前回: http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/sando13.html
次回: http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/sando15.html
ICアンプとディスクリートアンプの比較 小高@練馬
以前製作した、LM12使用のパワーアンプが、水準以上の音質で高評価を得た事に気を良くし、そのICの内部等価回路を参考にディスクリート化、そして、P板を起こし、どうにか、音が出ましたので、今回の発表に至りました。
今回の三土会の試聴では、オリジナルのLM12使用パワーアンプと今回のディスクリートパワーアンプをブラインドで音質比較を行いました。
その結果、音質の優劣は拮抗、強いて言えばディスクリート版の方が若干明るめ、との評価となりました。
又、評価に中で、LM12パワーオペアンプ版はボーカル系が若干好評、ディスクリート版は弦系が若干好評、と言った評価の逆転現象も見られ、大変興味深い結果も得られました。
補足
DCサーボも搭載しましたが、ディスクリート部のゲインを最小限とした事も功奏し、無くてもDCドリフトは少なく、その機能は無効としています。
今回のディスクリートアンプの 回路図 、及び、その P板 です。
尚、P板の埋め草でレベルメータ回路も入れましたが、入力段の
20kHz カットのフィルタはSACD(DSD)再生時の高域ノイズで(無音でも)メータが盛大に振れる事を防ぐ為のものです。
又、LM12使用アンプの資料は http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/sando9.html
です。