3.デジタルカメラの活用

3.1 デジタルカメラで遊ぼう

 デジタルカメラは撮った画像をその場ですぐ確認できる利点がある。
 また、不要な画像は消去して何度でも撮り直しができる。
 撮った画像はホームページにすぐ貼り付けて利用できるなど、マルチメディア時代に適した製品といえる。
 最近は画質の向上と低価格化でコンパクトカメラ市場に食い込む勢いである。
 デジタルカメラで撮影した画像をパソコンに取り込むには色々な方法があり、今からデジタルカメラを購入する人は、どのようなパソコンを使用し、どのような画像を取り込むかを考えて最適なカメラを購入したい。
 パソコン関連の最新情報のホームページとして、http://www.watch.impress.co.jp/pc/があります。このホームページから、デジタルカメラの比較データや売れ筋ランキングなどの情報を入手することができます。
 デジタルカメラの初期の製品は、画像の記憶に内蔵メモリを使用していたことから、パソコンに取り込むにはケーブルを使って内蔵メモリの画像を転送する方式しかなかった。
 ケーブル接続では、シリアル転送(RS232C)を利用するため、その転送スピードは遅く、内蔵メモリのすべてをパソコンに転送するのに数十分かかってしまう。
 最近のデジタルカメラでは、内蔵メモリ方式の他に、リムーバルメディアを使用するものがある。
 リムーバブルメディアは、それ自体が独立した記憶媒体であり、色々なタイプのメディアがある。
 代表的なものとして、SDメモリーカード、スマートメディア、コンパクトッフラッシュ、メモリースティックなどがある。変わり種としては、MD、FDやCD-Rを使用しているデジタルカメラもある。
 SDメモリーカード、スマートメディア、コンパクトッフラッシュカード、メモリースティックはPCMCIAカードスロット用のアダプタを使用することでPCMCIAスロットを備えたノートパソコンで直接、画像を転送することができる。
 (SONYのVAIOノートパソコンなどでは、メモリースティックを直接読み込むためのスロットを備えたものがある)
 また、ディスクトップパソコンではPCMCIAカードを読み込むためのカードリーダ装置を接続することで利用できる。

 これらのカードを利用する方式では、短時間に画像をパソコンに転送できるメリットがある。
 また、フィルムと同じ感覚で、メディアを交換することで多くの写真を撮ることができる。パソコンに取り込んだ画像データは、見て楽しむためにアルバムと同じように整理することが必要。
 このためのソフトがフリーソフトとして公開されていたり、市販されているので活用しよう。
 フリーソフトとしては、Irfan View(イーファンヴュー)がお勧め、本家のホームページ(http://www.irfanview.com/)より、英語版の本体がダウンロードできます。
 ダウンロードし、インストール後に、日本語化DLLをプラグインすることで日本語にも対応します。
 日本語化DLLをダウンロードしIrfan Viewをインストールしてあるフォルダ内の「Languages」フォルダにプラグインし、その後Irfan Viewを起動しOptions→Properties→LanguageでJapaneseを選択すると日本語版として機能します。日本語化のDLLは、http://homepage1.nifty.com/water/index8.htmlで公開中です。
 画像がたまってきたときは、記憶容量が大きいCD-R(記憶容量650MB〜700MB)やMO(記憶容量230/640MB)などの外部記憶媒体に記録することも必要であり、写真を楽しむにはCD-RやMO装置の購入も検討する必要がある。
 また、印刷して楽しむためにプリンタも必要になる。
 デジタルカメラ用のプリンタとしては、カメラに直接専用プリンタを接続して出力する方式と、パソコンにデータを取り込んで、パソコンに接続されたプリンタで出力する方法がある。パソコン接続のカラープリンタの技術進歩は目覚ましく、印画紙を使用した写真と間違えるほどの高画質で印刷できるプリンタ(EPSON PM-970Cなど)が4万円程度で購入できる時代になっている。
 (EPSON PM-950/PM-970などは、写真画質のプリント機能の他に、CD-Rのレーベルに直接印刷する機能があり、CD-Rに写真や、音楽を記録して配布するような場合に、シャレたレーベルを印刷することができます。)

3.2 パソコン上での画像の修正

 デジタルカメラで撮影した画像は、ケーブル接続や、PCカードリーダ等を用いて、パソコンに転送します。
 パソコン上の画像は、使用目的に応じて加工や修正をおこなうことになります。
 
(1)画像を綺麗に修正する
(2)画像をアルバムに整理する
(3)写真を印刷する
(4)ホームページで写真を公開する:秋の丹沢のパノラマ写真
(5)写真をスライドショー形式にする(スクリーンセイバーにして楽しんだり、友人にメール添付で送付するなど)
(6)プリクラ写真にする
(7)写真入りのポストカード、名刺、カレンダー等を作成する
(8)写真を下絵にして、絵を描く

など。
 このような使用目的に応じて、色々なデジカメ加工用のソフトや書籍が市販されています。

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