ホビーには大体の時間しか手紙していなかった。Richmondのバスディーポに到着後電話すれば良いとぐらい考えており、夜に到着することもあって何も考えていなかった。
「とりあえず行こう!」
アメリカ生活にも慣れてきたので、かなり気楽だ。Richmondのバスディーポに着き地図を見始める。
「Toshio!」
誰かが叫んだ。ホビーだ!バスが到着する時間を調べて待っていてくれたのだ。
「ホビー!」
半年振りの再会を喜び合った。そう、ついに目的のホビーの家に行くのだ。ここ数週間で俺もすっかりたくましくなっていた。ロスについていた頃は、怖くて泣きそうだった。でも、今は仕事さえ見つければ、幾らでも居られるぐらいになった。いきなり会うよりも、本当に良かったと思う。
ホビーの車で家に向かう。そこで、町を案内してもらった。そして、いい気になっている俺に、アメリカの怖さも話してくれた。
「この町だけで今年ピストルで94人死んでいる。」
20万人ほどの町だが、交通事故ではなくてピストルで殺されている人数だ。ニューヨークでも、日本人の女性が強姦される話をたくさん聞き、やはり表と裏の顔をしっかり見極めなければならないと感じていた。ここは、無警戒で生活することは出来ない。でも、その分日本以上のエキサイティングな面白さに満ち溢れている。
家に着くと、弟のBillと犬のMagieが迎えてくれた。本当に良いアメリカの家族のイメージ。裏には山がありマギーは毎日走っている。ドアもマギー専用のドアがあり、出入り自由。飼っているというよりも、一緒に生活していた。ここには一週間お世話になる。
驚いたことには、俺専用の車が用意されていたことだ。ホビーはもちろん仕事がある。昼間の時間をこれで過ごせと言うことだ。国際免許証をとっていないことを告げると警察に捕まったら日本語しか話すな。
借りた車。よく止まる。
「まあ、いいか!」
土日以外は昼はドライブ、夕方から家族で食事したり、飲みに行ったり、ボーリングに行ったりした。また、彼の母親はナースで病院に住み込みで居るので会いに行った。彼女も本当に優しくて、「寒いから風邪引かないでね」と言って、俺のためにセータをくれた。家族は本当に優しかった。本当にゆっくり時間が流れる楽しい時間だった。
土曜には電車でホビーとワシントンに行った。ワシントンは本当に町が綺麗なところだ。ここでも、多くを案内をされて、本当に楽しいことばかりだ。
「としおは、旅行業者やったらいい。十分アメリカ中案内できる。」
そうか。俺は旅行業が良いのかな?でも、すでにコンピュータ会社に内定貰っていたのだった。
翌日ホビーの友達と一緒にピストルを撃たせてもらった。44マグナムやショットガン。なぜか、彼の友達は持っていた。山に行って撃たせて貰う。すごい音と、衝撃。的には撃った瞬間に当たっている。ピストル向けられたら、回転してよけて・・・・。
44マグナム
無理!
絶対無理!
後で聞くと、警察の人もいた。
森に向かって撃ってもいいのかよ??
本当にすごいものだ。後で売り場にも連れて行ってもらったけど、誰でも買えるし、日本のモデルガンと比べても変わらない値段。安いのなら100ドルもしないものからある。おそろしーな。
ピストル向けられたら、素直にお金だそ〜と!!
楽しい一週間も終わり、アメリカ旅行も終盤に向かう〜のだ〜!!
Hobie,Thank you for richmond days! you're my great friend! Next you'll come Japan!!