'99/09/14〜19 八丈島 No.3


八丈ログその3は各ポイントの印象です。

【底土港でじっくりダイビングはいと楽し】

実は私は八丈島はガンガン泳ぐ系のダイビングがメインなのかと思っていたのですが、台風16号の影響で西側が全滅だった&15日〜17日はゲストが私たちだけだったということもあって思いっきり底土港でわがままじっくりダイビングさせてもらいました。
何しろ、16日は底土港2本で潜水時間が180分!!
初日にいろいろ見せてもらった生物のうち、いくつかをピックアップしてじっくり観察&撮影させてもらいました。
  • 小さな枝サンゴの中でちょろちょろ動き回ってなかなかシャッターチャンスが得られないタスジコバンハゼ
  • ほっぺたに天才バカボンのようなグルグルがある バカボンサンゴモエビ
  • 見たいと思っていたカンムリベラygとツマジロオコゼ
  • エントリーの階段下に珍しいらしいオオヒレテンスモドキの成魚と幼魚数匹
  • 背鰭のちくちくがかわいらしいユウゼンの子供
  • バカボンサンゴモエビと同じサンゴにいたアカホシサンゴガニ
  • きれいな縞縞のニセモチノウオ
  • すごくとぼけた顔をしているシロオビハゼと一生懸命巣の整備をして体より大きな海草を巣に引き入れようとしていたテッポウエビ
  • 警戒心の薄い小さなクビアカハゼ
  • 小さなぼんぼりを一生懸命振りかざして身を守っているキンチャクガニ
  • すぐに岩陰に入ってしまって全然写真が撮れないヨコシマエビ
  • あっちこっちの岩影にいて比較的写真は撮りやすいけど全然絵にならなかったオシャレカクレエビ
  • 何故かガンガゼにくっついていたイソギンチャクモエビ

などなど、羅列になってしまって読みにくいのでこの位にしておこう。。。
っていうくらい沢山の小さな子達と遊ぶことが出来ました。

◆ ◆ ◆ ◆

【ダイナミックなオアサ根】

たまにはボートにでもということで向かったのはオアサ根。
底土港とはひと味違った透明度の海が迎えてくれます。
根のトップが-5m程、底は不明の大きな根の回りちょっと深いところには、オスがとても美しいベニヒレイトヒキベラのハーレムがあります。
ちょっと水深を上げるとアカマツカサの各ヒレが黄色いキビレマツカサ(分かりやすいネーミング)が群れていたりしました。
最初1匹見つけて喜んだスミレヤッコは回りを見回すと実は沢山居ることが分かりました。
もちろんユウゼンも沢山居ました。
根の斜面にはこれでもかって言う程の密度でハタタテハゼのコロニーがあって、ハタタテハゼ畑になっているようでした。
もっと深いところに行くと、ハタタテハゼがアケボノハゼに変わっていって、アケボノハゼ畑になっているらしいです。
う〜む、ちょっと見てみたい気もするが、いかんせん深い。。。。

個人的にはこれも見たいと思っていたヒオドシベラygが見られたのがとても嬉しかったです。
図鑑によるとやや稀らしいヒメニセモチノウオもきれいでした。
トサヤッコの群の中に混じってヤイトヤッコのメス。
オスは見なかったけどどこへ行ってしまったのか。

◆ ◆ ◆ ◆

【ダイナミックなビーチポイント、ナズマド】

最終日にやっと波が落ち着いて入れたナズマドは、潮当たりがよいダイナミックな海って感じでした。
浅いところの小物はうねりによってリセットされてしまい、ネタを探し直さなければならない状態でしたが、ちょっと見ただけでもミヤケテグリは何匹か見つけられたので小物の実力も相当なものでしょう。
小さなエダサンゴの中にはこれまた小さなコバンハゼ。黒いボディに青いお目目がキュートです。
先の根や三角根の先のではオアサ根と同じようにトサヤッコの群、スミレヤッコ沢山、ユウゼンなどが群れ、ちょっと深場には寒そうな唇をしたシテンヤッコが1匹。根の壁にはキンギョハナダイやキホシスズメダイの群。キンギョハナダイに混じってひときわ美しいのはカシワハナダイのオス。
透明度の高い水と相まってう〜む美しい。


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