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ICアンプとディスクリートアンプの比較  小高@練馬

 

以前製作した、LM12使用のパワーアンプが、水準以上の音質で高評価を得た事に気を良くし、そのICの内部等価回路を参考にディスクリート化、そして、P板を起こし、どうにか、音が出ましたので、今回の発表に至りました。

 

 今回の三土会の試聴では、オリジナルのLM12使用パワーアンプと今回のディスクリートパワーアンプをブラインドで音質比較を行いました。 その結果、音質の優劣は拮抗、強いて言えばディスクリート版の方が若干明るめ、との評価となりました。

又、評価に中で、LM12パワーオペアンプ版はボーカル系が若干好評、ディスクリート版は弦系が若干好評、と言った評価の逆転現象も見られ、大変興味深い結果も得られました。

 

補足

 DCサーボも搭載しましたが、ディスクリート部のゲインを最小限とした事も功奏し、無くてもDCドリフトは少なく、その機能は無効としています。

 

今回のディスクリートアンプの 回路図 、及び、その P板 です。

 

尚、P板の埋め草でレベルメータ回路も入れましたが、入力段の 20kHz カットのフィルタはSACD(DSD)再生時の高域ノイズで(無音でも)メータが盛大に振れる事を防ぐ為のものです。

 

又、LM12使用アンプの資料は http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/sando9.html です。