'99/09/04 IOP


昨年の10月10日を最後にダイビングは産休に入っていたのですが、無事6月中旬に女の子を出産し、9月4日 にIOPにて子連れダイバーとしてのデビューを果たしました (^^)。

9月4日のIOPはSDMLの人達が沢山IOPに居たようですが、私の場合のログをどうぞ。

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[道路状況]
ほぼ1年ぶりのダイビングだというのにあいにくの雨。
しかし、そのおかげか道はとても空いていて、行きは6時頃に東名川崎インターに乗って8時頃現地着、帰りも2時間程度でした。

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[陸上]
サービスに着くと、この日はお客さんが18人だそうで、(うち12人がSDML関係者?)2人しかガイドさんが居ないのに、1本目は4チーム、2本目は3チームに分かれて、ガイドさんはフル活躍でした。

しかし、私と非SDMLの友人は子連れで交代で子供を見るため、時間をずらして入れるようお願いしてあったのでかえって良かったです。
#人数が少ないのに2チーム以上作って時間をずらし
#てもらうのは気が引ける

人数が多いため先行して出発した深場チーム以外はスタートが遅くなり、これでみんな2本ずつ潜れるのか心配になりましたが、1本の時間が1時間弱と普段よりは短かったので何とか回りました。

事前の情報でIOPにSDML関係者が沢山集まっていると聞いていましたが、あいにくの天候だったため、普通の人々はダイビングを取りやめたのか、この時期としては結構空いていて良かったです。

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[1本目]魚礁方面
水温:25〜21度 透視度:4〜15 Max:26.2

11ヶ月振りの海ということで、ガイドさんには何かあったら宜しくとしつこいほどお願いしておいてセッティング開始。
何と、バディのAIR2がフリーフローして止まらない。
やはり、休養期間中にオーバーホールしておくべきだったな〜(^^;;。まぁ、今回は来週からの八丈遠征に備え ての機材・スキルのチェックが目的だったので目的は果たせたというべきか。

結局バディは久々の海でオーラルインフレートする事になりちょっと気の毒。

さていざ待望のエントリー。
おぉっ!これが噂のスロープか。確かに大きな岩がなくなっただけでも格段にエントリーしやすくなっている(^^)
そう言えばセッティングの場所には音楽が流れ、更衣室もとてもきれいになってIOP(Izu Oceanic Park)という よりIOR(Izu Oceanic Resort)という感じになりましたね。IOPのスタッフの皆様ご苦労様でした。

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潜行の目印のボンテンまで泳いでいくと、透明度は今一つですが、とりあえず暖かい。
潜行は何となく体が覚えている物で、ちゃんと普通に潜行して、耳抜きも問題なく勝手に抜けていきました。
泳ぎ始めてちゃんとバランスも取れて普通に移動できることも分かり、一安心。あぁ良かった。

さて、今一視界が効かない中、一直線に砂地を目指し、途中で小さなヒロウミウシ(?)を観察。
砂地に降りると、そこにはテンスygがいました。

沖の方へ向かい、水深が下がってくると冷や〜っと水温が下がり、それと共に視界が開けます。
視界が良くなったことを喜びながら沖へ向かい、砂地の海草をのぞくとコノハガニが着いていました。同じ海草にタツノイトコもくっついていました。

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更に進み、ホタテウミヘビをからかって、先の方を見ると暗い中にもガーデンイール (チンアナゴではなくアキアナゴ)がぼんやりと見えます。

その先は少し潮が掛かってそうな雰囲気があったので少し方向を変えて魚礁でムレハタタテダイygにご挨拶。

1番の方へ戻る途中ではアジの小さな群の近くでブリらしき魚影を発見。透視度が悪く細部が見えなかったのでもしかしたら違うかも。

カケアガリを上っていくと途中にはイザリウオ。最初見たときはお腹の大きなメスしか見えなかったのですが、方向を変えると同じカイメンに少し小さなオス(多分)が居ました。これから事に及ぶのかしら。

温泉のように暖かくなった水温を楽しみながらエグジット方向へ向かうと今一色がきれいじゃないヤマドリのペアがいて何となく求愛しそうな雰囲気。
もう少し見ていれば求愛行動が見れたかも。

後はタツノオトシゴ、ヨコシマクロダイyg、ツユベラyg、トカラベラ yg等を見てエグジット。
そう言えばカミソリウオも見たんだけど、どこで見たんだっけか???

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[2本目]1番の根
水温:25度 透視度:3〜5 Max:14.9

休憩時間中にコクテンフグygを見たという情報を得たので、2本目はコクテンフグygとウミテングを探すことに。

時間が遅くなってしまったので、他の人達はみんな帰り支度をしている中エントリーしました。
う〜む、さっきより更に見えにくくなっている。

久々のIOPの上、視界が悪いので自分がどこにいるか今一把握できていません。

とりあえず一番の根を越えて転石砂場の岸よりのあたりに向かい、カシワハナダイygを探したのですがちらっとガイドさんのライトに照らされて隠れてしまいました。
少し粘ったのですが、出てこないようなのでちょっとその場を離れることにしてウミテング探しに。

おっ居ました居ました。自分で見つけられたので喜んでタンクをならしてガイドさんを呼びます。白っぽい大きな個体でした。
しばしゼンマイ仕掛けのようなかわいらしい動きを観察してから再びカシワハナダイygにチャレンジ。
今度はしっかり確認できました。
背鰭のピンクがとてもきれい(^^)
近くにはブチススキベラygも居ました。

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1番の根の上ではイソギンチャクにクマノミの夫婦やミツボシクロスズメ、イソギンチャクカクレエビ、サラサゴンベ等。
今年はクマノミ夫婦は2度ほど産卵し、子供が孵化したそうです。しばらくしたら次の卵を産むかも。
伊豆でもクマノミが繁殖するんですね!

オクリダシへの通路手前ではヨスジフエダイyg。
昨年の富戸では群を作っていましたが、今回は1匹だけで寂しそう。

通路越えでオクリダシへ向かいコクテンフグygをしばし探しましたが見つからず(;_;)
犬みたいな顔をしたフグで結構可愛いから好きなのに。

オクリダシの辺りで散策しているとカミソリウオygが居ました。てっきりホソフウライかと思ったのですが、最近はホソフウライはカミソリウオygということで決着したんですね?
1本目にも見たタツノオトシゴやヨコシマクロダイを再び見て時間切れエグジット。

1cm弱の小さな泳ぐウミウシを見つけたけどあれは何だったんだろう。

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[感想]
秋とはいえ今年は台風が来ていないので季節来遊魚はあんまり居ないようでした。
早く秋の透明度&お魚の数になって欲しいです。

ところで久々のダイビングではスキル的にはあまり落ちて居ないようでしたが、何が悲しいって、お魚が見つけられなくなっていました。
以前ならガイドさんが止まって何かを探し始めるとその間に自分でもいろいろ見つけられたりしたものですが、今回はあまり見つけられませんでした。
それに、ガイドさんが見つけてくれたものもライトで照らしてもらわないと分からなかったり。

日曜日は土曜日とはうってかわった晴天の中機材を干し、レギュをあわててオーバーホールに出しました。
来週の八丈島は晴れると良いな!


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