Japan Ueo Railroad
ここは夢鉄道JURの
旅のえっせいってページです。
すてきな思い出に旅を楽しく・・・・・
列車は西へ・・・・・この夏の旅は、
過去を訪ねて
青春18切符の旅です。
前回の大阪から岩国へ!と
旧国を訪ねて!
に続いて、
今回は夜の門司港へ!そしていっきに京都へ・・・
新幹線を利用すると大阪から2時間少しで関門海峡を通過・・・
鈍行の旅は、関門海峡を越えるまで10時間・・・・・
JR九州のコーポレートカラーは
レッド
真っ赤な電車に出会いました。
九州電化は全線交流です。
交流、直流両用が必要な関門トンネルを通過する車両以外は、
すべて交流専用です。
JRに分社してから九州色の強い独自のコンセプトで製作 された
ユニークな車両がいっぱいなので、
鉄道マニアには、楽しみもいっぱい!!
門司駅で最初に出会った赤いトレイン・・・

赤い電車の車内は、赤を基調にアニマル?模様のシートカバー!
夜のベールに包まれたホームに、ステンレス車体に真っ赤なドアの
電車が入線してくると、 色彩の与える心理的な興奮と鈍行の長旅?
で上気した私には、周りがパァっと明るくなった気がしました。

811系は、ボディに九州カラーの赤と近郊型標準カラーを
バイアスカットの帯で飾っています。全面がホワイトなので
ちょっぴり落ち着いた?感じの交流専用電車です。
九州の鉄道の起点・・・夜の門司港駅へ
門司で日豊本線の門司港行き列車に乗り換えた私達は・・・
とっぷりと夜のベールにつつまれた門司港に到着です。

門司港は九州鉄道の起点。ゼロポイントです。
ここから、日豊本線はもちろん鹿児島本線の列車も出発します。
そして到着する終着駅
でもあるのです。

ライトアップされた跳ね橋「ブルーウィングもじ」を越えて
門司港レトロ展望室へ・・・

鮮やかにライトアップされた関門橋・・・

門司港ホテルを真下に見下ろし、その向こうには門司港駅・・・
グレーに浮かび上がる旧門司三井倶楽部の建物など・・・
幻想的なシーンが目前に浮かびあがりました。
そして再び門司へ・・・

私たちを待っていたのは、
快速ムーンライト九州
14系客車!
博多発京都行きです。
夏場だけの長距離快速列車は、青春18切符を持った人でいっぱい。
いろんな規則のなかで、座席指定は必要なものの、18切符だけで
そのまま乗れる季節長距離快速列車は、いつでも満員です。

かっての特急用14系客車も、今は季節列車と団体専用車両!
この14系車両は、冬季にスキー場へ運行される臨時列車、
シュプール号などに使われています。
新製された当時は国鉄の誇る夜行寝台特急列車の
ブルートレイン仕様で、車体カラーも青色に白いラインでした。
しかし、座席車両ということから昼間の客車特急に使用され、
その後、電車特急に置き換えられた後は、
目立った活躍もできず、団体や臨時の列車専用へ格下げされて、
車体のカラーも塗り替えられて現在に至ってます。

今でも特急列車として運用されている当社の14系
ほんの4時間程前に九州へ渡る電車に乗り換えた
下関駅に戻ってきた私達。
今度は直通の客車列車!列車に乗車したままで、
けん引の機関車だけの交換です。

福岡から京都行き
快速ムーンライト九州
をけん引してきた
交直両用の機関車は、ここで任務終了です。
列車から切り離されて機回し線を引き上げていきます。

ポッーと汽笛とともに暗闇から姿を現したEF651125・・・
ここからは、やはりブルートレイン専用の直流機が登場です。!
かっては特急列車専用の機関車EF65型へ、バトンタッチ!!
EF65は1000番代の番号を持つ一番パワフルなマシン!!

当社の14系客車もEF651118がけん引しています。

機関車交換作業は興味深い瞬間です。
14系客車が登場した時は、リクライニングシートの
豪華な車両と報道されました。
確かにシートは今もそんなに悪くはありません。
ただ長距離列車に使用するにはあまりにも・・・
狭いシートピッチ
前後の座席間隔が狭すぎるのです。
シートの背もたれを倒しても足がのばせないのです。
京都までの約7時間は、
ゆったりした空間に慣れた私達には苦痛の連続でした。
昼間はさらに狭いシートピッチの車両にも乗っていたのですが、
起きていて、動けるので他の乗客と向かい合わせにでも
座らない限り苦になりませんでした。
この14系のシートで仮眠をとろうとすると・・・
まさにエコノミー症候群になりそうな世界でした。
長距離夜行列車でも、昨年乗ったJR北海道の快速
ミッドナイトは、同じ時期に製造された車両にもかかわらず、
しっかりとシートピッチが広く改良されていたのだが・・・
JR西日本は今も昔のまま使用している?
旅をするといつも思うのに、JR各社のなかで、
車両のメンテナンス、特に車内の美しさはJR西日本が最低!
もっともっと、がんばれJR西日本!!・・・・・・

朝靄を抜けて京都駅に7時03分定刻到着です。
582.3Kmの単機けん引のロングラン・・・
まさにお疲れ様!!
新幹線の開通で、長距離夜行列車がどんどん廃止へ・・・
そして、かって存在した急行や長距離の鈍行も今は、夢!!
まもなく東北新幹線が八戸延伸開業します。
それにともない北海道連絡の夜行列車を含め在来線が大きく
変更されるとか・・・東北本線がなくなるのだ。
今回の旅でもっとも乗り心地が良かったのは新幹線!
だからこそ、私の気持ちは複雑・・・・・・
旧国を訪ねて!
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