芹沢氏とパリの関係では絶対に外せないのが、このヴラン書店。芹沢氏はパリに来ると必ずここに立ち寄っていたようです。専門の経済書、小説、随筆、哲学書など、大学時代いったい幾冊の本をここで求めたのでしょうか。

ヴラン書店

ヴラン書店

パリの読者の方より提供していただきました。中に入ってみたくなります。

当時は相当の円高で、芹沢氏は読みたい本があると、躊躇なく大量に本を購入していたようです。

ヴラン書店



その為か、51年に渡欧した際、当時の主人がまだ生きていて、
「本を乗せて貴方をアンドレ・ベレソールのいた家まで送った」
と覚えていました。

オーギュスト・コントの像




オーギュスト・コントの像

ヴラン書店のある小さなソルボンヌ広場の真ん中に
位置しています。初めての渡仏の時からずっと
この像は芹沢氏を見守っていました。