'99/09/14〜19 八丈島 No.2


【海洋状況】

今回は5泊6日の長期滞在でしたが子連れと言うこともあって1日2本ずつしか潜りませんでした。
#他の方は1日3本というのが多い様です。
台風16号の影響で最初の4日間は西側は全滅だったので、底土港(ビーチ)5本、オアサ根(ボート)3本、ダイビング最終日にナズマド(ビーチ)2本でした。
八丈といえばナズマドが有名なようですが、あいにくの海況(?)のおかげでじっくり潜った底土港が意外に小物が沢山で楽しかったのが印象的でした。
水温は概ね28度、透明度は底土港で15〜20m位、オアサ根、ナズマドで30m位だったでしょうか。
飛行機で45分の東京都の海がこんなに暖かくて透明度が良いなんて!

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【面白い生物層】

私はIOPがメインのフィールドなんですが、やっぱり生物層が違いますね。でもたまに出かけるサンゴ礁の海ともやっぱり違う。
例えば沢山群れているスズメダイが、ちょっと大きくて色が薄いキホシスズメダイだったり、アオヤガラの代わりにでっかいヘラヤガラがゴロゴロ居たり、ミノカサゴがネッタイミノカサゴやハナミノカサゴだったりしてちょっとずつ違うんです。

伊豆の海で見かけると嬉しいオビテンスモドキygも八丈ではygからadまでいろんなステージでゴロゴロ居ます。
ブチススキベラyg、クロフチススキベラyg、トカラベラyg、ツユベラygなどベラygも当たり前に沢山いるのでそのうち注目してもらえなくなる。(大人もいるかもしれないのですが、ベラの大人は何故か認識できない私。。。)

伊豆で見かけると嬉しいと言えば、タテジマキンチャクダイも小さいのから大きいのまでいろんなステージが見られます。
でもサザナミヤッコやニシキヤッコはygしか見かけなかったな〜。
伊豆では比較的よく見られるキンチャクダイは見かけませんでした。

伊豆では警戒心が強くてなかなか写真が撮れないレンテンヤッコやアカハラヤッコは比較的大人しく観察させてくれます。
でも八丈でも数が少ないと思われるソメワケヤッコやルリヤッコはやっぱり警戒心が強くて寄らせてもらえなかったです。
本来自分が住んでいる海ではないところに流れてきた子達はやっぱり警戒心が強いのね。

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流れてきたといえば、アジアコショウダイygやヒレグロコショウダイygも結構見られました。でもコロダイ ygは見られないみたい。
同じように流されてくるお魚でも伊豆半島と八丈では違うお魚が流れてくるみたいです。
サンゴ礁の海ではアカモンガラが群れているような場面でナメモンガラが群れていたり、はじめて見たトサヤッコの群の他、八丈といえばのユウゼンなどサンゴ礁の海ともちがう、本当に面白い生物層の海すね。
また、驚くのはお魚が皆大きい!
なんだ、この巨大ミノカサゴは!野球のバットのようなヘラヤガラは!ミギマキってこんなに大きくなるのか!
ニザダイも2回りは大きい!
よほど餌が豊富にあるのでしょうか。
そうそう、カメさんとも毎日会えました。