2019/11/25
モーツァルトの4大オペラ


モーツアルトの4大オペラと言えば、「魔笛」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」
「コジ・ファン・トゥッテ」ですよね。この4作は必聴でしょうね。


それでは最初に「魔笛」のあらすじなどや名盤の一枚を紹介していきたいと思います。

項目 データ
初演 1791年9月30日 アン・デア・ウィーン劇場
原作 クリストフ・マルティン・ヴィーラントの童話劇集『ジンニスタン』の『ルル、または魔笛』など
台本 エマヌエル・シカネーダー
演奏時間 2時間40分

『魔笛(Die Zauberflote)』は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(Wolfgang Amadeus Mozart/1756年-1791年)が作曲した生涯最後のオペラです。

当時興行主のエマヌエル・シカネーダーは、仕事がなく困っていました。
そこで、自身が台本を書き、同じフリーメイソン会員で友人でもある、
モーツァルトに作曲を依頼して出来たオペラが『魔笛』です。
シカネーダーは俳優、歌手、演出家と何でもこなし、自身もパパゲーノを演じました。

初演はシカネーダーが設立したアン・デア・ウィーン劇場でおこなわれました。
すぐに『魔笛』は人気を博し、モーツァルトの生前までで100回以上の公演がうたれたと言われています。

一般市民を対象とした一座でしたので、物語はわかりやすい「お伽噺」になっており、
曲と曲の間はセリフが挟まれます。
しかし一方で、物語はフリーメイソンとの深い繋がりも感じさせます。

ここでは、モーツァルトのオペラ『魔笛』のあらすじを紹介したいと思います。

主な登場人物

人物名 備考
ザラストロ(バス) 神殿に仕える大祭司
タミーノ(テノール) 王子、パミーナに一目惚れする
夜の女王(ソプラノ)
パミーナ(ソプラノ) 夜の女王の娘
パパゲーノ(バリトン) 鳥刺し
パパゲーナ(ソプラノ) 最後にパパゲーノの妻となる

[その他の人物] モノスタトス/3人の侍女/弁者/3人の童子 など

あらすじザックリ。
王子タミーノは森の中に迷いこみます。
「パミーナの肖像画」を見たタミーノは、彼女に一目惚れをします。
タミーノは森で出会ったパパゲーノを従えて、捕らわれたパミーナを救出に向かいます。
試練を乗り越えたタミーノは、最後にパミーナと結ばれます。


カールベームです。



オットークレンペラーです。



サー・ゲオルグ・ショルティです。

この3巨匠、現在聴いてもとても素晴らしいです。


「フィガロの結婚」です。

項目 データ
初演 1786年5月1日 ブルク劇場(ウィーン)
原作 ボーマルシェの同名の戯曲
台本 ロレンツォ・ダ・ポンテ
演奏時間 2時間50分

フィガロの結婚(Le nozze di Figaro)は、
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(Wolfgang Amadeus Mozart/1756年-1791年)が、
30歳の頃に作曲したオペラで、彼のオペラの中でも屈指の人気を誇っています。

 台本を書いたロレンツォ・ダ・ポンテは、この他に
『ドン・ジョヴァンニ』『コジ・ファン・トゥッテ』の台本も書きました。

物語の内容は、ロッシーニのオペラ『セビリアの理髪師』の続きとなっています。
『セビリアの理髪師』は、アルマヴィーヴァ伯爵が結婚するまでの話です。
そして『フィガロの結婚』では、伯爵は既に結婚しており、
フィガロ(セビリアの理髪師)が結婚する物語を描いています。

ここでは、モーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』のあらすじを紹介したいと思います。

主な登場人物

登場人物 詳細
フィガロ(バリトン) 伯爵の家来。スザンナと結婚予定。
スザンナ(ソプラノ) 伯爵夫人のお手伝いさん。フィガロと結婚予定。
伯爵(バリトン) スザンナを気に入っており、「初夜権」の復活を企んでいる。
伯爵夫人(ソプラノ) 伯爵の自分への愛が冷めてきたことを嘆いている
ケルビーノ(メゾソプラノ) 伯爵のお世話係。すぐ女性に恋をしてしまう思春期の少年。

バジリオ、バルトロ、マルチェッリーナetc

あらすじザックリ。

『フィガロの結婚』は、たった一日の中で起こる物語です。
その中で、いくつかの要素が複雑に絡み合います。

1:フィガロとスザンナ

フィガロとスザンナは婚礼の準備をしています。
一方、スザンナは「伯爵のお気に入り」です。

伯爵はスザンナをものにしたいがために、「初夜権の復活」を企んでいます。
フィガロとスザンナはそれを阻止しようとします。

2:伯爵と伯爵夫人

伯爵夫人は「伯爵の愛が冷めてきた」ことを悲しんでいます。

伯爵夫人、フィガロ、スザンナは「伯爵に改心してもらうため」「伯爵をこらしめるため」に計画を練ります。

3:ハッピーエンド

最後にフィガロとスザンナは無事結ばれます。
そして伯爵は伯爵夫人に謝罪し、これまでの行いを悔います。
物語はハッピーエンドで終わります。


サー・ゲオルグ・ショルティです。


オペラのデッカ」として、かつてセッション・レコーディングに、
多くの資金を投じていた時代を代表する名盤のひとつ。
デッカは1978年に、カラヤン&ウィーン・フィルによる『フィガロの結婚』を、
セッション録音していましたが、ほどなくデジタル時代が到来すると、
新しい技術による『フィガロ』の全曲録音を、
当時パリ・オペラ座の『フィガロ』上演で成功を収めていた、
ショルティの指揮によって実施することとなります。
ショルティといえばマーラーやシュトラウスなど大管弦楽を、
勇壮に鳴らすイメージが強いですが、モーツァルトやハイドンでは、
ショルティの持ち味でもある、細部まで完璧に鳴らすという手法が、
小型のオーケストレーションの中でひときわ目立つことになり、
交響曲などでも、その透明度高く声部情報の多いテクスチュアとフットワークの切れの良さが、
作品から多彩な表情を引き出していたのが印象的でした。
この『フィガロ』でもその基本姿勢は同じで、
モーツァルトのオペラの中でもオケ・パートの特に雄弁なことで知られる、
この作品ならではの、オーケストラのドライヴ感の効いた響きの中で、
数多い登場人物の出入りを巧みに捌きながら、活気に満ちた演奏を聴かせているのが実に見事。
こうした特徴は、3年前の流麗なカラヤン盤とはまさに対照的なところで、
トータルの演奏時間はほぼ同じで、プロデューサーの一人、
クリストファー・レイバーンと、エンジニアの一人、ジョン・ダンカーリーも共通ながら
、たとえばどちらもシュターデが歌っているケルビーノのアリア
「恋とはどんなものかしら」のオケ・パートを比較してみると、「横のカラヤン」、
「縦のショルティ」ともいうべき違いっぷりがわかって非常に興味深いところでもあります。
キャスティングはとても豪華。伯爵夫人役のキリ・テ・カナワは、
1973年のプリッチャードのライヴ映像、1975年収録のベームの映像作品や、
1990年録音のレヴァイン盤でもこの役を歌っており、
それぞれ素晴らしく美しい歌唱を聴かせていましたが、
完璧な彼女の歌を聴けるという意味ではこのショルティ盤が、
一番かもしれません(ちなみに彼女は1970年録音のクレンペラー盤では、
二人の少女のうちの一人を歌っていました)。
スザンナ役は、リリカルな歌で魅了するルチア・ポップ。
ポップは1980年のショルティのライヴ映像、
1980年のベームのライヴ映像でもスザンナを歌っていました。
彼女は、1986年録音のマリナー盤では伯爵夫人を歌っていて、
そこでの気品ある抒情も最高でしたが、
このスザンナ役のいかにも利発そうでキュートな歌もたまりません。
ケルビーノ役はフレデリカ・フォン・シュターデ。1973年のプリッチャードのライヴ映像、
1978年録音のカラヤン盤、1980年のショルティのライヴ映像、
1985年のレヴァインのライヴ映像とどれも役柄にふさわしい、
複雑な表情を湛えた歌を聴かせていた彼女だけに、
ここでのディテール表現力はさすが。
フィガロ役はサミュエル・レイミー。パワフルな歌唱で、
役柄に必要な前向きな情熱を感じさせてくれる好唱です。
伯爵役はトーマス・アレン。1985年のレヴァインのライヴ映像でも、
伯爵役を歌っていたアレンですが、1986年録音のムーティ盤では、
フィガロ役を歌っていました。ここでは巧みな演技により、
欲望に翻弄される小心な伯爵の心理を的確に表現しています。
さらにこの全曲録音を魅力的なものとしているのが、
レチタティーヴォ・セッコでチェンバロ演奏をおこなっている、
当時28歳のジェフリー・テイトの存在です。
テイトはイギリス室内管弦楽団との交響曲全集や、
内田光子とのピアノ協奏曲全集でもおなじみの指揮者で、
この録音の2年前にはメト・デビューを飾ってもいましたが、
少し前にオペラでショルティの助手をしていたこともあってか、
ここではチェンバロ演奏に起用。歌手との絶妙なアンサンブルで、
きわめて豊かな抑揚を持つ目覚ましい、
レチタティーヴォ・セッコを聴かせてくれています。


カールベームです。



リッカルド・ムーティが、
綿密につくりあげる『フィガロの結婚』は素晴らしいです。





「ドン・ジョヴァンニ」です。

項目 データ
初演 1787年10月29日 プラハ
原作 ベルターティの『石の客』、モリエールの『ドン・ジュアン』など
台本 ロレンツォ・ダ・ポンテ
演奏時間 3時間

『ドン・ジョヴァンニ(Don Giovanni)』は、
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(Wolfgang Amadeus Mozart/1756年-1791年)によって作曲されたオペラです。

前年(1786年)にウィーンで初演された『フィガロの結婚』は、プラハで大ヒットしました。
その影響でプラハの劇場からの依頼で作曲されたオペラが『ドン・ジョヴァンニ』です。
初演はモーツァルト自身の指揮でおこなわれ、大成功をおさめたそうです。

オペラ・ブッファに分類されることも多いオペラですが、
最後にドン・ジョヴァンニが地獄に落ちるなど悲劇性のあるストーリーとなっています。

「ドン・ジョヴァンニ」とは「ドン・ファン」をイタリア語にしたものです。
ドン・ファンは17世紀のスペインの伝説の遊び人で、
オペラのストーリー自体も「ドン・ファンの伝説」に沿ったものとなっています。

ここではモーツァルトのオペラ『ドン・ジョヴァンニ』のあらすじを紹介したいと思います。

主な登場人物

ドン・ジョヴァンニ(バリトン
レポレッロ(バス):ジョヴァンニの従者

ドンナ・アンナ:(ソプラノ):オッターヴィオの婚約者
騎士長(バス):アンナの父
ドン・オッターヴィオ(テノール):アンナの婚約者

ドンナ・エルヴィーラ(ソプラノ):ジョヴァンニに捨てられた女性
ツェルリーナ(ソプラノ):マゼットの新婦
マゼット(バス)

あらすじザックリ。

ドン・ジョヴァンニは、男前で女遊びの激しい人物です。


【第1幕】
ある時、ドン・ジョヴァンニは夜這いをかけているときに、その女性(アンナ)の父親(騎士長)を殺してしまいます。
ドン・ジョヴァンニを恨むアンナやエルヴィーラ(かつてジョヴァンニに捨てられた女性)たちは、復讐を誓います。


【第2幕】
ドン・ジョヴァンニは墓地で喋る石像(殺した騎士長の幽霊)に出会い、石像を夕食に招待します。
石像たちが改心を求めますが、ドン・ジョヴァンニは心を改める様子が全くありません。
すると不思議な力で地面が避けて、ドン・ジョヴァンニは地獄に落ちていきます。
「これぞ悪人の結末!」と皆が歌い、オペラが終わります。


カラヤンです。

[カラヤン名盤UHQCD Vol.2] 2017年3月に発売し、
好評を博したカラヤンのUGQCDシリーズ第2弾。
膨大なレパートリーを誇ったカラヤンだが、
「ドン・ジョヴァンニ」はこれが意外にも初録音だった。
カラヤン最後のモーツァルトのオペラ録音にして、
ベルリン・フィルとの最後のオペラ録音は、
音楽之友社2017年版「名曲名盤500」でも「ドン・ジョヴァンニ」録音の第1位に選ばれている。
※歌詞対訳は付いておりません。DG120記念目玉企画。
カラヤン・キャンペーン2018。カラヤン生誕110周年&初録音80周年記念。
[演奏] ドン・ジョヴァンニ: サミュエル・レイミー (バリトン)、
騎士長: パータ・ブルチュラーツェ (バス)、ドンナ・アンナ: アンナ・トモワ・シントウ (ソプラノ)、
ドン・オッターヴィオ: エスタ・ウィンベルイ (テノール)、ドンナ・エルヴィラ:
アグネス・バルツァ (メッゾ・ソプラノ)、レポレッロ: フェルッチョ・フルラネット (バス)、
マゼット: アレクサンダー・マルタ (バス)、ツェルリーナ:
キャスリーン・バトル (ソプラノ)、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:
ヘルベルト・フォン・カラヤン 録音: 1985年1月 ベルリン


サー・ゲオルグ・ショルティです。

モーツァルト: 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」全曲
サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ロンドン・ヴォイセズ

ターフェル(ブリン) 
フレミング(ルネ)
リッペルト(ヘルベルト)
ルペリ(マリオ)
マーレイ(アン)
ペルトゥージ(ミケーレ)
グループ(モニカ)
スカルトリーティ(ロベルト)
エドワーズ(テリー) (指揮者)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
ショルティ20年ぶりの「ドン・ジョヴァンニ」。96年のロンドン公演のライヴだが,
決定盤とためらいなくいえるほど完成度は高い。
あえてビッグ・ネームに頼らず,歌い盛りの歌手を配したキャスティングと,
それをまとめ上げるショルティの手腕に脱帽。 


オットー・クレンペラーです。やはりこの人は外せません。

巨匠クレンペラーのモーツァルト:『ドン・ジョヴァンニ』(全曲)
2013年のクレンペラー没後40年を記念して、
クレンペラーがのこした偉大な録音の数々を、11のボックス・セットで発売予定。
それに先駆けて、この1966年録音のオペラを、スペシャル・エディションとして発売。
注目すべきは、CD4に今回初めて収録された録音セッション時のリハーサル音源をはじめ、
クレンペラー自身が歌手のミレッラフレーニやプロデューサーのピーター・アンドリューらとともに、
録音したばかりの演奏をプレイバックしながら交わした、
貴重な会話を含む音源が収録されていること。
クレンペラーがどのようにこの録音を作り上げていったのかを聞きとることが出来ます。


「コジ・ファン・トゥッテ」です。

項目 データ
初演 1790年1月26日 ブルク劇場(ウィーン)
台本 ロレンツォ・ダ・ポンテ
演奏時間 2時間40分

モーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ(Cosi fan tutte)』は、
1790年に作曲されたオペラです。

今では傑作として評価されているこのオペラですが、
20世紀に入るまでは人気がありませんでした。
その大きな理由な一つは、台本が"不道徳"ということでした。
ワーグナーはこの作品を酷評し、オペラの殿堂・ミラノのスカラ座では、
100年以上(1826年〜1951年)上演されませんでした。

モーツァルトの『フィガロの結婚』では、
バジリオが「Cosi fan tutte」と歌うシーンがあります。(第1幕第7番)
『コジ・ファン・トゥッテ』は、その『フィガロの結婚』の4年後の作品です。
※『フィガロの結婚』も台本はロレンツォ・ダ・ポンテが書いています。

台本で酷評されたこのオペラですが、不思議なことに現在では
"他の作品とは一線を画すユニークな台本"として評価されています。

ここではモーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』のあらすじを紹介したいと思います。

登場人物

【姉妹】
フィオルディリージ(ソプラノ)
ドラベッラ(メゾソプラノ)
【友人】
フェルランド(テノール):ドラベッラの恋人
グリエルモ(バス):フィオルディリージの恋人
【その他】
ドン・アルフォンソ(バス):年配の哲学者
デスピーナ(ソプラノ):姉妹の女中


あらすじザックリ。

男二人は「僕たちの恋人は浮気なんてしない!」と言い、
アルフォンソはそれを否定しています。
そこで、3人は恋人が浮気をするかどうか"賭け"をします。

男二人は変装し、お互いの恋人を口説きます。
すると、女性たちは恋に落ち、結婚の約束までしてしまいます。

最後に男二人は変装を解き、種明かしをします。
2組のカップルは再び愛を確認し合い、ハッピーエンドでオペラは終わります。



カール・ベームです。

EMI THE HOME OF OPERA
ベーム/モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテ(3CD)

EMI、ヴァージン・クラシックスの新オペラ・シリーズ。
10月19日に20タイトルを第1回として、
EMIクラシックスとヴァージン・クラシックスの珠玉の作品をミッド・プライスで発売して参ります。
 本シリーズには過去60年間に収録された450以上もの全曲録音から
集成されたオペラの最高の名演をシリーズ化。今回の発売は発表以来常に
ベストと評価されてきた、カラス&サーバタの『トスカ』、
クレンペラー&ルートヴィヒ&ヴィッカーズの『フィデリオ』、
カラヤン&シュヴァルツコップの『ばらの騎士』、ジュリー二の『ドン・ジョヴァンニ』と
『ドン・カルロ』などの20点、初めてミッド・プライス化の、
パッパーノ&ドミンゴ&シュテンメの『トリスタン』、デセイ&アラーニャの『ルチア』、
アイム&グレアム&ボストリッジの『ディドとエネアス』も含まれています。(EMI)
 16ページ・ブックレット(トラックリストと英、仏、独語によるあらすじ掲載)
 CD−ROM1枚付(フル・プライス盤のオリジナル・ブックレット、
歌唱オリジナル語、英、独、仏語のリブレットを収録)

【収録情報】
・モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』全曲
 フィオルディリージ:エリーザベト・シュヴァルツコップ
 ドラベッラ:クリスタ・ルートヴィヒ
 グリエルモ:ジュゼッペ・タッディ
 フェランド:アルフレード・クラウス
 デスピーナ:ハニー・シュテフェク
 ドン・アルフォンゾ:ヴァルター・ベリー
 ハインリヒ・シュミット(チェンバロ)
 フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
 カール・ベーム(指揮)

 録音:1962年9月
 録音場所:ロンドン、キングズウェイ・ホール
 録音方式:ステレオ(セッション)
 2000年デジタル・リマスタリング


ヘルベルト・フォン・カラヤンです。古い録音ですが、時代を超越しています。

EMI THE HOME OF OPERA
カラヤン/モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテ(3CD)
マルチパック、16ページ・ブックレット
あらすじと歌詞テキストのデータ(欧文のみ)を収録したCD−ROM付き

1954-55年にレコーディングされたカラヤン唯一の『コジ』。
「アンサンブル・オペラの最高峰」と評されるこの作品にふさわしい
豪華なキャストと、壮年期のカラヤンによる軽快な音楽運びが
とにかく魅力的、黄金期フィルハーモニア管の機敏な反応ぶりも手伝って、
ライヴ録音を思わせるはつらつとした生気がたまりません。
それにしても、キャストはもう選り抜きといってよく、
この役では右に出る者なしといわれたシュヴァルツコップのフィオルディリージ役、
そのシュヴァルツコップをうならせたブルスカンティーニの洒脱なドン・アルフォンゾ役を両軸に、
美声の芸達者たちが繰り広げる演唱の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいところで、
カラヤンがこのオペラを再録音しなかったのも、
これほどのメンバーを集めることがもはや不可能だったからではないかと思われるほどです。

【収録情報】
・モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』全曲

エリーザベト・シュヴァルツコップ(フィオルディリージ)
ナン・メリマン(ドラベッラ)
レオポルド・シモノー(フェルランド)
ローランド・パネライ(グリエルモ)
セスト・ブルスカンティーニ(ドン・アルフォンゾ)
リーザ・オットー(デスピーナ)

フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)


サー・ゲオルグ・ショルティです。

モーツァルト:『コジ・ファン・トゥッテ』(3CD)
フレミング、オッター、ショルティ&ヨーロッパ室内管弦楽団

メリハリのきいた歯切れの良いリズムに乗って、
生き生きと繰り広げられる人情の機微。ショルティのモーツァルト演奏の中でも、
屈指の出来と言ってよい名盤です。歌手のバランスもよく、
『コジ』の魅力を天真爛漫に楽しませてくれます。(ユニバーサルIMS)

【収録情報】
・モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』全曲

 ルネ・フレミング(ソプラノ:フィオルディリージ)
 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(ソプラノ:ドラベッラ)
 フランク・ロバート(テノール:フェルランド)
 オラフ・ベーア(バリトン:グリエルモ)
 アデリーナ・スカラベッリ(ソプラノ:デスピーナ)
 ミケーレ・ペルトゥージ(バリトン:ドン・アルフォンソ)
 ロンドン・ヴォイセズ
 ヨーロッパ室内管弦楽団
 サー・ゲオルク・ショルティ(指揮)

 録音時期:1994年5月
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティバル・ホール
 録音方式:デジタル(ライヴ)


巨匠とはいえ古い人ばかりなので、今売り出しの若いマエストロを一人紹介しておきます。
その名は、テオドール・クルレンツィス(teodor currentzis)。
生年月日: 1972年2月24日 (年齢 47歳)
生まれ: ギリシャ アテネ
何作品か紹介しておきます。皆とても素晴らしいです。何れはきっと大物になると思います。



皆素晴らしいです。是非聴いてみて下さい。
ウエスタンスピリッツのケーブル群はまだまだ成長しています。


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