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LM1875を使った4チャネルパワーアンプの紹介
小高@練馬
過去、サラウンドのデモのパワーアンプは、持ち運びの都合もあり、TDA7379 や
TDA7850
を使ったものでしたが、音質は褒められたものではありませんでした。
そこで、多少なり音質改善を目指し、試しに LM1875 使用のパワーアンプを製作、
どうにか音が出始めましたので、早速、今回のオフ会にて皆さんに聞いて頂きました。
4チャネルパワーアンプ V1.0 の回路図
http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/data/lm1875-4ch.pdf
4チャネルパワーアンプ V1.0 の部品表
http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/data/lm1875-4ch-lst.xls
4チャネルパワーアンプ V1.0 の実装図
http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/data/LM1875-MAP.pdf
4チャネルパワーアンプ V1.2 の実装図
http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/data/LM1875-MAP-1.2.pdf
4チャネルパワーアンプ V1.0 のマニュアル
http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/data/lm1875-4ch.txt
4チャネルパワーアンプ基板 V1.2 / 電源基板 V2.3
http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/data/LM1875-PCB.jpg
追伸
放熱板形状、筐体外放熱(取り付け)手段の考慮不足や動作チェック不足も災いし、
デモ最中、サーマルシャットダウン(ミュート)を連発し、深くお詫び致します。
然し、このIC、アイドリングの電流が大きく、この後、放熱板のサイズアップも図るも、
良好な熱結合/放熱が難しく、放熱対策に於いては試行錯誤(難儀)中ですが、どうやら、
高熱となっても、アイドリング電流を減らさない様な回路になっていると思われます。
(±30Vではなく±20V程度での使用が現実的かも知れません )
然し、最近のパワーアンプで、パワー段の温度検出をしていない物(例え、あっても、
前段の温度しか検出していないもの)が、結構多く(コストダウン?)大変気になります。
所で、4チャネル用として、LM12 を採用した、(ほぼ同出力の) “非”小型機も含め
音質比較した結果、何故かオーディオ用ではない LM12機 が繊細/クリアさで突出、
次に、オーディオ用を謳う LM1875機、そしてそれ以外、といった順位でした。
( LM12 だけが 純コンプリ であるのが違いですが、その理由は分りません )
結論としては、矢張り、対策が可能なディスクリートで組んだ方が無難という事で、
その方向で今後検討してみます。
今回発表の LM1875 を使った小型4チャネル機
http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/data/P1000760x.jpg
放熱板交換後
http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/data/P1000763x.jpg
以下、 過去、パワーアンプ用IC を使って製作したものです。
2010年頃製作、LM12 を使った “非”小型6チャネル機
http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/6ch-main.jpg
( 回路: http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/6ch-main.pdf
)
2015年頃製作、TDA7379 を使った小型6チャネル機
http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/pure/ic2-i.jpg
( 回路: http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/pure/ic2.pdf
)
2016年頃製作、TDA7850 を使った小型6チャネル機
http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/pure/P10003502x.jpg
( 回路: http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/pure/main-IC5.pdf
)
2016年頃製作、LM12 を使った小型2チャネル機
http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/pure/P1000320x.jpg
( 回路: http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/pure/ic3.pdf
)