---京阪2600系車両の製作---
Japan Ueo Railroad Works
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2019年〜令和元年の年末に・・・
ひさしぶりに思い立って 紙 で車両を製作することに決めました
京阪電車2600系 旧塗装の編成を予定しています・・・
これまでの想いや計画など・・・
編成は5両で3M2T・・・
←京都 Mc + T + M + M + Tc 大阪→
Mc 運転台がある動力車・・・・・・・2600型
T 付随車(トレーラー)・・・・・・2900型
M 動力車・・・・・・・・・・・・・2700型
Tc 運転台がある付随車(トレーラー)2800型
パンタグラフが、なんと T 車にも装備された編成で、2010年頃がモデルです
実車は改造を重ねている車両なので、特定番号ではありませんが当時の5両編成が参考です
経費を最小限に抑えるため、JURでストックしている材料をフルに活用します
架線集電なので、パンタグラフだけは金属製の既製品を調達する予定です・・・
すべて紙というわけではなく、細かい部品の製作や床板、補強板などには
紙のほかに市販のヒノキ板なども使用します
有り難いことに友田車両 に計画を伝えたところ
資料をいっぱい提供してくれました・・・感謝です・・・
2019/12
まずはスケールに合わせて80分の1の製図から・・・
実車の京阪2600系は、新造にあたり2000系の車体を流用しています・・・
そこで、幸い手元にあった京阪2000系の図面を利用、パソコンのお絵描きソフトで
模型用サイズ 80分の1 に加工して2600系車両の展開図面を作成します・・・

以前は上質のケント紙(0.5mm厚)に80分の1に縮尺した車両の展開図面を
直接手書きで作図していたのですが、
2016年からはスケール加工した図面から
車両の側面部分だけを、A4サイズのタックシールへ印刷します・・・
印刷したタックシール(先頭車、中間車の5両分)を
それぞれ厚紙(0.5mm厚)に張り合わせます・・・
この後、窓やドア部分を切り抜いていきます・・・

ドア部だけのタックシールは0.2mm厚の紙へ貼り付けます・・・
切り抜きを終えたドア部へ取付、車体と段差になるように加工です・・・
屋根の曲線を押さえながら「コ」の字に曲げていきます・・・
先頭の前面や妻板なども印刷して厚紙に貼り付け切り抜いておきます・・・
2020/01

妻板と合わせて接着し車体部分を組立です・・・
ヒノキの3mm角材を補強のために車体内側に貼り付けます・・・

先頭車の加工はこれから・・・
まるいコーナーはヒノキの角材を接着し削り出します

ヘッドランプやテールライトを後で組み込むために準備工事を終えた前面です・・・

床板はヒノキの板を加工して補強の角材に取付ました

角材から削り出したパンタグラフ取付台座と屋上のダクトです・・・
クーラーをどんな材料でどの様に製作しようかなぁ・・・と思案中です・・・
まずは、ここで下地の塗装を先行しようと思っています・・・

列車無線のアンテナを忘れてました・・・もちろん紙で製作です・・・

京阪2600系のクーラーはRPU2205A・・・ヒノキの角材で挑戦です
2020/02

RPU2205Aの試作品・・・
実車のファンカバーのような菱型の網は作れません・・・むぅ〜り・・・
台所から茶こしを拝借・・・この網を切り取って代用でぇ〜す((笑))

塗装開始です・・・若草色ですこし京阪電車らしく・・・

濃緑を塗ってクーラーを仮装備すると旧塗色の京阪電車誕生です・・・
2020/03

JUR車両工場で窓ガラスと窓枠の取付準備中・・・

屋上機器を取付ます・・・
ヒューズは角材にエナメル線・・・車両ごとに種類と配置が違う・・・
踏板をのせる前にエナメル線で配管も取付ていきます・・・
架線集電のためパンタグラフから実車同様に給電準備工事も・・・

パンタグラフやクーラー 踏板などを載せて 屋上が完成・・・
2020/04

JUR車両工場で窓枠の取付中・・・
実物の模型より拡大した画像は手塗した粗が目立って・・・(泣)
窓は上側に透明のプラ板を重ねて2段窓を構成、中間のサッシはホッチキスの針・・・
手間がかかって作業がなかなか進みません・・・

手持ちに、車両番号の適当な レタリングシート が無く・・・(´Д⊂グスン
車両番号を超極細面相筆を使って手書きしています・・・
2020/05

車体部分の製作に相変わらず手間取っています・・・
ワイパーや手摺など細かいパーツを取付ています・・・

列車種別と行先表示器を取付ました・・・普通 枚方市 行です・・・
実車を撮影した画像から表示部分を切り抜き、パソコンで縮小加工・・・
でも、黒幕に白字は縮小すればするほど印刷時に文字がつぶれるのです・・・

切り出した貫通幌枠です・・・
やはり幌枠を印刷したタックシールを0.2mm厚の紙に貼り付けてます・・・

貫通幌取付座と幌ダンパー取付座です・・・手前は塗装前の貫通幌・・・蛇腹は糸?(笑)
さて、これからの難題は幌ダンパー20本の製作です・・・でも
友田車両が、またまたアイデアを提供してくれました・・・
(感謝デス)

やっと貫通幌や幌ダンパーなどを取付ました・・・
これで、まずは車体部分の製作は完了として、これから台車、床下機器の製作へ移ります・・・
2020/06
数種類もある台車をどのように製作すればいいか、材料の選定や工作方法を試行錯誤していた時に
JURの経理担当から・・・もし、メーカーにまだ在庫があるなら購入してもいいよ・・・!!
と、めちゃくちゃ嬉しい話が・・・そのうえ、大阪梅田のKTM店へも付き合ってくれました・・・
辛うじて残っていた京阪2600系用の台車を確認、5両分まとめて購入することが出来ました・・・
コストは相当高くつきましたが、一気に作業が進展です・・・
床下機器などを取付する前に・・・走行試験 !!

電気系統と走行系を取付、車高やパンタグラフの高さ調整などの各種試験の実施です・・・
スカート(排障器)など床下機器は未装備なので、かっての2000系みたいです((笑))

2600系の実車どおり3M2T・・・すべてのM車に動力を載せています
なので動力取付車両は自走できればOKで、けん引力は、ほぼほぼ不要の軽い車体です・・・

床下機器などの取付前に走行系の調整を行おうと、走行試験は深夜まで続きました・・・

何度も繰り返した走行試験が無事に終わりました・・・
再びJUR車両工場でスカート(排障器)など床下機器の取付開始です・・・

JUR車両工場で製作中の床下機器・・・材料は、やっぱり紙と木・・・

取付と塗装の終わった床下機器・・・抵抗器の網目は、また茶こし利用です・・・

完成した前面・・・ ジャンパー線などを取付て再チェック中です・・・

列車種別を普通にしたのは、白色標識灯の点灯が不要になるから・・・

京阪電車の先頭車は、前照灯と同時に、特急は白色標識灯を両側(2灯)
急行や準急、区間急行などは片側(1灯)を白色点灯させています・・・
車両が後部になると、この標識灯は、赤色の尾灯になります・・・
普通列車だけが、標識灯の白色を点灯させることなく赤色の尾灯だけ使用します
模型として、この標識灯と尾灯を切り替える加工・・・実は 相当面倒 なので・・・((笑))

大阪方の2800型はジャンパー線がいっぱい・・・

画像をクリックすると 走行動画 が YouTube で見れます・・・
京都方の2600型はジャンパー線受けのみでスッキリ・・・
床下機器をすべて取付・・・
2020年〜令和2年6月21日
JUR車両工場から 2600系5両編成が完成出場 です・・・
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