今回の目玉はタテジマキンチャクダイygでしょう。
以前からずっと見たかったんです。でも、スミランで見たのはワヌケヤッコyg、前回の富戸で見たのはサザナミヤッコyg。
今度こそタテキンのグルグルを見るぞ!と意気込んで打ち合わせ。
”このタテキンちゃんは大きさは3cm位で、富戸のサザナミヤッコなんかは問題にならないくらい超〜シャイ。
ライトを当てると出てこないので、ライトは当てないように。お気に入りの場所でウロウロしているので、隠れてしまってもしばらく待っているとまた出てくる。”という情報を得てイザchallange。

ガイドさんが「ここにタテキンが居るからよく見て」とボードに書いたので、穴の中をのぞき込むと、居ましたタテキン!!!かわいい〜。
黒っぽいボディに白と水色のグルグルが!!
まだ小さいので、ラインの数も少なく、本当に美しいデザインです!

確かにライトを当てると引っ込んでしまうので、写真に撮るのは至難の業。
#こういうときはマニュアルフォーカスが便利ですよね。
とりあえず、穴の前に陣取り、タテキンちゃんが出てきてくれたときにシャッターを切ろうと粘りの体勢へ。
#事前の打ち合わせでは、粘る場合はガイドさん&他のお客さんは付近を
#探索してから戻ってきて合流する事になっていた

しばし、穴の前で粘っていたのですが、背後からものすごい数の呼吸音が迫ってきます。
#今回初めて思ったんですけど、レギの吸気音ってうるさいですね〜。
#あんな音がずっとしていたらお魚も神経症になってしまいそうです。
後ろを見ると、何と3グループ、15人くらいが私の背後に並んでいるではないですか!!!

ヒエ〜、これではとてもじゃないけど気が散って、落ち着いて粘るどころではありません。
それに他の人も見たいだろうからと思って、謹んで場所をお譲りしました。

結局シャッターは1回も切れず(;_;)
でも、かわいさは目に焼き付けたぞ〜(^^)

◆ ◆ ◆ ◆

[泳ぐタツノオトシゴ]
ひとしきりいろいろ見て回っての1本目の帰り道、後ろでタンクを慣らしつつ私を呼ぶバディの声が!(声も聞こえたんです)
何かと思って見に行くと、白いタツノオトシゴが泳いで居るではないですか。
ヒロヒロ〜と流されているかの様に泳ぐタツノオトシゴは、泳ぐときは尻尾を丸めるんですね。
ちょっと移動して海藻に捕まるのですが、そこを写真に撮ろうと近寄っていくとまた、「あれ!見つかった」とばかりに泳ぎはじめます。
またちょっと移動して海藻に捕まり・・・という感じで結構な距離を移動していました。
1カ所が気に入れば長く居るようですが、移動するときは結構動いてしまうんですね。

◆ ◆ ◆ ◆

[シマウミスズメの婚姻色]
これも1本目の帰り道、送り出しの入り江に向かう途中、蛍光青が美しいシマウミスズメを発見。
一回り小さい普通の色のシマウミスズメと寄り添っています。
もしかしたら婚姻色かと思って、何か行動を起こさないかと見ていましたが、グループの人とはぐれそうになったので、あまりじっくり見れず。ちょっと残念でした。

◆ ◆ ◆ ◆

[オビテンスモドキygは大きかった]
事前に何が見られるかという話をしていたときに、オビテンスモドキygが居るという話でしたが、送り出しの入り江の辺りで実物を見たときに驚きました。
私のイメージではオビテンスモドキygは2cm位のゴミみたいなものだったのですが、ガイドさんが指示棒で指すその先には、6cm位ありそうな大きなオビテンスモドキ!
それでもちゃんと角のようになった背ビレがあって、オビテンスモドキygの形と色なんですよね。
この子も最初はちょっとシャイで、私との距離を1.5m位保って逃げていましたが、ゆっくりゆっくり後についていくと最終的には60cm位までは寄らせてくれました。
これが大きくなると全然かわいくなくなっちゃうんだな〜。

◆ ◆ ◆ ◆

[大きな黄色いイロイザリ]
2本目にエントリーするときに、別のガイドさんと私たちのガイドさんが情報交換。
こんな形のトサカがあるところの3つ先の岩に大きな黄色いイザリウオがべろんとくっついているよという話でしたが、その場所に行ってみると本当に大きな黄色いイザリウオがベロンとくっついていました。
このイザリウオ、大きさは12cm位で、ネズミ色のカイメンの上にのっかっているだけなので目立つことこの上ない。
写真を撮ろうとフォーカスライトを当てると、これまで見たことがないくらい大きなエスカをすごい勢いで振っていました。
ライトの光を魚と間違えたのかな?

◆ ◆ ◆ ◆

[ハナミノカサゴ(若)とヤミテンジクダイ]
2番の根にはハナミノカサゴの若魚が居ました。長いヒレが可愛いです。
この近くの岩影にヤミテンジクダイが居たのですが、これがまたとってもシャイで、全然ライトが当てられません。
ガイドさんのボードにはヤミテンジクダイと書いてあってのですが、いまいちちゃんと確認できなかった。

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[その他見られた物]
メガネスズメダイyg、タカベの群、イワシの群、ルリハタ沢山、ビシャモンエビ、クロフチススキベラyg、ウスアカサンゴガニ(たぶん)、カミソリウオ、ミナミゴンベ、イソギンチャクモエビ、カザリイソギンチャクエビ、コウワンテグリ、キバナトサカにつくGlobovula margarita(貝)、カンパチ、ヒョウモンダコ、 ベニイザリ(ピンク、オレンジ)、ミナミハコフグyg、大きなホウキハタ、サクラダイ、カイメンの中に居るタキゲンロクダイ、レンテンヤッコ、ケサガケベラyg、ツノダシ沢山、カイメンの中にいる小さなイソカサゴ等

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[感想]
久々のIOPでしたが、台風の影響で地形が変わってしまったところもあるようです。
今回は透視度が今ひとつだったのが残念。
でも、2本で合計140分も潜れて、なかなかゆっくり楽しめました。
何と言ってもタテキンygが嬉しかった〜。


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